本記事には、広告が含まれています。

はじめてのSQL!手軽なローカル環境と実践でスキルアップ【2025年版】

はじめてのSQL!手軽なローカル環境と実践でスキルアップ【2025年版】 エンジニア転職
エンジニア転職
この記事は約15分で読めます。

 

 

データベースとSQLをゼロから学びたい人「

  • SQLって難しいと感じるけど、どこから始めればいいの?
  • ローカル環境の設定が不安だけど、簡単にできる方法はないかな?
  • 転職や業務で使えるSQLスキルを身につけたい!
  • データベースの基本的な構造や操作がわからない。

 

こういった疑問に、エンジニア歴15年以上の筆者が答えます。

 

SQLはデータベース操作に欠かせない必須スキルですが、初心者にとっては学ぶハードルが高いと感じることも。本記事では、XAMPPを使った簡単な環境設定から、基本操作の具体例を通じて効率的に学べる方法を紹介します。現実的なエピソードや転職活動での応用例も交えながら、楽しみながらSQLを学ぶ第一歩を踏み出しましょう!

 

先ほど、こんなツイートをしました。

 

SQLを学習しようとすると、Webサーバーをたてなければならないが、Windows/Linux/MacにXAMPPというソフトウェアをインストールすると、Apache/MySQL/PHPが簡単に使えるので、おすすめ。SQLの学習はこれで十分。ODBC環境設定でつまずくよりは、ずっとマシ。

 

この記事を読めばわかること

  1. データベースとSQLの基本的な仕組みや操作方法。
  2. XAMPPを使ったローカル環境の構築手順。
  3. SQLで効率よくデータを検索・操作するためのコツ。
  4. 転職活動や業務でSQLスキルを活用する方法。
  5. 初心者がつまずきやすいポイントやその解決策。

 

この記事の根拠

 

記事構成は、以下目次のとおりです。

では、一つずつ解説します。

 

 

  1. 1. データベースとSQLとは何か?基本の仕組みを理解しよう
  2. 2. XAMPPによるローカル環境設定
    1. XAMPPのメリットとインストール手順
      1. インストール手順
      2. 注意点
      3. phpMyAdminでの確認
  3. 3. データベースの種類と特徴:初心者が押さえるべきポイント
    1. 主なデータベースの種類
    2. 初心者におすすめ:リレーショナルデータベース
  4. 4. SQLの基礎構文:SELECT, INSERT, UPDATE, DELETEを理解する
    1. SELECT:データを検索する
    2. INSERT:データを追加する
    3. UPDATE:データを更新する
    4. DELETE:データを削除する
    5. 実践に役立つSQL構文のコツ
  5. 5. 人事異動をSQLで処理する:実践例
    1. 社員テーブルの例
    2. SQLコマンドで部署変更
    3. クエリ速度を上げるコツ
  6. 6. 効率的なデータ操作:索引とクエリ最適化を知る
    1. 索引(インデックス)で検索スピードを劇的に向上!
      1. 例: 社員IDにインデックスを設定する
    2. 検索の絞り込みテクニック:WHERE句とLIKEの活用
      1. 部分一致検索(LIKE)
      2. 範囲検索(BETWEEN)
    3. 集計と分析:GROUP BYでデータをまとめる
      1. 例: 部署ごとの社員数をカウントする
    4. 検索を早くする2つのコツ
  7. 7. 実践:SQLでデータベースを操作してみよう(例題付き)
    1. SQLを使った実践:人事異動をさらに掘り下げる
      1. テーブル構造例
    2. 部署異動をSQLで実践
    3. 給与情報の更新:昇給の例
    4. データ削除の例
    5. データ削除は慎重に!「論理削除」を検討しよう
    6. 複数の検索例で応用を広げる
  8. 8. よくある質問と注意点:初心者がつまずきやすいポイントを解説
    1. 1. SQLってどこで使うの?
    2. 2. よくある初心者のエラー
    3. 3. 削除の際の注意点
    4. 4. SQLの学習を続けるコツ
  9. 9. データベーススキルの活用:転職に役立つ具体的な方法
    1. クエリとは何か?基本を再確認
    2. クエリの実践例:転職活動に役立てる方法
      1. 例1: 応募履歴を整理する
      2. 例2: 面接日程を確認する
      3. 例3: 転職成功率を分析する
    3. クエリを効率的に使うためのポイント

1. データベースとSQLとは何か?基本の仕組みを理解しよう

データベースとSQLとは何か?基本の仕組みを理解しよう

 

