最終面接と一次二次面接との違いは何か?【目的を理解しましょう】

転職面接
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企業によっては、役員クラスによる最終面接があるところがあります。今まで通過してきた一次面接、二次面接。決定的な違いは何でしょうか?

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最終面接と一次二次面接との違いは何か?

 

一次面接、二次面接と進むにつれて、面接官の顔ぶれも変わってきます。

一次面接では人事の方が中心となります。

 

二次面接では現場責任者が中心です。

そして、最終面接は役員クラスが加わって行われます。

 

そうすると、おのずと各々の面接の質問内容は同じであったとしても、視点は全然違います。

面接官を安心させることが最大の対策であると何度もしつこく言ってきました。

 

面接とは安心である【採用担当者の経験から断言します】
面接とは安心であるということを、本ブログの記事で書いてきました。とても大事なことですので、改めて書きます。

 

面接官が会社で【どのような立場なのか】を考えてから、受け答えをすると会話がかみ合わないということは少なくなります。

一次面接であれば、相手が人事の方であることを踏まえて、どのように答えるのが良いのかを考えましょう。

 

二次面接であれば、現場責任者の方が面接をしますので、あなたができることを具体的にアピールできるチャンスです。

あなたのスキルを知りたがっているのが、現場というものですから、できるだけ詳しく話すことで、面接官とは話が盛り上がります。

 

そして、最終面接です。

これは今までの面接官とは会社での役割が違います。

 

経営サイドにいる方です。

それであれば、面接官は何を期待するでしょう?

 

会社に貢献できる人かどうかをよりシビアにみられるということです。

 

 

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最終面接と一次面接との違いは?

 

一次面接は人事の方が主に質問することが多いので、社員としたときに恥ずかしくない人か?という目線で見られます。

ビジネスパーソンとして、備わっているべきマナーであるとか、転職理由、志望動機が中心となります。

 

つまり、『うちの志望度はどのくらいか?』を不安に思って、面接官は安心するために色々質問するわけです。

あなたが応募者であったとしたら、それに対して安心させてあげることです。

 

一次面接はそれが出来れば、まずうまくいきます。

ですが最終面接はそうはいきません。

 

面接官はあなたのキャリアビジョンが知りたいのです。

会社で同じ部署でずっと働くということは極めてまれだからです。

 

求人票に書かれている仕事しかできない人材では困るわけです。

会社にはいくつかの事業があります。

 

部署を異動しても対応できる応用力があるかをチェックしているのです。

3年後、5年後、10年後にどうなっていたいか?

 

それについて、明確なキャリアビジョンを持っていないと対応できません。

未来志向の人材かどうかはとても重要です。

 

長期にわたって、どのようにスキルアップしていきたいかを語れれば、それが会社に活躍の場があるのであれば、面接官としては安心します。

キャリアビジョンといっても、独りよがりではダメなんです。

 

その会社に活躍の場があることをリサーチして、話さないと面接官には響きません。

最終面接においても安心させるということは鉄則なんです。

 

最終面接では「企業のことを良く理解していること」もみられますので、会社の事業を把握し、できればその延長線上に会社を成長させる新たな事業を提案することができれば満点でしょう。

 

 

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最終面接と二次面接との違いは?

 

二次面接は現場レベルでの即戦力として通用するかを確認するものです。

求人票に書かれている応募資格の確認を職務経歴書を中心に行います。

 

ここでも、転職理由や志望動機が聞かれることはもちろんあります。

ですがあなたのスキルチェックの割合が殆どだと思ってください。

 

あとは、あなたの「人となり」も見られます。

それに対して、最終面接はどうでしょうか?

 

面接官は現場責任者が同席することも多いですが、役員クラスがメインとなります。

質問は当然、会社の利益のことを考えた幅広いものになります。

 

一次面接との違いでも書きましたが、会社の事業内容は全て把握しておかないと、うまく回答できないでしょう。

役員クラスであれば、会社の将来のことをいつも考えています。

 

先ほども述べたように、キャリアビジョンを語れるかどうかが分かれ目となります。

 

これから先、世の中がどうなっていくのかの情報収集力、観察力もみられています。

会社は生き物です。

 

いつまでも同じことをしていては、生き残れません。

仮に新規事業を立ち上げたときの人材となりそうかという目線でも見ているのです。

 

スキルチェックやビジネスパーソンとしてのチェックは二次面接で終わっています。

最終面接では、経営層として、売り上げをどれだけ上げられる人材かを俯瞰的にみているのです。

 

あなたは求人票を見て、その企業に応募したのは事実でしょう。

ですが、最終面接ともなると、求人票の内容よりも広く、深く、色々な角度でチェックされますので、一旦忘れてください。

 

もっと幅広い業務のことを聞かれても、拒絶はしないことです。

あなたの思っている仕事と違うと思うかもしれません。

 

ですが、それだけに固執する人は役員クラスには好かれません。

会社としては、ローテーションも考えるのが仕事です。

 

このように最終面接は一次面接や二次面接とは何もかも違うので、油断は禁物です。

セレモニーだと思って、準備をしないとえらい目に合います。

 

転職エージェントを使っていれば、その会社のくせがわかります。

今までの質問などの情報も手に入れられる分、有利なのです。

 

最終面接もきちんと準備をして臨みましょう。