
転職面接の逆質問で、悩んでいる人「転職面接が、もうすぐだ。中でも最後の逆質問では、爪痕を残しておきたい。面接対策はどうしても差別化ができないので、悩んでしまう。情報も多くて、言いたいことが整理できずに困っている。そもそも、なぜ逆質問をするのだろうか?転職面接は会話のキャッチボールのはず。事前に準備する必要はあるのだろうか?」
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
面接官から最後に必ずあるのが、「何か質問はありますか?」の質問です。今まで、うまくいっていたとしても、この質問で気を抜いてはいけません。きちんと対応しましょう。本記事では、採用担当の筆者が回答例をあげて、解説します。
先日、こんなツイートをしました。
転職面接の逆質問。爪痕を残すチャンス。転職本には色々書いてあり、情報過多かも。例えば3つ程度考えておけば良い。①今回、求められている人材について聞く②(現場の面接官なら)一日のタイムスケジュールを聞いて、イメージする。③聞くことがなくなっても、絶対に逆質問はするのが原則。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) November 16, 2022
転職面接の逆質問。爪痕を残すチャンス。転職本には色々書いてあり、情報過多かも。例えば3つ程度考えておけば良い。①今回、求められている人材について聞く②(現場の面接官なら)一日のタイムスケジュールを聞いて、イメージする。③聞くことがなくなっても、絶対に逆質問はするのが原則。
- 転職面接で爪痕を残せるのが、逆質問である
- 転職面接の逆質問は、本当に質問したいこと
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 現役採用担当、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
【転職面接での逆質問】今回はどのような人材が求められていますか?

転職面接の最後の登竜門が「何か質問はありますか?」。
これは「逆質問」といわれています。
どのような逆質問をするかで「会社・求人に対する志望度の高さ」や情熱が面接官に伝わってしまいます。
転職面接では「面接官に安心してもらう答えを返すこと」が基本です。
転職面接の台本を事前に用意するのは、おすすめしません。
なぜならば、会話の流れ次第で「台本」は使えなくなる場合がほとんどだから。
それよりも転職面接の中で「求められていること」を考えながら、答えるほうがうまくいきます。
逆質問は最もその傾向が強いです。
転職面接で行われた「質問と回答」が影響するからです。
ぶっちゃけ今までの質問で出たことを逆質問したら、見送り決定ですよね。
そのためには使えなくなっても大丈夫なように、最低でも3つは逆質問を用意しておくことです。
転職面接の逆質問で爪痕を残すことができれば、あなたの印象は良いままで終わります。
逆に最初は良い感じでも、最後の逆質問で「特にありません」などと言ってしまうと、チャンスを逃してしまうことになりかねません。
面接官は本当に入社する意思があるのかを、最終確認するために「何か質問はありますか?」と聞いています。
逆質問する目的は、以下です。
- 志望動機の高さ
- 会社の社風との親和性
- 応募者のヒューマンスキル
- 全ては言えませんが、だいたい上記の通りです。
初めての転職の方は、転職面接の逆質問に対して、どうすればよいかプレッシャーを感じているかと思います。
ここでは、面接官受けが良い質問例を示します。
もちろん、そのままでは転職面接には使えません。
逆質問では、ヒューマンスキルもみられます。
営業の方は得意でしょうが、会話の流れに応じてアレンジしてください。
「今回はどのような人材が求められていますか?」
は、面接官が好む逆質問です。
企業・求人で求められている人物像を聞くとともに「それはなぜですか?」と聞いてみると良い印象を与えます。
直接応募の場合ですが、求人票には求められている人物像については、詳しく書かれていません。
転職エージェント推薦であれば、求められている人材についての情報は、事前に得ることができます。
転職エージェントからの想定問答を深掘りしておくと満点です。
「今回の求人では○○が求められていると思いますが、さらに必要なことは何でしょうか?」とかです。
転職面接によって、面接官は変わりますのでアレンジが必要です。
- 一次面接であれば、求人に対しての質問
- 二次面接であれば、所属予定部署に対しての質問
- 最終面接であれば、会社に対しての質問
転職面接で「一日のタイムスケジュールを教えてください。」と逆質問

この逆質問は、困ったときによく使われます。
どんな1日を過ごすのかというのは、極めて自然な疑問だからです。
面接官の顔触れを見て配属予定の責任者が在席していれば、詳しい情報を得られるでしょうから、逆質問してみましょう。
人事や取締役では、答えることは難しいです。
その場合は、「答えられる範囲で構いませんので」と前置きをしましょう。
社風を知るためにも大切な質問ですので、答えを聞き出しましょう。
それによって、会社で働く姿が描けます。
そのためにも、必要で有益な逆質問です。
転職面接は、あなたが会社を選ぶ場でもあります。
転職面接は、転職先を選ぶ場です。選考されていることだけ考えていても、うまくいきません。入社したあとのことをイメージできるかが、大事っす。ぶっちゃけ。よそゆきで内定もらっても、楽しく働けなければ、意味ないっす。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) July 24, 2025
転職面接で逆質問は絶対にすべき【志望動機が高ければ問題ないはず】

転職面接中に用意していた逆質問が全て話題に出てしまったら、逆質問することは難しいかもしれません。
強引に逆質問すれば、今までの面接官の話を聞いていなかったと言っていることになり、大きな致命傷となりかねません。
この場合は(ひかえめに)、「聞きたいことは、全て面接中で話題に出ました」と言ってから、何らかの質問をします。
「質問は特にありません」は絶対に避けましょう。
例えば「これから入社までに覚えておいた方が良いことがあれば、教えてください。」と聞くのもいいでしょう。AIに逆質問リストをだしてもらうのも、良いです。
逆質問は、「第一志望」であることが伝わる内容にすべき。
会社が、取り組んでいる事業についての質問でも、立派な逆質問です。
求人の仕事内容について、より深い質問でも、いいです。
求人についての興味があれば、逆質問はあるはず。
逆質問がないということは、準備不足です。
転職面接の「準備にやり過ぎということはありません」。
どんな求職者でも、準備不足気味になります。
後悔だけはしないように、精一杯の事前準備をしてから転職面接に臨んでください。
転職エージェントを使えば、転職面接の過去想定問答を、情報提供してもらえます。
求人情報も、求人票にはない「リアル」を教えてもらえます。
「この求人ではこんな人材が求められています。」と転職エージェントは、レポートで教えてくれます。
転職エージェントは完全無料で使えますので、使わないと損です。
転職面接の逆質問で爪痕を残すためにも、うまく使ってください。