データベースとは、情報を効率的に保存・管理・検索するための仕組みです。大量のデータを扱う現代社会では欠かせないツールとなっており、銀行やショッピングサイト、SNSなどで広く利用されています。

SQL(Structured Query Language)は、データベースを操作するための言語です。データの登録、更新、削除、検索を簡潔に行うことができます。たとえば、必要な商品情報を検索したり、注文履歴を更新したりする際に、SQLが使われています。

 

2. XAMPPによるローカル環境設定

XAMPPによるローカル環境設定

 

XAMPPのメリットとインストール手順

XAMPPは、Webサーバー(Apache)、データベース(MySQL/MariaDB)、PHPなどを一括でセットアップできるソフトウェアです。初心者でも簡単にローカル環境を構築できるため、SQLの学習やWebアプリ開発に最適です。

インストール手順

  1. Apache Friends公式サイトからダウンロード。
  2. インストーラーを実行し、ApacheとMySQLを選択。
  3. デフォルト設定を利用してインストール。
  4. XAMPPコントロールパネルでApacheとMySQLを起動。

注意点

  • 必ず「管理者として実行」を選択することで、ポートや権限の問題を回避できます。
  • タイムゾーン設定の確認:php.inidate.timezoneを「Asia/Tokyo」に設定。

phpMyAdminでの確認

ブラウザから「http://localhost/phpmyadmin」を開き、データベースの作成や確認ができます。

 

3. データベースの種類と特徴:初心者が押さえるべきポイント

データベースの種類と特徴:初心者が押さえるべきポイント

 

主なデータベースの種類

データベースにはいくつかの種類がありますが、ここでは代表的なものを取り上げます。

  1. リレーショナルデータベース(RDBMS)
  • データをテーブル形式で保存し、SQLを使って操作。
  • MySQLやMariaDBがその例。
  1. NoSQLデータベース
  • 非構造化データを扱うのに適した形式(例:JSON形式)。
  • MongoDBやCassandraが代表的。
  1. クラウドデータベース
  • クラウド上で運用されるデータベース。
  • Google Cloud SQLやAmazon RDSなどが例。

初心者におすすめ:リレーショナルデータベース

初心者には、構造がわかりやすいリレーショナルデータベースが最適です。SQLを使って簡単に操作できることが特徴で、学習にも最適です。

 

4. SQLの基礎構文:SELECT, INSERT, UPDATE, DELETEを理解する

SQLの基礎構文:SELECT, INSERT, UPDATE, DELETEを理解する

 

SQLの操作は、データベースを活用する上で基本的かつ重要なスキルです。この章では、以下のコマンドについて具体的な例を使いながら解説します:

SELECT:データを検索する

SELECT 列名 FROM テーブル名;

このコマンドは、必要なデータをテーブルから取得するための基本操作です。

例: 社員テーブル「employees」から「名前」と「年齢」を取得する場合:

SELECT name, age FROM employees;

 

INSERT:データを追加する

INSERT INTO テーブル名 (列名1, 列名2) VALUES (値1, 値2);

このコマンドで新しいデータをテーブルに登録できます。

例: 新しい社員を登録する場合:

INSERT INTO employees (name, age, department) VALUES ('山田 一郎', 28, '営業');

 

UPDATE:データを更新する

UPDATE テーブル名 SET 列名 = 新しい値 WHERE 条件;

既存のデータを変更したい場合に使うコマンドです。

例: 「山田 一郎」の年齢を変更する場合:

UPDATE employees SET age = 29 WHERE name = '山田 一郎';

 

DELETE:データを削除する

DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件;

不要なデータを削除する際に使用します。

例: 「営業」部署の社員を削除する場合:

DELETE FROM employees WHERE department = '営業';

 

実践に役立つSQL構文のコツ

  • WHERE句の活用: 条件を設定することで、特定のデータを簡単に操作可能。
  • 安全な操作: DELETEやUPDATEを使う際は、必ず条件を指定して過剰にデータを変更しないよう注意。
  • エラー確認: コマンドを実行後にエラーが出た場合は、構文を一つずつ確認する。

 

5. 人事異動をSQLで処理する:実践例

人事異動をSQLで処理する:実践例

 

企業内での人事異動をイメージしてみてください。ある社員が「営業部」から「マーケティング部」に異動したとします。これをエクセルで管理すると、一つ一つ手動で修正する必要がありますが、SQLなら以下の操作で一瞬です。

社員テーブルの例

| 社員ID | 名前 | 部署 |
|——–|———–|————|
| 101 | 田中 太郎 | 営業 |
| 102 | 鈴木 花子 | エンジニア |

SQLコマンドで部署変更

田中 太郎さん(社員ID101)が「マーケティング部」に異動する場合:

