
転職の進め方がわからないので困っている。
初めての転職ではないが、転職活動の進め方が自己流なので確立しておきたい。
転職回数を重ねても、毎回うまくいかないので、転職の進め方の見直しをしたい。
上記の疑問・お悩みにお答えします。
初めての転職の方、転職経験がある方で大きく違いはありません。
とはいえ、何の根拠もなく書いているのではありません。
筆者は採用担当経験者であり、設計開発部門の責任者でもあります。
さらに同じ会社にずっといたのではなくて、転職も3回ほどしています。
在職中に転職活動をしていなかったため、私は初めての転職でまわり道をしました。
初めての転職のときの失敗もありますので、私の逆を行動すれば失敗しないと言えます。
記事構成は以下の通りです。
- 転職の7つの進め方を完全公開【これを守らないと失敗しやすい】
- 転職の進め方STEP1:転職する前に明確にすべきこととは?
- 転職の進め方STEP2:転職市場にニーズがあるかをリサーチする【情報収集】
- 転職の進め方STEP3:転職活動のスケジュールを立てる【3ヶ月間】
- 転職の進め方STEP4:キャリアの棚卸しを行う
- 転職の進め方STEP5:履歴書・職務経歴書を作成する
- 転職の進め方STEP6:求人応募は転職エージェントの推薦が失敗しにくい
- 転職の進め方STEP7:内定・退職・業務引継ぎ【時間は結構かかる】
では一つずつ解説します。
転職の7つの進め方を完全公開【これを守らないと失敗しやすい】
ここでは転職の進め方を完全公開します。
転職3回の経験から、試行錯誤した結果わかったことです。
この記事だけを読めば、転職の進め方がわかるように書いています。
各手順はできるだけ簡略に書くようにしました。
転職の進め方はとてもシンプルです。
最初に大前提となるのは転職をすべきかどうかを明確にすることです。
転職理由が明確になって初めて転職活動を始めるべきです。
失敗しやすいのは多くがここです。
転職理由が明確になったら、どんな求人を検索すべきかが明確になります。
次に行うべきは情報収集であり、マーケティングです。
転職市場に果たしてあなたの求める求人はあるのかを調査しましょう。
当たり前ですが、ニーズがないのに転職を進めても失敗します。
転職理由が明確になり、転職市場にニーズがあることが確認出来たら、本格的に転職活動を進めましょう。
3番目に行うことは、ざっくりとでいいので転職のスケジュールをまずは立ててください。
それぞれをいつまでに行うか意識するのとしないのとでは、結果が全然違います。
転職という仕事ととらえて、転職活動を進めることが大事です。
4番目は今までのあなたのキャリアをリストアップし、長所・短所を分析します。
これをキャリアの棚卸しと言います。
ここに一番時間をかけるべきですが、応募書類として企業に提出するものではないので、ここを省略してしまいがちですが、とても重要です。
5番目は履歴書・職務経歴書の作成です。
キャリアの棚卸しで今までの職歴が整理されれば、履歴書・職務経歴書を書くのは、かなり楽になりますし、良いものができます。
求人ごとに少しずつ履歴書・職務経歴書を書き換える必要がありますが、キャリアの棚卸しをきちんとしていれば、求人に対して強調すべきキャリアもすぐにわかります。
履歴書・職務経歴書を楽に作成する観点からも、キャリアの棚卸しはきちんと行いましょう。
ここまでが事前準備です。
転職の事前準備で失敗するか成功するかは8割方決まってしまいます。
その後は
- STEP6:求人応募・面接
- STEP7:内定・退職・業務引継ぎ
という順番となります。
転職方法にはハローワーク、転職サイトからの直接応募と転職エージェント経由での応募の2つがあります。
筆者は採用担当者もやっていたのでわかるのですが、直接応募されてくる履歴書・職務経歴書の出来は良いものもありますが、読むに耐えないものもあり、ばらつきが大きいです。
それに比べると転職エージェント経由の履歴書・職務経歴書はエージェントの方でチェックしていますので、変なものは来ないんですね。
企業から見ると、転職エージェントに書類選考の一部を委託しているとも言えますので、その分安心です。
なので求人応募は転職エージェント推薦でしましょう。
最後は内定・退職・業務引継ぎです。
内定が出るまでの期間については相手次第というところもあります。
スムーズに退職するには転職エージェントからアドバイスをもらうのが一番です。
「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、あなたが抱えている業務を後任者に引き継ぐ必要があります。
これは効率的に行わないと退職日、相手企業への転職日に影響します。
以上が転職の進め方のざっくりとした内容です。
簡単ですね?
