求人検索をしていて、同一企業の別求人が見つかって応募したい時ってありますよね。そもそも複数応募しても問題はないのでしょうか?それは・・・
同一企業の別求人への複数応募は可能なのか?
転職活動における求人応募はあなたの自由意思でできます。
たとえ同一企業の別求人への複数応募であったとしても可能です。
同一企業で別求人を出していることは確かに多いです。
だからと言って、同一企業の別求人になんでも複数応募して良いということではありません。
転職の基本に立ち返りましょう。
そうすれば自ずと応募する求人は決まってくると思います。
このブログでは何度も書いている通り、最も転職で重要なことは「転職理由が明確であること」です。
転職理由が軸となって、進むべき業界、職種が明確になるからです。
逆に言うと転職理由に合わない求人には応募すべきではないのです。
転職理由は応募先での書類選考や面接でチェックされることはもちろんです。
しかし、、、
たとえ運よく内定が出て入社できたとしても、転職理由に合わない職場では恐らく長続きしないでしょう。
あなたの転職後のことを考えたものが転職理由です。
転職テクニックとして転職理由を考えないようにしましょう。
あくまでもあなたの将来のために転職理由を明確にするのです。
複数応募をする意味は?
視点を変えて採用する企業の立場に立って考えてみましょう。
同一企業の複数求人へ応募するということはどういうことでしょうか?
例えば3つの求人にあなたが応募したとします。
応募受付は人事で行う会社がほとんどですよね。
つまりそれはあなたの応募書類が3部人事へ送付されることを意味します。
応募職種がバラバラだとしたら、どう思われるでしょうか?
複数応募する場合でもあなたにはきっと本命の求人はあるはずですよね?
他の求人の職種が違っていれば、本命の求人に影響を受ける可能性だって大いにあるのです。
こうなると応募書類を読んでもらえないかもしれません。
求人に対する志望動機に疑問を持たれるような行為は止めた方が良いです。
リスキーだからです。
面接につながらない応募は避けるべきです。
✅ 同一企業の複数応募はそのような意味があるので、志望動機に矛盾がないようによく考えましょう。
✅ 応募を検討するのは先程も言いましたが転職理由にあっている求人だけにしましょう。
ここで大事なことは通常の応募よりも少しの手間をかけることです。
応募書類は添え状・履歴書・職務経歴書の3点セットです。
添え状は履歴書・職務経歴書よりも手間をかけるな!に添え状の位置づけを書きましたが、表紙のようなもので通常の応募では形式的なものです。
しかし今回のテーマである同一企業の別求人への複数応募については、添え状でそのことについて簡単に触れておいた方が良いでしょう。
複数応募する理由を書くのです。
履歴書に書くという手もありますが、添え状に書いておいた方が目に留まるでしょう。
添え状は読まない採用担当者もいるでしょう。
そのときの保険として履歴書にも同様のことを書いておきましょう。
あなたの応募意図が伝わらなければ、時間の無駄です。
どれかの求人の面接に呼ばれればラッキーくらいに考えていると思われてはたまりません。
この程度の手間で面接につながる可能性が増えるのでしたら、積極的にやるべきです。
志望動機が明確か?
面接では必ず複数応募の理由を質問されます。
具体的には転職理由と志望動機です。
転職理由と志望動機はどう関連付けるか?でも詳しく書いたように志望動機は求人ごとに異なるものです。
転職理由をベースに「なぜこの求人なのか?」の要素を加えたものが志望動機だからです。
転職理由は転職の目的、キャリアプランのことなので応募する求人によって変わるものではありません。
転職活動を始める際に明確にするべきものです。
この2点をまずは押さえておいてください。
あなたにとっての転職理由は普遍的なものですよね?
ブレてはいけないのです。
これは今回の複数応募に限らず、全ての求人について言えることです。
面接ではあなたの転職理由が明確かどうかを確認するために「今までにどんな求人に応募しましたか?」といった質問をされることが良くあります。
採用側の意図は転職理由の確認ですので、答えるときは慎重になってください。
転職活動の最初の頃は転職理由から外れた求人に応募したこともあったかもしれませんが、よく考えましょう。
面接官が期待する答えを察知して安心してもらいましょう。
面接とは安心ですからね。
志望動機は求人ごとに明確である必要があります。
面接官は転職理由よりも志望動機が確かかを重点的に質問してきます。
全ての応募求人で明確に志望動機があるのでしたら、複数応募は問題ありません。
むしろ企業はあなたを欲しがるのではないでしょうか?
一つの求人票には一人が対応可能な職務が書かれていることが多いのですが、複数求人に対応できる人材ということはかなり有能な方ということになります。
複数求人に応募したはいいが、転職した後二人分の仕事をやるはめにならないようにしたいものです。
複数応募のデメリットはそこにあります。
企業はさまざまなセクションに配置転換可能な人材という風にあなたをみるでしょう。
将来の幹部候補には違いないですが、健康を害しては何にもなりません。
このあたりも考慮すると同じ企業に複数応募するのも限度があります。
2求人が限度でしょう。
それ以上だと転職後のあなたのキャリアが心配です。
求人票に書かれた仕事だけをするのが正社員ではありません。
選考結果も想定すべき
応募した求人の選考結果も想定しておくことです。
選考結果の連絡は同時とは限りません。
しかも連絡元は同じ企業です。
少し待って欲しいと言ったら、もう一方が第一志望の求人だとバレてしまいます。
このあたりの交渉を行うにはあなた一人では厳しいと思います。
転職エージェントを使って応募からアドバイスをもらった方が良いですし、楽です。
選考結果も良いものになるでしょう。
転職エージェントを経由すれば、複数求人への応募も問題はありません。
推薦状はエージェントが書いてくれるから、その際複数応募の理由も書いてあるからです。
志望動機や面接アドバイスはもちろんサポートしてくれます。
応募後に内定が出た後もどれが第一志望かはエージェントは把握しています。
あなたにとって最適な選択ができるように企業と調整してくれます。
まとめ
最後に同一企業の複数応募についてまとめます。
✅ 転職理由にあった求人に応募する
✅ 志望動機は求人ごとに明確にする
✅ 選考結果も考慮して転職エージェントを上手く使おう