面接で聞かれると困ることといえば、退職理由でしょう。心配ありません。面接官はあなたの退職理由には興味ありません。それは。。。
面接で退職理由を質問されても気にする必要はない
転職理由と退職理由はどう違うのか?で書いたように転職理由と退職理由とは明確な違いがあります。
転職活動をしている方は、この二つを混同している場合が多いのです。

本ブログでは、何度も書いていますが、もう一度繰り返します。
- 退職理由とは、会社を辞めるキッカケとなった理由です。
- 転職理由とは、『あなたが転職しないと実現できない』理由のことです。
違いがお分かりでしょうか?
退職理由はほとんどの方は、人間関係であったり、給料などの待遇面の不満のようなネガティブなことが主な理由になります。
もちろん、会社の倒産も立派な退職理由ですが、これは会社都合退社と呼ばれ、自己都合退社とは区別されます。
本人ではどうしようもないことですので、面接官も全く気にしません。
今回は自己都合退社の場合に絞って書きます。
退職理由がネガティブであるのは、むしろ普通で、当たり前のことです。
企業の採用担当者もそれは十分に理解しています。
満足していれば会社を退職したりはしませんからね。
履歴書の職務経歴には会社名とその入社、退社の年月が書かれています。
この記録は書類選考する上ではとても重要な部分です。
- 転職回数は何回か?
- 一年以内で同じ会社を辞めたりしていないか?
- 離職期間、いわゆる空白期間が長過ぎないか?
などを採用担当者は書類選考のチェック項目としています。
今の時代は転職するのは当たり前です。
コアスキル次第で書類選考は通過できます。
面接ではあなたの求める明るい未来を熱く語れ
それに対して、転職理由はあなたが転職したらどうなりたいかのキャリアビジョンのことです。
まず転職理由は意外と簡単に作れるって本当?で書いた手順を参考に転職理由を明確にします。

次に転職を成功させるための3つのポイントとは何か?に書いたように転職の軸を明確にします。

ダメ押しとして転職活動はキャリアの棚卸しから!に書いたようにキャリアの棚卸しを行うことで転職理由や転職の軸が深掘りされます。

転職理由は転職活動を行う上で最重要項目といえます。
転職活動のモチベーションを維持するためにも、転職理由を明確にすることはとても重要です。
転職理由が明確になってはじめて、あなたがどんな業界のどんな職種へと転職するか、つまり、転職の軸が明確になるのです。
転職の軸が決まらないと、どんな求人に応募したら良いのかが決まりません。
面接対策としても転職理由は重要ですが、それよりもずっと大切なことはあなた自身を理解し、進むべき道へ進むということです。
転職理由はあなたの未来なのです。
それこそ、面接官が求めていることです。
あなたの話しを聞いて安心するはずです。
面接官は退職理由には関心がない
転職理由が重要なことは、お分かりでしょうか?
具体的にイメージができない場合は、転職理由をなぜなぜ分析で深掘りしよう!を参考に深掘りしてみてください。
例えば、「なぜ上司とうまくいかないの?」と自分に問いかけるのです。
これを掘り下げていくと、本当の原因にたどり着くという手法です。
転職理由をなぜなぜ分析で深掘りしよう!に詳しいことは書いてありますので、ご一読下さい。
何らかのトラブルが起こったとき、根本対策を考えるための手法として使われます。
退職理由と転職理由は表裏一体です。
面接官は退職理由を聞いているようですが、実は転職理由を求めています。

辞めたもしくは辞める予定の会社の悪口など誰も聞きたくありませんよね?
採用する側もそのような発言をする人は絶対に採りません。
意地悪な質問でたまにする面接官もいるかもしれません。
退職理由を質問されたとしても、無難に自己都合と答えましょう。
それ以上は詳しく言う必要はありません。
面接官も関心がないので、特に詳しく聞いてくることはありません。
その点は安心してくださいね。
