
転職理由をどうやって作ればよいか悩んでいる人「応募書類で、転職理由を書く必要があるが、どうやって書けば良いのだろうか?退職理由との違いも、イマイチわからず困っている。転職活動が初めてなので、基本的なことも知りたいな。」
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
転職活動で最重要事項を挙げろと言われれば、私は迷わず「転職理由」と答えます。面接官としても必ず質問することです。その回答内容で、応募者の転職に対する姿勢や考え方がわかります。面接対策だけではなく、本質的には、キャリアビジョンを描くために転職理由は大切です。あなたは転職理由を質問されても、明確な回答が出来ますか?
- 転職活動は、在職中に開始が基本
- 退職理由は、転職理由とは違う
- 転職理由は、退職理由をポジティブ変換すればよい
- ブラック企業は例外で、すぐにでも退職すべき
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
転職活動は、在職中に開始しましょう

転職活動は、在職中に始める必要があります。
退職して失業してしまうと、転職にはとても不利だからです。
それは、なぜでしょうか?考えてみましょう。
採用する企業の目線でみれば、答えは簡単です。
離職中の方は、働いていない期間があるので、「ビジネスマン」としての勘が鈍っていると考えられてしまいます。
働いている状態で転職する方が、転職エージェントも企業に推薦しやすいですし、内定率も高くなります。
採用する側としても、在職中か離職中かという点はとても気にしますね。
退職理由は、転職理由ではない

あなたが転職を考えるきっかけになった原因は、何でしょうか?
例えば以下のようなこと、もしくはそれに類似したことではないでしょうか?
- 上司と、うまくいかない
- 人間関係が、うまくいっていない
- パワハラを、ずっと受けている
- セクハラを、ずっと受けている
- 給料が、安すぎる
- 残業時間が、多過ぎる
- 希望する部署に行けず、仕事にやりがいが感じられない
- 福利厚生が、充実していない
- 退職金が、出ない
- ボーナスが出ない、減額された
- 転勤を命じられた
上記はよくあることで、他にもたくさん会社を辞めたいと思うことはあるはず。
まとめると「勤めている会社に対する不平・不満」です。
上記は、「退職理由」といいます。
転職を考えるきっかけにはなりますが、転職理由ではありません。
【採用担当解説】転職理由と退職理由はどう違うのか?【知らないと恥をかく】
退職理由だけで、転職活動を開始すると失敗します。
転職して実現すべきキャリア形成がこれではわからないからです。
退職理由は、過去のことです。
大事なのは、転職理由。つまり、あなたの未来です。
【採用担当が徹底解説!】転職理由をなぜなぜ分析で深掘りしよう!
例えば転職したからと言って、良い上司に巡り会えるでしょうか?
転職して、必ず給料が上がるでしょうか?
転職しても、問題が解決するとはかぎりません。
転職するときの希望条件に過ぎません。
【採用担当が徹底解説!】転職エージェントにはハッキリと希望条件を伝えよう!
転職理由は、あなたが今後どうすべきかを明確にした未来予想図です。
転職理由は、退職理由をポジティブ変換しよう

転職理由と退職理由とは、表裏一体で密接な関係があります。
しかし退職理由は過去のことであり、転職理由は未来のことですので明確に違います。
退職理由はあくまでも過去のこと【転職後を深掘りすることが大切】
明確に違いがあるけど、表裏一体なんですね。
退職理由をポジティブ変換することで、転職理由は明確になります。
【採用担当が徹底解説!】転職理由を明確にする3つの方法を【簡単に】マニュアル化!
そうなれば3年後・5年後・10年後に「どうなっているべきか?」「どう求められているか?」「どうなっていたいか?」についても、手に取るようにわかるでしょう。
転職理由を明確にする目的は、転職の軸を決定することです。
【採用担当が解説!】転職の軸がブレた時、確認すべき3つのポイントと対策とは?
決して、書類選考や面接対策だけのためにあるのではありません。
むしろこれらは副次的なもので、「本質」ではありません。
退職するのは、その会社では実現できないあなたの夢があるから。
転職は、その夢を叶える手段にすぎません。
あなたの夢は金持ちになりたいとか、偉くなりたいとか、嫌な上司と別れたいとかというような下衆なモノではないはずです。
仕事とは、まさに生きることです。
転職理由は、あなたにとっての未来予想図です。
夢を叶えるための転職です。
これから転職する方は今の職場を否定するだけではなく、明るい未来の為に生きてください。
ブラック企業は例外です

そうはいっても、例外はあるものです。
ブラック企業に勤めているのであれば、逃げることは決して恥ではありません。
その場合は、すぐに退職しましょう。
こういう会社はなかなか辞めさせてもらえないので、退職代行を使ってみるのが精神的に楽でおすすめです。
【採用担当が厳選】おすすめ退職代行の選び方【ガチの電話現場動画あり】
在職中に転職先を探すのは、この場合は難しいかもしれません。
そんな方々のために、フリーター・ニート向けの転職エージェントがあります。
普通の転職エージェントであれば、スキル次第で登録を断られることもあリます。
しかしフリーター・ニート向けの転職エージェントの場合は、そのようなことはありません。
しかも、紹介される求人のほとんどは書類選考が免除されます。
デメリットとしては、大企業の求人はほとんど紹介されることはありません。
ですが、全て正社員求人です。使うメリットは大きいです。
全ての求人は企業訪問をして決定しているので、ブラック企業が紹介される心配もありません。
このように多くのメリットがあってもサービス利用については、完全無料となっています。
金銭面でも、あなたに損はありません。
もしも、ポジティブな転職理由が見つからず困っている場合には、フリーター・ニート向けの転職エージェントに相談してみましょう。
目から鱗のアドバイスが、聞けるはずです。



