本ブログでは転職エージェントを中心に情報を発信しています。しかし転職サイトも使った方が良いのです。ただし普通に使っていたのではもったいないです。それは・・・
転職サイトは求人サイトである
まず認識しておいた方がいいのは「転職サイトは求人サイト」がメインだということです。
つまり求人掲載の仕組みを理解していないと、転職サイトを使いこなすことは難しいということです。
転職サイトに掲載されている求人は上図のようになっていて、大きく分けると2通りあります。
- 企業が直接掲載依頼する場合
- 転職エージェントが保有する求人を掲載依頼する場合
この依頼元を認識していなかったり、確認することを怠ったりするとトラブルになりやすいのです。
そして転職サイトは面倒くさいと思ってしまうんですね。
ここでやるべきことは1つです。
- 求人掲載元が企業か転職エージェントのどちらであるかを確認すること
だけです。
どちらか確認出来たら求人応募後の対応はそれぞれで大きく変わってきます。
その求人の掲載元が企業であれば、ハローワークと同じで直接応募のフローです。
企業と直接面接日程の調整も必要でしょう。
この場合は転職サイトから応募ボタンを押すと企業に直接連絡が行くのです。
まさに直接応募そのものです。
しかしその掲載元が転職エージェントであれば、転職エージェント推薦での応募になります。
つまり転職サイトから応募ボタンを押したとすると、その場合は転職エージェントへのエントリーを意味します。
決して企業へ応募エントリーが終わったわけではありません。
その転職エージェントからの求人紹介をしてもらう必要があります。
まさにそれは転職エージェント推薦での転職活動そのものです。
転職サイトは気軽に応募ボタンを押すことが出来るのですが、どちらへの応募かは管理しておきましょう。
転職エージェントへエントリーしたのに直接企業に問い合わせてしまうのはルール違反です。
転職エージェントを使う場合は必ずエージェント経由でというのが大原則です。
こうして分析すると転職サイトは求人掲載している媒体であり、それ以上でもそれ以下でもないということがわかります。
転職サイトでは転職支援サービスは扱っていない
確かに転職サイトから求人の応募は出来ます。
そのことから転職サイトがあなたの転職支援サービスを行ってくれるものと勘違いする方がいらっしゃいます。
しかし先程書いたように転職サイトは求人を掲載することが事業のほとんどです。
転職サイトでは【転職支援サービスは扱っていない】ことだけはよく覚えておいてください。
扱っているサービスとしては以下の3つです。
- 求人掲載
- スカウト
- 求人応募
求人応募出来ることは事実ですが、特に初めての転職の方にとってはそれが転職エージェントと混乱する原因ともなります。
私も初めての転職で転職エージェントと転職サイトの区別が付かないで困っていました。
今でも改善されないようなので、現在の仕組みをとりあえずは理解する必要があるでしょう。
転職サイトの仕組みは求人検索と応募です。
スカウトはメールで来たりするので、慣れてから使いましょう。
転職サイトの仕組みを理解するということは、掲載されている求人の出所を見れば実は難しくありません。
実際には応募した後は転職エージェントか直接企業とのやりとりになるわけですからね。
一方で求人の質についても口コミサイトなどでよく調べましょう。
一年中掲載されているような求人はまずブラック企業と思って良いです。
なぜなら人の入れ替わりが激しいか誰も応募してこない求人ということだからです。
求人の鮮度も注意しましょう。
このように転職サイトに掲載されている求人の質が良くないとしたら、利用価値はないと言えます。
直接応募ならハローワークに行った方が良いでしょう。
もう少し自分の今までの経験を生かしたいのであれば、迷わず転職エージェントを使うべきなのです。
転職サイトの利用価値はあるのでしょうか?
転職サイトはすでにオワコンか?
ここまで分析してみると「転職サイトはオワコンでは?」と思ってしまう方も多くいらっしゃるでしょう。
ですが転職サイトは他の転職方法と合わせ技で利用することで価値はまだまだあるんです。
確かに転職サイト単独での利用は難しいでしょう。
なぜ転職サイトを就活の中心とすると成功しないのか?に書いたように掲載求人が公開求人だからです。

公開求人は一般的には仕事面でも待遇面でも恵まれていないことが多いです。
企業が非公開とする求人の方にずっと良いものがあります。
転職エージェントが転職サイトに掲載している求人の中には非公開求人があります。
その場合は当然ながら求人票でも社名は非公開となっています。
社名を知りたい場合は転職エージェントに登録するしかありません。
それ以外は社名公開されている転職エージェント保有の求人か企業掲載の求人ということです。
これらを逆手にとればよいのです。
転職エージェントは求人を欲しがっています。
求人案件を受注するのはれっきとした営業活動です。
この営業活動が丁寧にできないと得られる求人情報も薄っぺらいものになってしまいます。
結果として求職者へ納得してもらえるだけの情報を提供することが出来ません。
特に中小規模の転職エージェントは一人で営業と求職者のサポートを行なっていることがお多いので、このような状況に陥ることがあります。
そんな時あなたが転職サイトやハローワークで見つけた求人を詳しい情報も加えて提案したら、喜んでくれますよね。
自分の担当求人が増えるんですから。
これは転職エージェントを上手く使う方法なのですが、一方では転職サイトを単なる求人サイトにしない秘策でもあります。
転職会議を使えば口コミから応募までワンストップ
とは言え、転職サイトに登録する場合はエージェントと違って何もかもあなたが管理する必要があります。
どうせなら一度の登録で済ませたいものです。
転職会議は給料明細、口コミ、面接の内容、転職サイトへの自動エントリー、応募が可能なサイトです。
応募前の口コミチェックも転職会議でしたら、すぐに確認出来ます。
転職会議は以下のサービスが無料で利用できるんです。
- 給料明細
- 口コミ
- 面接情報
- 複数の転職サイトへ登録可能
- 応募
転職サイトがオワコンなんて嘘でしょう?
要は使い方次第なんです。
まとめ
- 転職サイトはオワコンではなく、使い方次第
- 転職会議から複数の転職サイトに登録可能なので、そこから求人検索して、年収や口コミを調べ、面接情報も事前にゲット可能
- 見つけた優良求人を転職エージェントに持っていき、エージェント推薦で応募するのが一番賢い利用法



