
30代で転職するかどうか考えている人「30代の転職は不利と聞くが本当だろうか?30代の転職ではどんなスキルがあれば、転職活動を始めても良いと言えるのか判断材料が欲しい。」
こういった疑問に答えます。
先ほど、こんなツイートをしました。
30代の転職で求められるもの。それは「即戦力として通用するか?」の1つが殆どである。ほかにも管理職経験があり、マネージャーが出来そうであるとか、会社とはどういうものかがわかっている(20代の人は殆ど理解していない)とかあるが、会社の事情によりそれは身についてなくても大丈夫な場合もある。
— CowBoy (@cowboy19620626) February 19, 2021
30代の転職で求められるもの。それは「即戦力として通用するか?」の1つが殆どである。ほかにも管理職経験があり、マネージャーが出来そうであるとか、会社とはどういうものかがわかっている(20代の人は殆ど理解していない)とかあるが、会社の事情によりそれは身についてなくても大丈夫な場合もある。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 30代の転職で必要なものは何かがわかる。
- 失敗しないための転職手順がわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
記事構成は以下の通りです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 30代の転職で求められるものとは?【1つだけ必須です】
- 30代で転職することはチャンスである
- 30代の転職手順【失敗しないための方法】
では一つずつ解説します。
30代の転職で求められるものとは?【1つだけ必須です】
結論「30代の転職で求められるものは即戦力かどうかである」
基本的に転職は即戦力採用です。
特に30代は会社の中核を担う人材であるため、即戦力採用が前提です。
20代で転職する場合は、企業もこれからの幹部候補生として育成するつもりで採用します。
30代で転職する場合は、企業に対してのエクスキューズがあまり出来ません。
企業の転職面接では「自社の売上にいくら貢献する仕事をしそうか?」という目線で見られます。
逆に会社に貢献できることがはっきりしていれば、30代の転職は難しくないのです。
40代転職になると「即戦力」であることはもちろんですが「管理職経験」も必須となります。
年齢が上がるにつれて【転職が厳しくなる理由】は求人数と審査基準によります。
30代転職は20代よりは、当然のことながら難しいです。
甘く見てはいけません。
即戦力であることは必須です。
しかし30代の転職では管理職経験は必ずしも必須ではありません。
ついでながら会社の組織についても、一通り理解しておきましょう。
さらに営業利益は本業での利益ですが、損益計算書には5つの利益があるはずです。
会社の経営状況を理解するためにも、会計の基本くらいは勉強しておいてもいいでしょう。
それが最終面接の対策ともなります。
>>30代の転職は不利なのだろうか?【転職のハードルは20代より高い】
30代で転職することはチャンスである
結論「30代の転職でキャリア形成が可能となる」
一つの会社でずっと働いていると、井の中の蛙になります。
他社が行っていることを知ることができないのです。
>>一度は転職すべき4つの理由とは?【井の中の蛙大海を知らず】
社内での業務フローに詳しくなっても、キャリア形成はできないでしょう。
あなたのキャリア形成にとっては、非常にマイナスです。
他社でも通用するスキルをどれだけ持っているかが30代転職では重要です。
キャリアプランに沿って、キャリア形成をしていくのはあなたです。
30代の転職でそれが実現できる場合が多いのですから、チャンスです。
20代より不利だからと言って、転職しないのはチャンスを棒に振っているようなものです。
20代で転職すると、まだキャリアの下地ができていないので、転職先でキャリア形成を始めることになります。
20代の転職はあくまでもポテンシャル採用されているに過ぎません。
転職してからは本人の努力でかなり変わってきます。
30代で転職すれば、そのようなことは殆どないでしょう。
30代の転職では「キャリアの軸」はすでに決まっている人が殆どだからです。
つまり30代で転職することはチャンスしかないのです。
>>【エンジニア歴15年の筆者が断言!】プログラミングはAIで自動化される?
