退職理由はあくまでも過去のこと【転職後を深掘りすることが大切】

転職理由
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転職活動を始めるにあたって、最も重要なこと。それは転職理由を明確にすることです。それでは、退職理由とはどんな関係にあるのでしょうか?

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退職理由はあくまでも過去のこと

 

退職理由とは何でしょうか?

一言でいうと、【会社を辞める理由】のことです。

 

以前の記事でも取り上げていますが、退職理由はあくまでも会社を辞める理由であって、転職理由には結びつきません。

 

転職理由と退職理由はどう違うのか?【知らないと恥をかく】
転職しようと決意したときの転職理由はきちんと退職理由と区別できているでしょうか?退職理由と転職理由の違いとは何でしょうか?

 

会社を辞めて脱サラをする場合もあるでしょう。

家庭の事情で仕事が出来なくなったということもあると思います。

 

要するに、会社を辞めたからといって、転職する根拠はまだないわけです。

退職理由と転職理由とは区別して考えます。

 

転職活動を始めるという方の場合、すべて過去のことがきっかけになっているのです。

退職理由は転職を考えることになったきっかけに過ぎません。

 

 

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転職理由はこれからのこと

 

これに対して、転職理由はあなたがこれからどうなりたいのか?というキャリアビジョンのことです。

退職理由にはどちらかというと、ネガティヴなことが多いですよね。

 

会社に満足していれば、辞めようとは考えないですものね。

転職理由はそれとは反対なポジティブな未来のことです。

 

どういう軸で仕事を探すのか?

どういうポジションで働きたいのか?

 

これは極めて重要です。

転職理由は履歴書、面接で明確に答えることが出来るポジティブなものである必要があります。

 

勤務地や年収は転職先を選ぶ際には、重要なことでしょう。

しかし、これは転職理由にはなり得ません。

 

転職する動機、どうしても転職しなければならない理由としては、説得力に欠けます。

例えば、採用する側の立場に立って考えてみてください。

 

勤務地や年収が理由で応募してきた人に対して、採用担当者はどのような印象を受けるでしょう?

書類選考通過も難しいでしょう。

 

  • あなたはなぜ転職するのですか?
  • 転職して、何をしたいのですか?
  • 5年後、10年後はあなたはどうなっていたいですか?

 

これらの答えが出るまで、自問自答しましょう。

転職理由を明確にする作業がキャリアの棚卸しなのです。

 

キャリアの棚卸しをしっかり行う効果とは?
転職活動はキャリアの棚卸しから始まると言われています。この作業をしっかり行うことで、その先がかなり楽になります。どのような効果があるのでしょうか?それは………

 

この作業をしっかりと行うことで、職務経歴書の下地も出来上がります。

 

【採用担当が徹底解説!】よくある職務経歴書の誤り3点とは?【客観的実績を書け】
職務経歴書でよくある誤りをご存知ですか?本記事では採用担当の筆者が転職の常識ではなく、本音ベースで解説します。書類選考がなかなかうまくいかない方は必見です!

 

転職理由も見える化されます。

さらには、今後のあなたのキャリアビジョンも明確になるんです。

 

JAC Recruitmentオリジナルのキャリアの棚卸しシート

 

転職理由を明確にするためにも、キャリアの棚卸しは手抜きをせずにきちんとやりましょう。

 

 

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退職理由の解決策が転職理由

 

少し見方を変えてみましょう。

退職理由は会社で解決できない問題が発生したことがキッカケと考えられます。

 

そういう意味では、問題点とも置き換えられます。

仕事でもそうですが、問題点が発生したら、そのままにはしませんよね。

 

必ず解決策を提示して、実行し、検証する(PDCA)ということを行います。

転職理由はまさに解決策なのです。

 

それが明確になってはじめて、実行に移せるんです。

実行は転職活動に当たります。

 

そして検証は求人応募の結果の反省です。

 

  • 求人に応募し
  • 面接を受け
  • 選考結果が出たら反省する

 

この繰り返しです。

求人応募する際には、前の失敗はなくすようにしなければなりません。

 

そういう意味で検証はとても大事です。

失敗から学ぶことが大切です。

 

これらのPDCAの中で解決策が最も重要であるというのは、お分かりだと思います。

解決策を出すためには、現状把握をし、課題を出して、解決策を出すというステップを業務改革では行います。

 

転職理由を明確にするには業務改革と同様の方法を取るのが良いでしょう。

例えば以下のような手順です。

 

現状把握=退職理由今の会社で悩んでおり、転職のきっかけになったこと。
課題本当に退職しないと解決できないかを精査し、課題を分類する。
解決策=転職理由上記課題に対しての解決策こそが転職理由

 

転職理由を明確にすることが重要で、難しいというのは、このことからも証明できます。

そして転職理由は退職理由の裏返しとも言えるのです。

 

ネガティブな理由をポジティブに変えれば、転職理由になるというわけです。

例えば、上司とうまくいかないから辞めたいというのが退職理由だとします。

 

これって、めっちゃネガティブですよね。

転職してどうなりたいかという観点でポジティブに考えると、風通しの良くフラットな組織の会社で働きたいということになりますよね。

 

これは安直な例ですが、あなたが悩んでいることを深掘りして、良い方向に考えてみてください。

それは転職理由になりうるのです。

 

転職活動を始める上で転職理由を明確にすることは必須です。

転職支援をしてくれる転職のプロと相談するのが最も効率的です。

 

もしもあなた一人で転職理由を深掘りするのが苦手な方は転職エージェントを利用するのが良いでしょう。

転職エージェントはキャリア相談するだけでも問題ないです。

 

 

 

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