- 転職求人の効率的な探し方を知りたい
- 転職求人を探す際の落とし穴って何だろう?
- 希望の転職求人を探した転職方法で応募をすればいいのだろうか?
上記の疑問・お悩みにお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職求人の探し方はとても難しいので、シンプルに考えた方が良い。
・求人検索する際のキーワードを明確にすること
・希望条件と優先順位を明確にすること
・求人検索と応募は別物と考えること
・好きで得意なこと、得意だがあまり好きではないことを目指すのが失敗しない— CowBoy (@cowboy19620626) December 17, 2020
転職求人の探し方はとても難しいので、シンプルに考えた方が良い。
- 求人検索する際のキーワードを明確にすること
- 希望条件と優先順位を明確にすること
- 転職求人を探すことと応募は別物と考えること
- 好きで得意なこと、得意だがあまり好きではないことを目指すのが失敗しない
ちなみに筆者は転職経験が3回ほどあります。
初めての転職では転職活動について、何もわかっておらず、結果的に遠回りをしてしまいました。
転職2回目以降は失敗から学ぶことができ、転職もうまくいっています。
さらには採用担当者を経験しているので、求人を出す側としての意見もわかるようになりました。
転職失敗の経験と採用担当としての転職ノウハウをお伝えできればと思います。
転職求人の探し方のポイントと求人票を見るうえでの注意点も触れようと思います。
記事構成は以下の通りです。
少々長い記事ですが、しばらくお付き合いください。
- 転職求人の効率的な探し方とは?【転職活動の手順通りでOK】
- 転職求人を探す際の落とし穴って何だろう?
- 転職求人を探すことと応募は別物【求人応募はエージェント推薦で】
では一つずつ解説します。
転職求人の効率的な探し方とは?【転職活動の手順通りでOK】
転職活動で難しいのが、膨大な求人数から希望条件に合う求人を探すことです。
転職サイトにしろ、ハローワークにしろ、求人検索する際に入力する「業種・職種」があります。
実はこの転職の軸次第で得られる求人ニーズが全然違います。
まずは転職軸の求人ニーズがどれくらいあるかを知ることが大事です。
転職活動を始めようとしても、あなたのキャリア・スキルでは転職は難しいかもしれません。
つまり転職活動の手順通りにすれば、求人検索で困ることはありません。
そうすることで転職の軸が明確になるからです。
正しい転職活動の手順を知らないと、結局は迷走してしまいます。
転職活動の手順は以下の通りです。
- 転職理由・転職の軸を明確にする
- 転職市場でニーズがあるかを転職サイトで確認する
- キャリアの棚卸し
- 希望条件と優先順位を明確にする
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェントの推薦で求人応募
ここでは転職求人の探し方に関わる最初の4項目について、解説します。
転職理由を明確にすること
本ブログで何度も強調しているのが転職理由の重要性です。
転職理由は「転職してどうなりたいのか?」の答えでもあります。
言い換えれば「転職理由=>転職の軸」です。
転職理由が明確にならないと、転職の軸が決定しないのは当たり前です。
転職して何をするのかをまず明確にしましょう。
現職の不満を解消するための転職では、必ず失敗します。
退職理由と転職理由は違います。
退職理由は過去のあなたであり、転職理由はキャリアの未来予想図です。
>>転職理由と退職理由はどう違うのか?【知らないと恥をかく】
転職理由が明確になると、目指すべき業種や職種(転職の軸)がはっきりします。
転職活動を検討するのはそれからでいいのです。
転職市場でニーズがあるかを転職サイトで確認すること
転職理由が明確になったら、転職の軸が決まります。
求人検索する業種・職種が明確になるのです。
次に行うべきことは転職市場の調査です。
転職理由に相応しい求人が豊富にあるかを調べないと、不安ですよね。
求人検索する際はリクナビNEXTなどの使いやすい転職サイトを使うのが良いでしょう。
転職サイトでは求人検索に徹底してください。求人応募するのはおすすめしません。
あくまでも求人ニーズがあるかの調査です。
ニーズがありそうなら本格的に転職活動を始めても良いでしょう。
その反対にニーズがなさそうなら、今は転職する時期ではない可能性があります。
それはあなたのキャリアによって違いますので、リクルートエージェントやdodaなどの転職エージェントに相談してみるのも良いと思います。
キャリアの棚卸しをすること
転職理由が明確になり、ニーズがありそうだったら、本格的に転職活動を開始します。
今までのあなたの職務経歴と実績をリストアップする作業をまずはしてください。
その作業は【キャリアの棚卸し】と呼ばれています。
キャリアの棚卸しをしっかり行うことで、あなたの強み・弱みが見える化されます。
さらに転職理由が深堀され、将来のキャリアプランも見えてきます。
キャリアの棚卸しという作業は企業に見せるものではありません。
>>【キャリアの棚卸し】あなたの強みはどうすればわかる?【効果絶大】
ゆえにキャリアの棚卸しを省略する求職者が多いです。
実は転職活動で差がつくのは、キャリアの棚卸しをちゃんとやるかどうかなんです。
大変な作業ですが、乗り越えることができれば、職務経歴書の作成にはほとんど手間はかからないでしょう。
事前準備が大切なのは仕事でも転職活動でも同じことです。
希望条件と優先順位の明確化
キャリアの棚卸しが終われば、あとは楽です。
希望条件のリストアップと優先順位付けはそんなに難しくないと思います。
ポイントは「妥協できる条件」と「譲れない条件」を決めることです。
求人はあなたの希望がすべて叶うものはないと思った方が良いです。
年収優先なのか、勤務地優先なのかでも転職求人の探し方に影響があります。
希望条件をきちんと入力すれば、膨大な量のメールが届いたりすることはなくなります。
>>転職エージェントにはハッキリと希望条件を伝えよう【意外とできない】
転職求人を探す際の落とし穴って何だろう?