UPDATE employees
SET department = 'マーケティング'
WHERE employee_id = 101;

このように、SQLなら手間をかけずに一括で部署情報を更新できます。複数の社員を同時に異動させたい場合も、条件(WHERE句)を追加するだけで可能です。

 

クエリ速度を上げるコツ

SQLではインデックスを活用することで検索速度を向上できます。たとえば社員IDにインデックスを設定することで、部署情報を更新するクエリがさらに高速になります。

インデックスを設定する例:

CREATE INDEX idx_employee_id ON employees(employee_id);

これにより、データベースは社員IDをすばやく検索できるようになります。

 

6. 効率的なデータ操作:索引とクエリ最適化を知る

効率的なデータ操作:索引とクエリ最適化を知る

 

SQLでの検索を早く・効率的に行うには、いくつかのテクニックがあります。この章では、初心者にもすぐ実践できる方法を紹介しつつ、非エンジニアの方でも理解しやすいよう工夫しました。

 

索引(インデックス)で検索スピードを劇的に向上!

インデックスは、データベースの「目次」のようなものです。本の目次を使うとページをすばやく探せるのと同じように、インデックスを利用すると特定のデータをすばやく見つけることができます。

例: 社員IDにインデックスを設定する

CREATE INDEX idx_employee_id ON employees(employee_id);

この設定をすることで、特にWHERE句で「社員ID」を条件に検索する際に速度が大幅にアップします。

活用例:

SELECT * FROM employees WHERE employee_id = 123;

 

検索の絞り込みテクニック:WHERE句とLIKEの活用

検索の精度を高めるために、絞り込み条件を細かく設定するのも重要です。

部分一致検索(LIKE)

SELECT * FROM employees WHERE name LIKE '田中%';

意味: 名前が「田中」で始まる全員を検索します(%はワイルドカード)。

範囲検索(BETWEEN)

SELECT * FROM employees WHERE age BETWEEN 30 AND 40;

意味: 年齢が30歳以上40歳以下の社員を検索。

 

集計と分析:GROUP BYでデータをまとめる

検索したデータをグループ化して分析することもできます。

例: 部署ごとの社員数をカウントする

SELECT department, COUNT(*) AS employee_count
FROM employees
GROUP BY department;

結果として「営業部に何人、エンジニア部に何人」という情報が表示されます。

 

検索を早くする2つのコツ

  1. 不要な列は指定しない
   SELECT name, age FROM employees WHERE department = '営業';

必要な情報だけを取得することで検索速度が向上します。

  1. 条件を細かくする
   SELECT * FROM employees WHERE department = '営業' AND age > 30;

絞り込み条件を増やすことで検索対象が減り、処理速度が速くなります。

 

7. 実践:SQLでデータベースを操作してみよう(例題付き)

実践:SQLでデータベースを操作してみよう(例題付き)

 

SQLを使った実践:人事異動をさらに掘り下げる

この章では実際の操作例を通じて、SQLの魅力に触れましょう。設定済みの社員データを元に、具体的なコマンドを試してみます。

テーブル構造例

まずは社員情報を含むテーブルを用意します:

CREATE TABLE employees (
  employee_id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(50),
  department VARCHAR(50),
  salary INT
);

次にデータを登録します:

INSERT INTO employees (employee_id, name, department, salary) VALUES 
(101, '田中 太郎', '営業', 4000000),
(102, '鈴木 花子', 'エンジニア', 5000000),
(103, '佐藤 次郎', '営業', 3500000);

 

部署異動をSQLで実践

田中 太郎さん(社員ID101)が「営業」から「マーケティング」に異動する場合、以下のコマンドを実行します:

UPDATE employees
SET department = 'マーケティング'
WHERE employee_id = 101;

これで部署が変更されました!変更後の状態を確認するには次のようにします:

SELECT * FROM employees WHERE employee_id = 101;

 

給与情報の更新:昇給の例

次に鈴木 花子さん(社員ID102)の給与を5,500,000円に変更します:

UPDATE employees
SET salary = 5500000
WHERE employee_id = 102;

確認のために以下のコマンドで状態をチェックします:

SELECT name, salary FROM employees WHERE employee_id = 102;

 

データ削除の例

佐藤 次郎さんが退職された場合、データベースから削除する操作を行います:

DELETE FROM employees
WHERE employee_id = 103;

削除後に社員リストを確認:

SELECT * FROM employees;