この記事で言いたいことはこれでほぼすべてです。
以上の7つの転職の進め方を一つずつ解説しますね。
転職の進め方STEP1:転職する前に明確にすべきこととは?
転職する前に明確にすべきことがあります。
それは「本当に転職すべきなのか?」をよく考えることです。
転職を考える人の多くは今の会社に対する不満から、退職しようとします。
それは一時的な感情ではないでしょうか?
たった一人の気にくわない上司の為に転職するのは、どう考えても無理ゲーです。
なぜなら転職先でも、そのような上司は「十分いる可能性はある」からです。
転職するには目的と理由が必要です。
そしてそれは、今の職場の不満であってはなりません。
今の会社でやっている事業では、スキルアップできないと考えたのであれば、十分な「転職理由」だと思います。
ポイントは「今の会社では実現できないことであれば転職すべき」ということです。
上司と合わないとか人間関係で悩んだから退職したという理由は実に多いですが、転職成功者は「半数に満たない」結果が転職サイトのアンケートなどでわかっています。
前向きな理由で転職した人以外は、転職失敗したと言えそうです。
転職をするかどうかは慎重に考えてください。
初めての転職の方は慎重に考えるでしょう。
転職回数が多くなるにつれて、「この会社も合わないから辞めよう」となりがちです。
そもそもそういう人は転職をしてはいけません。
転職理由を明確にしないで、転職活動を始める場合が多いです。
転職理由が明確になって初めて転職活動を始めるべきです。
失敗しやすいのは多くがここです。
下手すると転職癖がついてしまいます。
それでは何のための転職かわかりません。
あくまでも「あなたが成長するため」に転職するという当たり前のことを忘れないでください。
転職の進め方STEP2:転職市場にニーズがあるかをリサーチする
転職理由が明確になったら、どんな求人を検索すべきかが明確になります。
次に行うべきはマーケティングです。
転職市場に果たしてあなたの求める求人はあるのかを調査しましょう。
当たり前ですが、ニーズがないのに転職を進めても失敗します。
具体的に行うべきことは転職サイトで求人検索をすることです。
Re就活やリクナビNEXT
先ほど明確にした転職理由に相応しい求人がどれくらいあるかをリサーチしましょう。
リサーチの結果、今は求人数が少ないこともあり得ます。
その時は今は転職のタイミングではありません。
コロナ禍で求人数が一時的に減っている業種・職種もあります。
転職の準備は進めても良いですが、リサーチ結果で転職活動を開始するかどうかを決定してください。
転職の進め方STEP3:転職活動のスケジュールを立てる【目安は3ヶ月間】
転職は仕事と同じです。
スケジュール管理がとても重要になります。
転職をいつまでに終わらせると明確に決めましょう。
転職エージェントのサポート期間も3ヶ月のところが多いので、目安はそれくらいです。
- 転職理由を明確にし、転職することを意識して動き出す
- 求人情報収集を行い、どれくらいのニーズがあるかを確認し、今転職するタイミングかを再度確認する。
- キャリアの棚卸しを行い、強み・弱みを把握する。
- 履歴書・職務経歴書を作成する。
- 求人応募・面接を行う。
- 内定・退職交渉・業務引継ぎにどれくらいかけるか?
