
ありがたいことに同時に2社から内定をいただけそうなんだけど、どちらの企業を選ぶべきか本当に迷ってしまう…。
入社を承諾する基準や、この状況で転職エージェントにどう相談すればスムーズに進むのか知りたいな。
こういった疑問に、CEOで現役採用担当の筆者がお答えします。
こんにちは、CowBoyです。CEOと現役採用担当をやっています。
転職活動を精力的に進める中で、幸運にも同時に2社から内定を獲得できるケースは十分にあり得ます。
しかし、いざその状況になると「どちらの企業を選ぶべきか」「断る方の企業やエージェントにどう連絡すればいいか」と、贅沢ながらも深い不安や悩みを抱えてしまうものです。入社先を間違えれば、これまでの転職活動の努力が水の泡になりかねません。
本記事では、CEO兼現役採用担当の視点から、同時に2社内定が出た際の「後悔しない企業の選び方」と、内定の連絡が重なったときに転職エージェントを上手に活用して円滑に調整を進める方法を徹底解説します。
本格的な転職活動をスタートする前に、まずは以下の記事で「転職の正しい進め方と手順」の全体像を確認しておくのがおすすめです。
▼ 転職活動の始め方ロードマップ「7つの簡単な手順」はこちら
- 同時に複数内定が出た際に、エージェントを上手に味方につけて調整する方法
- 内定の連絡が重なるリアルな背景と、慌てずに対処するための心構え
- 2社を冷静に比較し、自分のキャリアにとって最適な1社を選ぶための判断基準
- 筆者は、「CEO」かつ「現役採用担当者」で、数多くの転職面接や書類選考の現場を熟知しています。
- 企業側として、転職エージェントと契約し、求人を依頼しています。当然、転職エージェントのビジネスモデルも把握しています。
- 自らも3回の転職を経験し、50社以上の転職サービスを使い倒してきた実体験があります。
- 転職活動を通して、大手メディアが隠す「本音」の転職活動ロードマップを公開しています。
- 採用側と転職経験の両視点を持つ実体験が、この記事の根拠です。
記事構成は、以下の目次のとおりです。まずは全体像をご確認ください。
それでは、採用担当と転職経験の両視点から一つずつ詳しく解説します。
転職エージェントを上手く使おう

転職活動で求人への応募から内定までは、転職エージェントを使っていたとしても、応募求人の進捗管理をする必要があります。
複数社をうまく利用する
複数社への転職エージェントを使って、転職活動するのはもう一般的になっていますよね。
ただ「転職エージェントの使い方」という点では、まだまだ上手く運用しきれていない方が多いのが現状です。
【CEO&採用担当が警告】転職エージェントは複数社利用が基本です【注意点あり】
転職エージェントは、あくまでもビジネスです。ボランティアではありません。
コンサルタント交代が「悪いのでは?」と気を使ったりするのは、損をする典型例です。
【CEO&採用担当が警告】無能なコンサルタントを見極める6つのポイント
複数社エージェント利用のコツ
転職エージェントのコンサルタントは100人くらいの求職者を担当しています。
気兼ねなく、チェンジすれば良いのです。
エージェントは全く気にしませんので。
もう一つの気づかい過ぎの例としては、転職エージェントの掛け持ちをコンサルタントに連絡しないことです。
転職エージェントはなぜ掛け持ちした方がいいのか?【2つの理由】
「悪いのでは?」と思うのですね。
コンサルタントは、転職エージェントの掛け持ちは普通だと思っています。
むしろライバルの会社に、取られないように頑張るでしょう。
面接の日程調整は他の求人の選考状況を連絡しておけば、スムーズにいくのです。
気を使ったばかりに、スケジュール管理を全てするのでは、転職エージェントを使うメリットが減ってしまいます。
他社経由での面接予定がある場合、メインで利用している転職エージェントには、連絡しておくとよいです。
それを行うことで、スケジュール管理はエージェントが重要なところはおさえてくれます。
選考状況が重なったりしないように、腕利きのコンサルタントならば、どれくらいで結果ががわかります。
このような相談を転職エージェントにしないのは、宝の持ち腐れです。
エージェントに相談しない方がいいこともありますが、転職に関する悩みはどんどん相談すべきです。
内定の連絡が重なる場合はあり得る