データ削除は慎重に!「論理削除」を検討しよう

  • 完全削除のリスク: 復帰や後からデータが必要になるケースで困る可能性があります。
  • 論理削除(初心者には簡単に説明): たとえば、カラムに「Tフラグ」(True/False)を設定し、退職者データを「非表示」にする方法があります。これにより、データは残りつつ、通常の検索結果には表示されない仕組みです。

SQL例(論理削除):

UPDATE employees
SET active = FALSE
WHERE employee_id = 103;

 

注意:
「社員データを削除すると、復帰時や過去のデータが必要な場合に困る可能性があります。完全削除は避け、必要に応じて論理削除を検討してください。」

 

複数の検索例で応用を広げる

  1. 営業部の社員をすべて検索する:
   SELECT name FROM employees WHERE department = '営業';
  1. 年収が400万円以上の社員を検索する:
   SELECT name FROM employees WHERE salary >= 4000000;

 

8. よくある質問と注意点:初心者がつまずきやすいポイントを解説

よくある質問と注意点:初心者がつまずきやすいポイントを解説

 

1. SQLってどこで使うの?

SQLはどんな場面で役に立つか、疑問に思う方もいるかもしれません。答えは、「ほぼあらゆるデータ関連業務」です。たとえば、転職活動で企業のシステムにアクセスしてデータを更新したり、ビジネスレポートを作成したりといった場面で活用されています。

 

2. よくある初心者のエラー

エラー: テーブルが見つからない

  • 原因: テーブル名が間違っている、または作成されていない。
  • 解決策: SHOW TABLES; を使って存在するテーブルを確認。

エラー: WHERE句が動作しない

  • 原因: データ型が一致していない(文字列にクエリをかけるべきなのに数値を指定してしまった)。
  • 解決策: SELECT * FROM テーブル名 WHERE 列名 = '条件'; 形式を確認。

エラー: データが正しく更新されない

  • 原因: コマンド実行後に確認を行っていない、またはWHERE条件が漏れている。
  • 解決策: 実行後に結果をすぐ確認(例: SELECT * FROM テーブル名 WHERE 条件;)。

 

3. 削除の際の注意点

先ほども述べたように、データの削除は慎重に行うべきです。安易な削除は、後で復元が難しくなるためです。初心者には、削除ではなく論理削除を検討するのがおすすめです。

 

4. SQLの学習を続けるコツ

  • コマンドを何度も試す: 学んだ内容を繰り返し練習することで、スムーズに操作できるようになります。
  • サンプルデータを使う: シンプルなデータを用意して、エラーが出ても焦らず対処。
  • 小さな成功体験を積む: 実際にデータを検索して結果が表示されたときの「できた!」を楽しむ。

 

9. データベーススキルの活用:転職に役立つ具体的な方法

データベーススキルの活用:転職に役立つ具体的な方法

 

SQLで扱うクエリは、単にテーブルから情報を取り出すだけではなく、ビジネスや転職活動においても強力なスキルとなります。この章では、その応用例を具体的に解説します。

 

クエリとは何か?基本を再確認

クエリとは、データベースに対して命令を伝える操作のことです。たとえば、「営業部の社員一覧を表示する」「指定した期間の売上を確認する」など、目的に応じたデータの取得が可能です。特に以下の場面では欠かせないものとなります:

  • データ分析: 売上や顧客数の傾向を把握する。
  • 情報整理: 大量のデータから必要な情報だけを抽出する。
  • 業務改善: 重複データやミスを簡単に確認・修正する。

 

クエリの実践例:転職活動に役立てる方法

転職活動で役立つデータベーススキルとして、以下の例を考えてみましょう:

例1: 応募履歴を整理する

転職サイトのデータベースから「応募済み企業」の一覧を取得したい場合:

SELECT company_name, application_date
FROM applications
WHERE status = '応募済み';

例2: 面接日程を確認する

複数企業との面接日程を確認するためのクエリ:

SELECT company_name, interview_date
FROM schedules
WHERE interview_date BETWEEN '2025-07-01' AND '2025-07-31';

例3: 転職成功率を分析する

過去の転職履歴から、成功率を分析するためのクエリ:

SELECT COUNT(*) AS total_attempts, SUM(success) AS successful_transitions
FROM history;

 

クエリを効率的に使うためのポイント

  1. 目的を明確にする: 必要な情報を事前に整理し、クエリを正確に書く。
  2. インデックスを活用する: クエリ速度を向上させる。
  3. 安全性を確保: 特にDELETEやUPDATEを使用する際は、条件設定を慎重に行う。

 

【エンジニア歴15年が解説】PHPのプログラミングにおける最大の特徴とは?

 

超実践型オンラインプログラミングスクール | RUNTEQ(ランテック)