30代の転職手順【失敗しないための方法】
結論「30代でも通用する転職の手順通りにすることをおすすめする」
転職には手順があります。
転職の進め方に従って転職活動することで、無駄なことをしなくても済みます。
以下が正しい転職手順です。
もちろん30代の転職でも通用します。
- 転職理由を明確にする
- 転職市場にニーズがあるか転職サイトで調査
- キャリアの棚卸し・自己分析
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェントの推薦状付きで応募
詳細は下記記事をご一読ください。
転職理由を明確にする
転職の理由が明確になっていないと転職活動はうまくいきません。
20代の転職の場合はそうでもないですが、それ以外の年齢層の方は全て同じです。
一言でいうと「転職してどうなりたいのか明確にする」ことで、転職の軸が決定します。
すると応募する業種・職種が絞れてきます。
行き当たりばったりで求人応募していても、30代の転職ならなおさらうまくいきません。
転職の目的をはっきりさせましょう。
それが転職活動のスタートです。
>>【たった3つの手順】転職理由を明確にする方法をマニュアル化
転職市場にニーズがあるか転職サイトでマーケティング
「転職理由・転職の軸」が明確になると、進むべき道が決まります。
次に行うのはマーケティングです。
つまり求人ニーズの調査をします。
ニーズがあるかどうかを早めにリサーチするのはとても重要なことです。
転職活動を遅らせるか撤退するかの判断のために、求人ニーズをマーケティングするのです。
調べるのは転職サイトが求人検索しやすいのでよいでしょう。
ハローワーク求人では質がバラバラですので、信頼できません。
転職エージェントを使うには、履歴書・職務経歴書などの準備が足りないです。
リクナビNEXT、キャリトレ、Re就活などあなたにとって使いやすい転職サイトを選んでください。
転職サイトを使ってニーズがあることが確認できれば、本格的な転職活動ができます。
>>転職サイトのビジネスモデルを理解した使い方とは?【おすすめ】
>>【採用担当が教える!】転職サイトのデメリットは応募が手軽に出来てしまうこと?
キャリアの棚卸し・自己分析
本格的な転職活動は自己分析からです。
あなたの今までのキャリアの棚卸しをしましょう。
「いつ、どこで、どんな仕事を、どんな立場で、どんなプロセスで、どんな実績をあげたか?」を年表形式にします。
人に見せるものではないので、丁寧に書くというよりも、漏れがないように書き込みましょう。
上司や同僚・先輩から褒められたこと、逆に叱られたことも長所・短所を把握するためにも書きます。
キャリアの棚卸しをすることで、以下のことがわかります。
- あなたの強みがわかる
- あなたの弱みがわかる
- あなたの転職理由が深堀される
- キャリアプランが明確になる
>>【キャリアの棚卸し】あなたの強みはどうすればわかる?【効果絶大】
履歴書・職務経歴書の作成
キャリアの棚卸しがしっかり出来ていれば、履歴書・職務経歴書の作成には時間はかかりません。
履歴書については、決まったJISフォーマットがありますので、志望動機以外は簡単に作成できます。
職務経歴書の内容は「キャリアの棚卸し」から抜粋可能です。
力を入れるべきなのは、見やすいレイアウトで書くことです。
職務経歴書はフリーフォーマットです。
応募者によって、見やすい人とそうでない人の差が激しいのです。
>>これで安心!履歴書はこれさえ守れば難しくない!【書き方のルール】
転職エージェントの推薦状付きで応募
求人応募は転職エージェント推薦でしましょう。
転職サイトやハローワーク経由で応募することは、直接応募です。
直接応募の場合「どこの誰かわからない」応募者から履歴書・職務経歴書が送付されてくるわけです。
採用担当者は全ての履歴書・職務経歴書を読んでいるわけではありません。
ざっと読んでみて、可能性がなければ書類選考は見送りです。
転職エージェント推薦の場合はどうでしょうか?
採用担当者と転職エージェントとの信頼関係が深い場合は特に効果があります。
つまり「あのエージェントが推薦したのだから、一度転職面接で会ってみよう」と思う可能性が強いのです。
もちろん履歴書・職務経歴書を読んだうえでの判断です。
直接応募よりも転職エージェント推薦の履歴書・職務経歴書の方が良い書類であることが多いです。
転職エージェントは企業が欲しい人材を推薦することで、信頼関係を築きます。
求人票に書かれている募集要件にできるだけ近い候補者をエージェントは推薦するのです。
求人応募する際には転職エージェント推薦の方がずっと有利です。
転職サイトで良い求人をみつけた場合でも、それを転職エージェントに持ち込むことをおすすめします。
その方が内定率が高くなります。
このように正しい転職手順は30代においても通用します。
問題は転職の進め方を知っているかどうかです。
情弱であるがゆえに転職失敗するのは残念です。
正しい情報を収集して、30代の転職を成功させましょう。
>>転職エージェントにはハッキリと希望条件を伝えよう【意外とできない】
>>転職エージェントを上手く使う5つのポイント【求人推薦される方法】