内定が出ると労働契約が成立する
内定が出ると、企業との間に労働契約が成立します。
法律上、始期付解約権留保付労働契約(しきづきかいやくけんりゅうほつろうどうけいやく)というれっきとした労働契約の一種として扱われます。
法律上の難しい話はしませんが、労働契約が成立することが重要です。
一方で、複数の会社から内定が出ることは日常茶飯事です。
内定承諾は正式な入社先を決定する重要なイベント
将来的には、パラレルワークが当たり前になります。
リモートワークが普及している現在では、進行中といっていいです。
現状では、入社先を決める必要があります。
複数内定は、複数社と労働契約が成立しているのですから。
内定承諾することで、入社する約束をします。
現在は、このような段取りとなっています。
内定承諾は、入社先を決定する重要なイベントです。
内定承諾後に辞退は可能ですが、難しいです。
【CEO&採用担当が警告】内定承諾後に内定辞退は可能か【転職エージェント推薦に】
転職エージェントに相談しても、真に受けない
スケジュール管理を徹底したとしても、内定の連絡がほぼ同時にあることは、十分にあり得ます。
【採用担当解説】複数内定をもらったら?内定承諾は1社が原則と辞退の正しいマナー
コンサルタントとのコミュニケーションが上手くとれていれば、そのことも正直に話せます。
転職エージェントに相談するのも、あなたのためです。
転職エージェントは、有益なアドバイスをもらえるプロと割り切って接しましょう。
懇意にしているコンサルタントからの求人紹介だからといって、簡単に内定承諾しないことです。
先ほども書きましたが、エージェントはあくまでも、ビジネスで接しています。
転職は、今後のキャリアを決めてしまいます。
内定したとしても、あなたの希望に合わなければ、無理して内定承諾する義理はありません。
転職エージェントのことは、真に受けないで下さい。
「今回はこのように決めさせて頂きますが、ご縁がありましたら、次回ぜひともよろしくお願いします。」
のように内定辞退すれば、無能なエージェントでなければ、関係が悪化することはありません。
転職エージェントは転職してからも、貴重な情報源です。
良い関係は、なるべく壊したくないですね。
転職してからも、良い話があるかもしれませんからね。
同時に2社内定、どちらを内定承諾する?

複数社、同時に内定が出たらどうすれば良いでしょうか?
まずは、転職エージェントに数日待ってもらえるか?と事情を話しましょう。
私の経験ですと、長くても7日です。
普通なら2〜3日でしょう。
迷ったとしても、確認することはそんなに多くありません。
【CEO&採用担当が警告】内定が出たら確認すべき6つのポイントとは?
内定承諾前の確認項目チェックリスト
内定承諾前の確認項目チェックリスト
上記のチェックリストで確認することで、「どちらの求人を選ぶべきか」が見える化されます。
エージェントへの説得材料にもなります。
同じことを話すにも、紙一枚あれば、説得するのに楽でしょう?
全ての項目が一致するわけではないでしょう。
優先順位が高い順で書きましょう。
転職理由
転職はあくまでも、転職理由を軸に進めてきたわけですよね?
ここがずれている求人、企業には入社してから戸惑いが出てくる可能性があります。
もちろん、仕事内容の確認は、しつこいくらいに行ってください。
入社したら、話が違ったなどというトラブルは、【転職あるあるネタ】ですからね。
その意味からも、直接応募より転職エージェントは頼りになりますよ。
コンサルタントの意見も聞いてみたほうが良いでしょう。
ただし、営業トークが強い人には聞かないことです。
だって、自分の求人を推すに決まってますから。
2~3日あれば十分なのは、上記のように確認する項目が意外と少ないからです。
答えはできるだけ早くというのが、鉄則です。
希望条件
希望条件には、優先順位があります。
転職エージェントには、妥協できないものだけ伝えていたはず。
年収や勤務地などこだわり条件と妥協可能な条件に分けて、検討しましょう。
【採用担当が徹底解説!】転職エージェントにはハッキリと希望条件を伝えよう!
労働条件
労働条件通知書で、最終確認をします。
書面で労働条件を通知するのは、企業の義務です。
普通であれば、何も言わなくてももらえます。
口頭で済ます会社であれば、内定辞退すべきです。
労働条件のチェックリスト
会社の経営状況
これについては、常識です。
利益のでていない会社に入社すると、リスクが大きすぎるからです。
年収も上がりません。
経費も削減されるかもしれません。
法的には、ボーナスは出す義務はないので、生活設計が狂います。
これについては、企業の調査と業界の将来性リサーチが必要です。
【CEO&現役採用担当が警告】2026年版・転職しないほうがいい業界と見極め基準
転職希望者の必読書になっている会社四季報と業界地図を確認しましょう。
企業研究は以下よりどうぞ。
業界研究は以下よりどうぞ。
会社の評判
内定承諾前に、まずは口コミをチェックしましょう。
全て、真に受ける必要はないですが、8割以上良くない内容なら辞退したほうがいいです。
労働環境
労働環境は、複数回の転職面接で想像できます。
正直に働きやすいのは、どちらか冷静に判断しましょう。
内定辞退/承諾の連絡は早めに
内定辞退や承諾の連絡は、早めにしましょう。
内定補欠【キープ】の方が、いるからです。
その方は、採用とも不採用とも連絡がこないで不安なはずです。
内定を承諾するにせよ、断るにせよ、次点の方に影響を与えることを考えて、できるだけ答えを早く出してあげましょう。
【CEO&現役採用担当が暴露】転職面接の結果が遅い3つの裏事情とは?【キープ】
正しい7つのステップを完遂し、内定を獲得した後は、条件交渉と円満退職という最後の重要なミスマッチ防止フェーズに入ります。大手が絶対に触れないインサイダー情報や、選考の裏側を熟知したプロのアドバイスを最後まで味方につけることこそが、転職を大成功で締めくくる鍵です。
代表取締役の視点から、損をしない条件交渉のやり方と、絶対に失敗しない円満退職へのステップ、そしてその後のキャリアまで支えてくれる24の窓口のリアルな比較は以下で詳しく解説しています。



