
プログラミング言語で、C++でIT転職したい人「ニーズがあると言われているC++を勉強し、IT転職したい。C++のメリット・デメリットを知りたい。さらには、C++でIT転職する方法も知りたいな。」
こういった疑問に、エンジニア歴15年以上の筆者が答えます。
IT業界に転職する際、「どのプログラミング言語を学ぶべきか?」と悩む方は多いでしょう。PythonやJavaと並び、C++は特定の業界で非常に重宝されている言語です。特にゲーム開発、組み込みシステム、金融システムなど、パフォーマンスを求められる領域では欠かせません。
しかし、「C++を学べば本当に転職が有利になるのか?」「習得の難易度は?」と不安を感じる方もいるかもしれません。そこで、エンジニア歴15年以上の筆者が、C++のメリット・デメリットを詳しく解説し、転職市場での価値を徹底分析します。
この記事を読めば、C++が転職にどう活かせるのか明確になります。転職活動を成功させるために、ぜひ最後までお読みください!
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先ほど、こんなツイートをしました。
C++ は、PythonやJava同様に転職市場ではニーズがあるプログラミング言語。メリットは何と言っても、高いパフォーマンスにあるが、デメリットとして、学習コストが高くなる面がある。ポインタ、メモリ管理など学ぶべき概念が多い。特に自動メモリ管理がないので、メモリリークに注意する必要がある。…
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) May 9, 2025
C++ は、PythonやJava同様に転職市場ではニーズがあるプログラミング言語。メリットは何と言っても、高いパフォーマンスにあるが、デメリットとして、学習コストが高くなる面がある。ポインタ、メモリ管理など学ぶべき概念が多い。特に自動メモリ管理がないので、メモリリークに注意する必要がある。…
- C++を使う上でのメリットが、わかる。
- C++を使う上でのデメリットが、わかる。
- C++を活かして、IT転職を成功させる方法がわかる。
- 筆者はエンジニア歴15年以上で、数多くのプログラミング経験があります。
- エンジニア転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- エンジニア歴15年以上、そして3回のエンジニア転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
C++を使う上でのメリット
1. 高いパフォーマンス
C++はコンパイル言語であり、機械語に近い処理が可能なため、動作速度が非常に速いです。そのため、以下のような分野で広く採用されています。
ゲーム開発
多くのゲームエンジン(Unreal Engine、Unity)ではC++が採用されており、高速な処理が求められるリアルタイムゲーム開発に最適です。
組み込みシステム
C++はハードウェアを直接操作できるため、IoTデバイスや車載システムの開発で重要視されています。
金融システム
高速処理が求められる金融取引システム(HFT:High-Frequency Trading)などでは、C++が多く使用されます。
2. メモリ管理の自由度が高い
C++はポインタを使用してメモリを直接操作できるため、リソース管理を細かく制御できます。
int main() {
int *ptr = new int(10);
std::cout << “値: ” << *ptr << std::endl;
delete ptr;
return 0;
}
このコードでは、動的にメモリを確保し、使用後に解放しています。C++のこうしたメモリ管理能力は、パフォーマンス最適化や低レベルシステムの開発で役立ちます。
3. 多様なプログラミングパラダイムに対応
C++はオブジェクト指向だけでなく、手続き型、ジェネリックプログラミングにも対応しており、幅広い開発スタイルを採用できます。
オブジェクト指向
class Car {
public:
void drive() {
std::cout << “車を運転中…” << std::endl;
}
};
int main() {
Car myCar;
myCar.drive();
return 0;
}
オブジェクト指向により、再利用性と拡張性の高い設計が可能になります。
C++を使う上でのデメリット
1. 学習難易度が高い
C++は柔軟性がある分、ポインタ、メモリ管理、テンプレート、RAII(Resource Acquisition Is Initialization) など、学ぶべき概念が多く、初心者には難しく感じられることがあります。
2. ガベージコレクションがない
JavaやPythonとは異なり、C++には自動メモリ管理(ガベージコレクション)がありません。開発者が適切にメモリを管理しなければ、メモリリークが発生するリスクがあります。
3. 最新技術の影響を受けにくい
C++は長年にわたって進化していますが、最新の技術(クラウド、AI、機械学習など)への適応が遅れる場合があるため、それらの分野ではPythonやJavaScriptのほうが人気です。
C++を活かしてIT転職を成功させる方法
1. 実践的なプロジェクトを作る
転職市場では「何ができるのか?」が重視されます。C++を活かして以下のようなプロジェクトを制作すると、アピール材料になります。
- ゲーム開発(Unreal Engineを活用)
- 組み込みシステム開発(Raspberry Piを使用)
- 金融システムのサンプル(高速アルゴリズム実装)
2. 転職市場の動向を調べる
転職サイトや転職エージェントを活用し、C++エンジニアの需要を確認しましょう。特にゲーム業界やIoT業界はC++の求人が豊富です。
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3. 企業が求めるスキルセットを習得
C++エンジニアとして転職を成功させるためには、STL(Standard Template Library)、マルチスレッドプログラミング、デザインパターン などのスキル習得が鍵になります。
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まとめ
C++は高速処理が求められる業界では非常に強力な武器となります。一方、習得難易度が高く、メモリ管理の負担がある点には注意が必要です。転職を成功させるためには、実践的なプロジェクトを作り、企業が求めるスキルを習得することが重要です。
この記事を参考に、C++を学びながら転職活動を成功させてください!
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