面接には一次面接、二次面接、最終面接とある会社が多くあります。面接の回数は会社によって違いますが、二次面接まであるところは多いです。では、一次面接との違いは何でしょうか?また面接テクニックはどこまで通用するのでしょうか?
面接テクニックは多用しないほうが良い
面接に臨むとき、世の中には転職に関するノウハウ本があります。
インターネットにも、本ブログも含めて、転職情報があふれています。
面接のノウハウのようなものは、知っていた方が良いとは思います。
ですが、それに頼りっきりでは良くないと思うんです。
テクニック的なものは、面接官をしてきた私からするとあまり重要ではないんです。
「ノック何回するのが良い?」とかですね。
あくまでも中途採用なので即戦力として活躍できるか?が全てです。
そこには面接テクニックは不要なわけです。
私は一次面接、二次面接ともに面接を行っていましたから、違いもわかっています。
一次面接で面接テクニックを多用する応募者は、あまりいい印象をもちません。
面接とは安心である!と私はいつも言っていますので、このブログでは転職本にあるようなテクニック的は書いていません。
テクニックは転職本を読んで頂ければ十分なのです。

このブログでは採用経験者としての本音を書いています。
シンプルで物足りないかもしれませんが、面接対策って実はそんなにないんです。
- あなたの人間性をみること
- あなたのスキルを確認すること
この二点です。
人間性は付け焼刃ではどうにもならないものです。
面接で別な人格を演じてもわかりますからね。
スキルに関しては、本当に職務経歴書通りの経験と実績があるのかを聞いてみるわけです。
いじわるな質問や間接的な質問も含めてです。
全てyesとはならないように、間違えたデータも交えてみたりです。
優秀な応募者であれば、『すみませんが、それは○○の間違いではないでしょうか?』と訂正してきます。
これが面接官が期待し、安心する回答なのです。
一次面接は人事が中心【業務内容はそんなに突っ込まれない】
大企業では特にそうですが、一次面接は人事の方がメインで行う場合があります。
ですがどの企業もそうではありません。
私は一次面接から駆り出されました。
私は現場責任者でしたが、面接は一次面接から人事とともに参加しました。
一次面接官が人事の方だった場合は、社会人としての常識であったり、社風にあっている応募者かとかどれくらいの熱意で応募してきたかに重点が置かれます。
その意味では、転職理由、志望動機、自己紹介の面接の王道についてすべて聞かれると思ってよいでしょう。
面接官が人事の方だけではなく、現場責任者の方も参加した場合は、一次面接はかなり幅広い質問内容となります。
なぜならば現場責任者の方が関心を持った場合は、スキルの確認も入念に行うからです。
このケースですと、応募者のスキルが高ければ一次面接で決まる可能性も大いにあります。
このように一次面接・二次面接がどのように行われるかは会社によって違います。
転職会議のような口コミサイトを参考にすると良いと思います。
面接はどんな感じだったかも書いてありますし、口コミや給料明細も見ることができますしね。
私も転職活動をしているとき、求人に応募する際の指標にしてました。
特に給料明細は参考になりました。
同年代の年収が掲載されているのです。
これは要登録だと思います。
残業代がどれくらいかもわかりますし、ボーナスの額もわかります。
時間を無駄にしないためには、いわゆるブラック企業に応募しないのがベストです。
転職会議を使えば少なくともブラック企業に応募しないで済む方法とは?に書いたように応募前にブラック企業に応募するような時間の無駄はなくなります。

二次面接が山場【スキルと人間力が厳しくチェックされる】
二次面接では主に現場サイドが担当することが多いです。
これは企業の規模に限らず、採用の決定権は現場サイドにあることを示しています。
中には最終面接でひっくり返った例ももちろんあります。
代表取締役を始めとする役員の好みが個性的な場合はそうなりがちです。
一般的には二次面接が面接の山場であると言えます。
面接時間も一次面接と比べておおむね長めですし、紋切り型の質問ではなく、普通の会話から能力を確認されることが多いです。
面接は一次面接よりも話しやすい雰囲気ですが、それは応募者の本音を引き出すためのものだということを忘れないで下さい。
職務に関連したことを自然に深いところまで聞きます。
例えばですね、
『○○さん、●●の開発とありますが、開発完了までを少し詳しく聞かせてください』
とかです。
質問は平凡ですが、それに対する答えが応募者で全然違います。
二次面接というのは、かなり厳しく応募者を見ています。
こちらの要求する業務がこなせる応募者かを知りたいわけです。
業界が違っていたとしても、ポテンシャルはわかります。
そういう方は知らない業界でも関係なく、すぐ吸収してしまいます。
そのあたりの可能性を知りたいのです。
どんな求人に応募したとしても、今までの仕事内容と全く同じということはありません。
それでしたら、転職する意味もそもそもありませんしね。
今の会社に不満があることはもちろん知っていながら、うまくやっていけるかもチェックしています。
こう見ていくと、二次面接でも人間性って大事なんです。
それが面接テクニックというのかは違うかもしれません。
ですが、転職理由や志望動機も二次面接でももう一度ききます。
確認の意味です。
一次面接と整合性が取れていないと、それはまずいですので気をつけて答えてください。
正直に答えれば問題ないですけどね。
つまり、面接テクニックではそもそも、一次面接も通過できません。
人間力とスキル次第なんですから。
これが結論です。
面接対策はかなり大変ですね。
あなた一人では心配ではありませんか?
そんな時転職エージェントを使ってみるという手段があります。
しかもサービス料は完全無料ですので安心です。
転職エージェントはあなたが転職成功するまで転職に関するアドバイス、サポートを全力で行ってくれます。
最初は大手に登録するのが良いでしょう。
求人数が相当あるのと会社に対する信頼感からです。
業界最大手の転職エージェントとして有名なリクルートエージェントは聞いたことがあるのではないでしょうか?
運営はご存知リクルートが行っています。
幅広く業種・職種の求人を扱ういわゆる総合型転職エージェントです。
それに対してITエンジニア求人だけとか、20代向け求人だけとかその分野に特化している転職エージェントを特化型転職エージェントと言います。
転職エージェントに登録すると、あなたに専任のキャリアコンサルタントがつきます。
キャリアコンサルタントはあなたのキャリア相談から求人の紹介、求人への応募、面接、条件交渉まで行います。
あなたの転職活動に有能な秘書がつくようなものです。
面接対策も想定問答も含めて考えてくれますから、面接対策も万全です。
まずは気軽にご相談からでも大丈夫ですので、転職するか迷っておられる場合でもコンサルタントと面談すると必ず役に立ちますよ。
相談した結果「今は転職しないほうが良い」と言われる場合もあります。
あなた一人で転職活動をするとどうしても自分に甘くなります。
転職は決して甘くはないので、客観的にエージェントと向き合うことが転職するにせよ、現職に留まるにせよ大事なことなのです。

