転職で業界を変えようと考えている人「転職で業界を変えることを考えている。業界を変える転職が可能か知りたい。もし可能なら転職で業界を変える際に必要なスキルを知りたい。」
上記のお悩みにお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職で業界を変える場合は3つ考えておいた方が良い。①ポータブルスキルにマッチングする業界②転職理由にマッチングする業界③将来性がある業界。必要なスキルは主に「ポータブルスキル」。採用するほうとしては、どこでも通用するスキルだから、業界が変わっても問題ないと評価する。
— CowBoy (@cowboy19620626) June 27, 2021
転職で業界を変える場合は3つ考えておいた方が良い。①ポータブルスキルにマッチングする業界②転職理由にマッチングする業界③将来性がある業界。必要なスキルは主に「ポータブルスキル」。採用するほうとしては、どこでも通用するスキルだから、業界が変わっても問題ないと評価する。
ちなみに筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
採用担当者としての目線と転職経験から、この記事を書いてみました。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 転職で業界を変えることは可能か?【ポータブルスキル次第】
- 転職で業界を変えるときは転職理由を明確にせよ
- 転職で業界を変えるときは将来性のある業種をリサーチせよ
では一つずつ解説します。
転職で業界を変えることは可能か?【ポータブルスキル次第】
結論「経験を活かした業界を変える転職ならば問題なし」
転職では以下のスキルが見られています。
- ポテンシャル
- スタンス
- ポータブルスキル
- テクニカルスキル
テクニカルスキルは専門的な知識をどれだけ身につけているかですから、業界を変える転職では最重視されるわけではありません。
同業他社への転職ではテクニカルスキルが重要視されます。
ポテンシャルスキルは20代に限った特権です。
「伸びしろ」がどれくらいあるかで20代は採用されるかが決まるのです。
転職で業界を変えるときは「ポータブルスキル」が最も重要といって良いでしょう。
本格的に転職活動に入る前に「ポータブルスキル」は意識してみがくようにしておくと良いでしょう。
年齢別にみると20代は「ポータブルスキル」に加えて、ポテンシャルスキル・スタンスが重視されます。
30代以上であれば「ポータブルスキル」を徹底的に確認されると思ってください。
「ポータブルスキル」は持ち運び可能なスキルということです。
ぶっちゃけて言うと「どの会社でも通用するスキル」のことです。
「ポータブルスキル」が高ければ、業界を変える転職に問題はありません。
例えばIT業界でアプリ開発経験があるのであれば、業界を変えて社内SEへの転職だって考えられます。
つまり「経験を活かした転職」でないと業界を変えることは難しいと言えるでしょう。
「ポータブルスキル」が活かせないからです。
転職で業界を変えるときは転職理由を明確にせよ
結論「転職理由が明確ならば転職で業界を変えることは問題なし」
筆者は採用担当経験者だからよくわかるのですが「転職理由」ってかなり重要です。
転職してすぐに辞められたら困るからです。
転職理由が明確ならば、やりたいことがはっきりしています。
業界を変えて転職する際には、明確な理由がなければなりません。
転職理由が明確ならば「転職の軸」もはっきりします。
転職の軸はコアスキル・ポータブルスキルに裏付けされたものです。
転職理由とは「転職先でどんな仕事をどんなポジションでどう実績を出したいか?」の答えともなるものです。
在籍中の会社で実現できないから転職するんですよね?
業界を変える場合は通常の転職よりも「転職理由」の位置づけが重要となります。
中途半端な気持ちで業界を変える転職は難しいです。
まずは業界研究をする必要があります。
そのためには「業界地図」がおおいに参考になるでしょう。
「会社四季報」業界地図 2025年版
転職で業界を変えるときは将来性のある業種をリサーチせよ
結論「将来性をリサーチして、転職で業界を変えれば問題なし」
転職で業界を変える際には企業選びは重要です。
企業選びの前に業界選びの方が大変です。
あなたのスキルにマッチングした業界を選択する必要があるからです。
転職で業界を変えられればよいのであれば、転職できたとしても長続きしません。
「あなたの興味」優先でなく、あくまでも「ポータブルスキル」優先で考えてください。
言い換えれば「転職したい業界」ではなく「転職できる業界」を考えるべきです。
さらには「転職できる業界」の中で将来性のあるところを徹底的にリサーチすることです。
そのことで「転職理由」がさらに深掘りされます。
- ポータブルスキル
- 転職理由
- 将来性のある業界
上記3つは密接に関連していることがお判りいただけたかと思います。
転職で業界を変えることは「転職の軸」を少しずらすことと同じです。
転職で「転職の軸ずらし」を行うと、スキルアップや年収アップにもつながります。
あなたが転職で業界を変えたいと考えることは間違っていません。
後は「どの業界をめざすか?」ですね。
将来性を第一に考えて、業界選択はしてください。
20代であればポテンシャル採用も十分あります。
プログラミングスキルを身につけておくことは業界を変える転職で大きな強みになります。
IT関連の仕事は業界関係なく、今後は需要が増えていきます。
AI関連の仕事はリサーチするまでもなく、人手不足です。
Pythonを覚えることは難しくありません。
働きながらでも本人のやる気次第で独学で身につけることは可能です。
受験で予備校や塾に通っていたタイプの方はプログラミングスクールを使った方が早く身につくでしょう。
会社四季報 2024年4集 秋号