上記をざっくりでよいので、スケジューリングします。
事前準備である転職理由~履歴書・職務経歴書の作成まではおおよそ1ヶ月くらいかかります。
求人応募・面接は応募する求人数によっても違います。
平均的には10社前後と言われています。
書類選考と面接が複数求人で重なることになりますが、この期間は1ヶ月程度にしたいですね。
なかなか良い求人に出会えなければ、妥協せずに1ヶ月程度スケジュールを延期しても全然大丈夫です。
結局は転職活動が失敗せず、思ったところに転職できれば良いのです。
スケジュールを守ることは大切ですが、厳しいと思ったら、見直しも必要です。
求人あたりで考えると、書類選考に1週間、面接に1~2週間ほど、内定まで1ヶ月くらいかかると考えれば良いでしょう。
企業が採用意欲があれば、すぐに決まりますが、まれです。
求人応募は複数求人で同時進行しておかないと時間ばかりかかってしまいます。
間違っても選考結果が出るまで待っているということはしないでください。
常に新しい求人を検索し、応募していきましょう。
もちろん、あなたの転職理由に相応しい求人であることは大前提です。
内定してから退職交渉・業務引継ぎについては1ヶ月は確保しておきましょう。
実際にはそんなにかからないかもしれません。
転職先と在職中企業との話し合いが必要ですので、余裕を持ったスケジュールにします。
ここでも転職エージェントを使うと、転職先と交渉してくれますので、とても心強いです。
転職の進め方STEP4:キャリアの棚卸しを行う
転職市場のニーズがあることが確認出来たら、本格的に転職活動を開始してください。
まずは今までのあなたの職務経歴・キャリアを時系列でリストアップします。
それをもとに、自己分析をして、長所・短所を分析します。
転職理由の深掘り、キャリアビジョンも描けてきます。
これらの一連の作業を転職活動では【キャリアの棚卸し】と言います。
転職活動の中では、ここに一番時間をかけるべきですが、応募書類として企業に提出するものではないので、ここを省略してしまいがちですが、とても重要です。
上図はJAC Recruitment のキャリアの棚卸しシートですが、実によくできています。
フォーマットに従って、書き込めば、転職理由、あなたの強み、キャリアビジョンが見える化されます。
これを基に次のSTEPである履歴書・職務経歴書を作成することは比較的容易です。
このSTEPについては踏ん張りどころです。
手抜きをせずに頑張ってください。
転職の進め方STEP5:履歴書・職務経歴書を作成する
キャリアの棚卸しで今までの職歴が整理されれば、履歴書・職務経歴書を書くのは、かなり楽になりますし、良いものができます。
求人ごとに少しずつ履歴書・職務経歴書を書き換える必要がありますが、キャリアの棚卸しをきちんとしていれば、求人に対して強調すべきキャリアもすぐにわかります。
履歴書・職務経歴書を楽に作成する観点からも、キャリアの棚卸しはきちんと行いましょう。
ここまでが事前準備です。
転職の事前準備で失敗するか成功するかは8割方決まってしまいます。
その後は求人応募、面接、内定という順番で複数求人に応募していきます。
初めての転職の方は履歴書・職務経歴書をどうやって書けばよいか悩む場合が殆どです。
そんな時は転職エージェントに添削してもらうのが、一番です。
求人紹介してもらうだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接の練習などの転職支援を転職エージェントは行ってくれます。
使わないと損です。
どんどん利用しましょう。
段々と質の良い履歴書・職務経歴書が出来てくると思います。




転職の進め方STEP6:求人応募は転職エージェントの推薦が失敗しにくい
転職方法にはハローワーク、転職サイトからの直接応募と転職エージェント経由での応募の2つがあります。
筆者は採用担当者もやっていたのでわかるのですが、直接応募されてくる履歴書・職務経歴書の出来は良いものもありますが、読むに耐えないものもあり、ばらつきが大きいです。
それに比べると転職エージェント経由の履歴書・職務経歴書はエージェントの方でチェックしていますので、変なものは来ないんですね。
企業から見ると、転職エージェントに書類選考の一部を委託しているとも言えますので、その分安心です。
求人応募するのは「転職エージェント一択」で良いです。
ほかの転職方法から応募しても、メリットありませんから。
例えば良さそうな求人を転職サイトやハローワークで見つけたとします。
その求人を転職エージェントに持ち込んで、転職エージェントの求人にしてもらえば良いのです。
そうすることで転職エージェントの推薦になります。
企業と転職エージェントとで信頼関係が深い場合は特に効果があります。
事実私は転職サイトで見つけた良さそうな求人は転職エージェントに持ち込みました。
すると年齢制限で速攻ダメですと言われることもありましたが、私にとっては見送りでも、その理由を転職エージェントは教えてくれるので有難かったです。
転職エージェント経由で応募すると、「転職エージェントの推薦状」がつきます。
直接応募の場合は、「添え状」が履歴書・職務経歴書に添えられますが、「どこの誰かわからない」ので選考は後回しになります。
求人は転職エージェント推薦で応募した方がそのあとも有利になります。
年収アップを望んでいるのであれば、あなたが企業と直接交渉するよりは、転職エージェントはうまくやってくれます。
転職のプロですから。







転職の進め方STEP7:内定・退職・業務引継ぎ【時間は結構かかる】
最後は内定・退職・業務引継ぎです。
内定が出るまでの期間については相手次第というところもあります。
次にスムーズに退職するには転職エージェントからアドバイスをもらうのが一番です。
「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、あなたが抱えている業務を後任者に引き継ぐ必要があります。
これは効率的に行わないと退職日、相手企業への転職日に影響します。
退職で会社ともめてどうしようもないときは、退職代行ニコイチ
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