求人に応募する際の3点セットの一つといわれるものが【添え状】です。カバーレターとも言われていますが、応募書類としての位置づけを考えてみましょう。
添え状の目的は?
求人に応募する際に企業、または、転職エージェントに送付する応募書類として、履歴書・職務経歴書の二通があるのは、よくご存知だと思います。
転職活動をしていると、応募書類三点セットという言葉を聞くことがあるかと思います。
残りの一点がまさに、【添え状】と呼ばれる書類です。
この書類の目的は何でしょうか?
また、履歴書・職務経歴書に比べての重要度はどれくらいなのでしょうか?
まずは目的から考えてみましょう。
添え状はカバーレターとも呼ばれています。
目的を考える上では、カバーレターの方がわかりやすいのではないでしょうか?
例えば、通常のビジネスの場合で考えてみましょう。
あなたが何らかの商品を注文する場合、注文書をつけると思います。
送付する書類一式はどれなのかを明確にするため、最初の一枚目に「送付する書類はこれこれですよ」とビジネスマナーとして、添え状をつけることが一般的ですよね。
転職活動は仕事と同じ方法で進めよ!で書いたようにビジネスと考えれば、目的は明確です。
✅ビジネスマナーとして表紙の意味でつける。
✅送付する書類を明確にする意味でつける。
この二点が添え状の目的です。
以外にとてもシンプルですよね。
つぎは添え状の重要度です。
目的がお分かりになったかと思います。
おのずと重要度もご理解頂けたのではないでしょうか?
あくまでも、応募書類三点セットの中では、優先順位は最下位です。
添え状にかける工数は最低限で良いということです。
その分間違いだらけの職務経歴書の書き方とは?に書いたようにポイントをずらさず、良い職務経歴書を作成することの方が重要です。
そもそも必須の書類なのか?
添え状の目的はビジネスマナーですので、相手に良い印象をもってもらう以上の効果はありません。
添え状を送りたくないのであれば、特に構わないのですが、印象面で損をするリスクがあります。
採用の合否に影響するかというと、ほとんど関係ないでしょう。
ですが、アンケートによっては3割が合否に影響するいう回答もあるそうです。
理由は言うまでもなく、【ビジネスマナーも知らないのは、問題】ということです。
アンケートの結果なので、全面的に信頼はできませんが、3割の企業が合否に影響する可能性があるわけです。
添え状は送った方が無難ではないでしょうか?
一度テンプレートを作成してしまえば、宛先と日付を変えるぐらいの手間で済みます。
添え状を送らずに書類選考に影響しては、馬鹿らしいです。
それならば、送るように習慣づけてしまいましょう。
結論としては、【必須ではないが、送付する方が無難】ということになります。
簡潔に書くのが秘訣!
添え状の書き方には決まりはありません。
サンプルを参考にあなたが作るのが一番です。
ポイントは簡潔に書くことです。
単なる表紙なので、文章は読んでもらえないからです。
私が書類選考していたときは、履歴書と職務経歴書が人事からメールで送られてきただけです。
添え状は送られてきたことはありません。
応募書類を確認したら、添え状は応募受付側で破棄してしまうのが、普通です。
添え状はその程度のものです。
添え状は、上図のようなとてもシンプルなものです。
先ほども言ったように、内容は事務的で構いません。
【応募しますので、宜しくお願いします】くらいの定型的な内容です。
以外と重要なのが、直接応募の場合と転職エージェント経由の場合の違いです。
直接応募の場合は、企業に添え状を送りますよね。
ということは、採用担当者が直接見る書類になる訳です。
そういう意味で、【丁寧に】書くことが大事です。
志望動機や自己PRは履歴書に書くので、不要です。
では、添え状に書く内容をこれからお教えしますが、これが絶対ではありません。
あなたのビジネスマナーの範囲で作成して頂くのが良いと思います。
✅ 宛先は企業名と採用担当者を書きます。
転職エージェント経由の場合は、宛先は担当コンサルタントです。
実は転職エージェントからの応募の場合は、コンサルタントは添え状の代わりに、あなたの推薦状をカバーレターとしてつけて手続きすることがほとんどです。
コンサルタントへの応募する際のマナーさえ守れば良いので、添え状はそんなに堅苦しく書く必要はないのです。
転職エージェント経由で応募するメリットと言えるでしょう。
あなたのアピールポイントを代わりに書いてくれるのですから!
✅ 本文は決まり文句として、【拝啓】で始めます。
✅ 内容は求人に応募する旨を簡潔にまとめましょう。
✅ 本文の終わりには、【敬具】と書きます。
ビジネスレターと同じなので、わかりやすいと思います。
✅ 日付は添え状を送付した(する)日付です。
応募日と合わせても良いでしょう。
✅ 氏名は言うまでもなく、あなたのお名前を書きます。
✅ 【添付書類】の種類と枚数を明記します。
✅ 【以上】で添え状は終わります。
添付書類としては、履歴書・職務経歴書が1部ずつが普通でしょう。
添え状を仕事で扱う機会がないという方は、一般的なカバーレターとはどういうものかこの機会に調べてみましょう。
このような添え状についても、転職エージェントを使うと、わずらわしさはありません。
コンサルタントが応募を代行してくれるのです。
あなたがやるべきことは、紹介された求人に対して、【応募することにしたのでよろしくお願いします】の内容があれば、添え状は大丈夫です。
宛名も転職エージェントの分だけ用意すれば、事足ります。
修正するのは日付だけで良いわけです。
直接応募の場合に比べて、転職エージェントを使うと、このように面倒なことはしなくてもよいので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、登録も利用も全て無料です。
登録したからといって、あなたに損はないのです。
むしろ、本来の転職活動に集中できて、とても効率的です。
転職エージェントを使う効果は転職を希望している方に浸透しています。
ライバルに差をつけるためにも、登録してしまいましょう。
