
30代後半で転職するかどうか迷っている人「今の会社では仕事に満足できず、もっと高いレベルを目指して転職したい。しかし30代後半という年齢でもあり、転職可能かどうか知りたい。30代後半の転職で失敗しないための注意点を知りたい。」
上記の疑問・お悩みにお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
30代後半の転職は確かに厳しい。自己理解ができている人は比較的、問題なく転職できる。なぜならば良い意味でも悪い意味でも、自分のことをよくわかっているから。保有スキルより少し背伸びをするくらいでちょうど。スキルが高すぎる求人の見極めを出来るかどうか。自信がなければエージェントを使おう
— CowBoy (@cowboy19620626) February 26, 2021
30代後半の転職は確かに厳しい。自己理解ができている人は比較的、問題なく転職できる。なぜならば良い意味でも悪い意味でも、自分のことをよくわかっているから。保有スキルより少し背伸びをするくらいでちょうど。スキルが高すぎる求人の見極めを出来るかどうか。自信がなければエージェントを使おう
ちなみに筆者は転職経験3回ほどあり、50社近くの転職エージェントと転職サイトを使ってきました。
採用担当者として、30代後半でも転職可能な方をたくさん見てきています。
記事構成は以下の通りです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 30代後半でも満足できる転職は可能か?【保有スキル次第で余裕】
- 30代後半でも転職可能な業界・職種はあるか?【IT一択です】
- 30代後半の転職で失敗しないために注意すべき3つのこと
では一つずつ解説します。
30代後半でも満足できる転職は可能か?【保有スキル次第で余裕】
結論「30代後半での転職は【転職の軸】をしっかり決めて活動すること」
30代の転職は即戦力採用です。
30代後半の転職の場合は、よりそのハードルが高くなります。
転職の軸を明確にすることで、これからどうしていきたいのかがはっきりします。
あやふやだった転職理由も明確になるでしょう。
「なぜ転職するのか?」これについては人生観ともいうべきものです。
会社員によっては、定年退職まで一つの会社で勤めることが一番の価値だという人もいます。
転職するからには、目的がはっきりしていないとダメです。
十中八九、転職は失敗するでしょう。
本ブログで転職理由の重要性について、多くの記事で書いていますので参考にしてください。
転職理由が明確になったら、次は30代後半という年齢が不安になるでしょう。
しかし年齢で転職可能かどうかがきまるわけではありません。
あくまでもあなたのコアスキル次第です。
30代後半であれば、テクニカルスキルはもちろん、ヒューマンスキルも求められます。
部署間で調整役を買って出る社員は重宝されますよね。
担当業務のみにしか興味を示さない方では、採用する方も不安です。
会社としては求人票に書いてある仕事だけではなく、将来的には新規事業を立ち上げようと考えているかもしれません。
30代後半という年齢は、あらゆる可能性を感じさせる人材である必要があります。
「私はこれしかできません。」では、まず採用されません。
30代後半ならではの責任感からあなたは転職面接で答えているのかもしれません。
しかし転職面接では逆効果です。
30代後半ではテクニカルスキル、ヒューマンスキルのほかにコンセプチュアルスキルも必要です。
コンセプチュアルスキルとは一言でいうと「問題解決能力」のことです。
正解がない問題にぶつかるのは、ビジネスでは日常茶飯事です。
コンセプチュアルスキルが高い人は会社にとって、喉から手が出るほど欲しい人材です。
30代後半であろうと40代であろうと、関係ありません。
会社はコンセプチュアルスキルが高い人を欲しいのですから。
年齢相応のスキルでは転職活動は苦戦するかもしれません。
誰にも負けない「何か」を身につけてから戦うことをおすすめします。
30代後半でも転職可能な業界・職種はあるか?【IT一択です】
結論「30代後半の転職でも、将来性・求人倍率ともにIT一択と考えてよい」
将来性を考えたときにコロナ禍の今でさえ、有効求人倍率6倍近いIT業界を目指すことに何の問題もありません。