求人票の甘い言葉に気をつけろ
採用担当者をやっていると、求人票を作成することも多いです。
応募者が興味を持つようなキーワードを日々調査しています。
なので求人票の内容を鵜呑みにするのはおすすめできません。
給料についても、はっきり書かないことが多いです。
なぜなら内定者のスキル次第だからです。
さらに会社には賃金テーブルがありますので、スキルがいくら高くても年収の上限は決まっています。
求人票よりも、転職会議などで会社の年収を調べてみる方が正しいことがほとんどです。
実際の社員の年代別の年収分布が掲載されているからです。
その企業の年代の年収分布をみれば、最低額から最高額まで書いてありますので、転職した後の大体の年収がわかります。
私も転職活動中は必ず求人応募前に確認していた貴重な転職サイトです。
実はたまに今でもチェックしていますし、口コミサイトではもっとも有名ですからね。
「理想とする職場」では成長しない
転職求人を探すときには、理想とする職場は求めないでください。
あくまでも転職理由に沿って、転職求人を探すのが王道です。
キャリアビジョン、つまり「3年後、5年後、10年後どうなりたいのか?」が最も大事です。
これが転職の軸となり、年収アップさせるための戦略ともなります。
転職の軸を少しずつ、広げていくことによって、成長ができるのです。
その結果、転職先では重要なポジションに就くことができ、年収も当然アップするでしょう。
理想とする職場では働きやすいかもしれません。
しかし、それでは転職する意味はなく、成長することはできないので注意しましょう。
転職求人を探すことと応募は別物【求人応募はエージェント推薦で】
求人検索と応募は別物です。
ご存じでない方が多いのですが、重要なことですので書きます。
転職求人を探す際は転職サイトが使いやすい【転職エージェントとの違い】
転職求人の探し方はニーズがあるかどうかを最初に検証しましたね。
先ほど書いたように転職サイトで求人検索するのが手軽でよいと思います。
転職エージェントは求人紹介と応募がセットです。
転職サイトで求人を探して、そのまま応募しても、書類通過率はとても低いです。
>>転職サイトのビジネスモデルを理解した使い方とは?【おすすめ】
理由は転職サイトからの応募は学歴フィルターや年齢フィルターを設けている企業が多いからです。
転職エージェントに人材紹介を依頼すると、推薦されてくる応募者の質が全然違います。
それは当然です。
転職サイトは求職者の意思で自由に応募できるのですから。
直接応募経由での履歴書・職務経歴書の質にはかなりの出来不出来のばらつきがあります。
一方で転職エージェント推薦の応募者の場合は、スクリーニングされているため、ある一定の水準を保っています。
転職求人を探した後の応募は転職エージェント推薦の方が断然有利
転職求人を探した後の応募は転職エージェント推薦の方が有利です。
転職エージェントは企業が欲しがっている人を推薦します。
直接応募の場合は「どこの誰かわからない」人です。
転職エージェントがスキルチェックをして、推薦しているのと、直接応募とでは内定率が全然違います。
同じスキルであれば、直接応募でも関係ないです。
しかし今時、直接応募をする求職者は少数派でしょう。
苦労の割に報われませんからね。
もちろん転職エージェントにもデメリットはあります。
企業とマッチングが取れない場合は、転職エージェントからの求人紹介は少なくなってしまいます。
それは転職エージェントのデメリットと言えるでしょう。
アドバイザーとの相性が良くない場合もある点も転職エージェントのデメリットです。
人を介するサービスが特徴の転職エージェントにとって、アドバイザーの能力のばらつきは大きな課題です。
これらの転職エージェントのデメリットを補うには、他社を複数使うことです。
転職エージェントによって保有している求人が異なるからです。
あなたのキャリアにマッチングする転職エージェントは必ずあります。
また相性が合うのアドバイザーも必ず見つかります。
相性にピッタリの転職エージェントであれば、ハローワークや転職サイトの求人を持ち込んで推薦してもらうことだって可能です。
つまり求人応募は全て転職エージェント推薦にするのです。
転職求人を探すのはどこでも構いません。
求人を探すのと応募とは別物です。
求人を転職エージェントに提案する際には、以下の二点をまず確認しましょう。
- すでに取引がある企業か?
- 転職エージェントを使わない企業の求人ではないか?
上記がクリアできれば、転職エージェントは喜んで営業して、独自求人化するでしょう。
そのためには魅力的な企業、転職求人である必要があります。
このような手順で転職活動をしていけば、自然と転職求人の探し方もうまくなります。
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