doda調べによると、ITについては業種・職種ともに求人倍率はダントツです。
未経験でもITであれば、転職可能であると言われる理由がそれです。
人材不足で、かつ、需要拡大しつづけている業界がITです。
シュリンクしつつある業界については、あまりおすすめしません。
例えば飲食業を代表とするサービス業。
ネットにシフトしている一部企業を除けば、ビジネスモデルの転換ができずにいます。
メーカー転職も専門的なスキルが必要なため、難しいでしょう。
20代同様、30代後半でも転職可能で将来性もあるのは、IT一択なのです。
たとえ未経験であったとしても、英語力があるなどの別のアピールができれば、今までの経験が買われて採用される可能性も大きいです。
30代後半の転職で失敗しないために注意すべき3つのこと
結論「30代後半で転職する方は転職活動の常識を身につけよう」
30代後半は転職の手順を知らない人が多い
転職活動については、20代の方が実はよく勉強しています。
転職本でもブログでも何でもよいのですが、転職活動について情報収集する機会は十分あるので、転職の手順は知らないとまずいです。
30代の方が転職する場合は、転職ノウハウを良く知らない場合が多く、もったいないです。
その傾向は年齢が高くなるにつれてそうなります。
30代後半のあなたが転職しようとする場合に、何から始めるかわかりますか?
転職活動には王道ともいうべき、決まった手順があります。
それを知らずして、転職成功はありえません。
簡単に転職活動の手順を以下に示します。
- 転職理由(転職の軸)を明確にする
- 転職の軸にマッチングする求人が転職市場にどれだけあるかを転職サイトでリサーチ
- キャリアの棚多し・自己分析を行う
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェント推薦で求人応募
ポイントは「求人応募は転職エージェント推薦」で行うことです。
転職サイトやハローワークから応募してももちろん構いません。
しかし転職エージェントと企業とは強い結びつきがあります。
転職エージェントが推薦する候補者と転職サイトから応募してきた方のどちらを優先するでしょうか?
書類選考については企業がかけられる時間は限られています。
転職サイト経由の応募の場合は、年齢フィルターなどで不採用になることも多いのです。
転職エージェント推薦であれば、あなたの人格もわかったうえで企業に推薦するわけです。
企業としては信頼しているエージェントであればなおさら、一度は転職面接で会っておこうと思うでしょう。
採用担当経験の筆者もまさしくそうでした。
直接応募の方をないがしろにするわけではないのですが、どうしてもエージェント優先になります。
30代後半は転職で年収が下がることを想定していない人が多い
転職する際に自分が持っているスキル以上の年収を要求する方がいます。
同じ会社で何年も働いていてはわからないのですが、転職市場での価値と今もらっている年収とは別物です。
「転職の軸」が明確で、短期的には年収が下がっても問題ないと考える方の方が少ないです。
大多数は自分のスキルよりも高い年収を要求しているのです。
大企業である程度のポストについていた方に限って、その傾向があります。
「転職の軸」が明確であれば、これから先のキャリアを見通していますので、年収が下がったところで挽回可能なのです。
30代後半の転職で転職サイトを使うのは、大きな失敗のもと
最初に転職の手順を書きました。
転職サイトはあくまでも求人ニーズのマーケティングが目的です。
転職サイトを求人応募に使うと特に30代後半の方は時間の無駄になります。
転職サイトは学歴フィルターや年齢フィルターで自動的にはじいている企業が多いからです。
30代後半の方がいつまでも転職サイトに固執するのは、やめましょう。
転職エージェントであれば、30代後半向け求人が豊富にあります。
パソナキャリアやJAC Recruitmentは30代後半向け求人を豊富に保有する転職エージェントです。
特に
は外資系求人に強いので、年齢は全く関係ありません。
外資系企業の年収は日系企業に比べると約2倍です。
スキル次第で30代後半であっても問題なく転職できるのは、外資系企業です。
転職サイトに固執せずに、30代求人が豊富にある転職エージェントを使いましょう。