
AI面接が企業で採用され始めているので、特徴と対策を知りたい。
AI面接の通常面接との違いと課題を知りたい。
面接対策するのなら、おすすめの転職エージェントに相談したい。
上記の疑問・お悩みにお答えします。
- AI面接の特徴と対策
- AI面接の通常面接との違いと課題
- AI面接対策の為のおすすめの転職エージェントの3選
上記を順に解説しますね。
ちなみに筆者は前職では採用担当者の業務を行ってきましたので、数多くの採用面接を行ってきました。もちろん面接の合否まで決定していたので、AI面接との違いから対策を講じることは可能です。
AI面接の特徴と3つの対策とは?
AI面接の特徴
AI面接の特徴は「過去の深掘り、掘り下げ」です。
逆に言えば、未来のことは聞かれません。
あなたの履歴書、職務経歴書の内容について、人間の面接官より深掘り、掘り下げる質問をするのがAI面接です。
ある意味、私が以前より主張している内容と同じですが面接に感情はいらないのです。
通常面接で重要なのは「会社に貢献できそうか?」だけです。
もちろんヒューマンスキルもみられます。
入社したいという志望動機も大事でしょう。
ですがそれは「応募者の保有スキル」が会社に通用することが前提となります。
応募者によっては、質問は100問程度になるようです。
理由はAIが何度も同じ質問を繰り返すからです。
これもAI面接の特徴です。
応募者の回答が薄っぺらい場合は「もう少し詳しく具体的に教えてください」と何度も聞かれます。
そのためには対策が必要となりますね。
人間の面接官はそこまで追及はしない質問でも、AIは期待される回答が得られるまで質問を続けます。
なので、人によっては短時間で終わる人もいれば、何時間もかかってしまう人もいます。
AI面接の3つの対策
AI面接は「具体的な回答」が短時間でできれば、OKです。
言うまでもなく、AIに感情はありません。
なので先ほども書いたように、何度でも同じような質問を様々な角度からするのです。
そのためには今までの職務経歴、コアスキルを深掘りして回答できるようにすることが必須です。
それこそが最初のAI面接の対策です。
これが出来ればAI面接を突破することは可能でしょう。
物事を深掘りする際には「なぜなぜ分析」を使うとよいです。
手法は簡単で「それはなぜですか?」と繰り返し質問することで、最終的にはものごとの本質にたどり着きます。
事故などを起こしたときに根本的な原因を究明する際によく使われる手法です。
それをあなたの職務経歴に適用してみましょう。
そうすることで新たな気づきが得られるでしょう。
質問数が増えるほど、面接時間が長いほど評価は低くなります。
適切な回答が出来たとしても、短時間にまとめる必要があります。
これが2つめのAI面接の対策です。
ここまでは王道の対策です。
次は忘れがちな点をお話しします。
3つめのAI面接の対策は相手がAIだからと言って、油断してはいけないということです。
AI面接はスマホアプリなどで行われますが、面接の様子は録画されていますので、ご注意ください。
実際に面接の録画を見るのは採用担当者です。
応募者のビジネスマナーのチェックはもちろん、話し方、表情も見られています。
この点については、基本的には通常の採用面接と同様の対策で良いです。
AI面接でも面接官を想定して丁寧に回答しましょう。
以上をまとめるとAI面接の対策は以下となります。
- 今までの職務経歴、コアスキルを「なぜなぜ分析」などの手法で深掘りしておく
- AIからの質問に対して、短時間で簡潔に答えられるようにする
- AI面接だからと言って油断してはいけない。普段着で臨むなどもってのほか。
AI面接と通常面接との違いと課題
地方在住の方、海外在住の方には転職先の選択肢が増えて有利です。
企業にとっても都市部だけでなく有能な人材を地方から採用することが可能となります。
通常面接との形式上の違いはまずはそれです。
スマホに向かって話すため、通常面接では緊張してしまう応募者も、自分の言葉で話すことができるのはメリットだと思います。
「この応募者はこんなパーソナリティ」ということが分析できるくらいです。
コンピテンシー面接と組み合わせれば最強かもしれませんが、うまくいっている企業は少ないようです。
コンピテンシー面接とはあらかじめ質問が決められており、回答によって評価をつけていく方法です。
質問も応募者の行動特性を深掘りする点で似ていると思います。
AI面接もコンピテンシー面接も面接官による主観的評価は入らない点では同じです。
コンピテンシー面接の場合、質問を作成するのがとても難しいです。
社内で実績を挙げている社員の行動特性をモデル化することから始めなければいけません。
AI面接も評価基準、質問を作るのは採用担当者の仕事です。
ですが実際に面接を行わなくてよいので、採用担当者の負担はかなり軽くなります。
会社にとっても採用コスト軽減になります。
応募者としても面接結果が出るのが早いのがメリットです。
現時点では一次面接まではAI面接で対応可能な企業がありますが、二次面接以降は通常面接になっているようです。
将来的にAIがもっと進化すれば合否判断まで行うことができるでしょうが、先ほども書きましたが現時点では応募者の「適正のグルーピング」を行うのが限界です。
AIを導入しただけでは合否判断までする進化形のAI面接を行うことは不可能で、ビッグデータへの対応が必要です。
つまりAIを十分に使える状態にする必要があります。
その理由として、日本ではビッグデータを取り扱えるデータサイエンティストが圧倒的に不足しています。
データサイエンティストはデータ分析の知識だけでなく、統計学やプログラミングの高い能力が必要なのです。
まとめますと、AIは応募者のスキルやパーソナリティのグループ分けをしたとしても面接合否判断まではできないということです。
- とてもスキルはあるが、一人で行う仕事に向く応募者
- グループ内、もしくは社内の誰に聞けば問題解決できるかを知っており、自分一人だけではなくまわりを巻き込むタイプの応募者
企業にとってどちらが適している人材かは最終的には採用担当者が判断することになります。
つまり現時点でのAI面接はそんなに賢くないということです。
AIに合否判断まで行わせるためには繰り返しになりますが、ビッグデータを活用する必要があります。
結論:現時点ではAI面接と通常面接との間に本質的な違いはない
AI面接対策の為のおすすめの転職エージェントの3選
AI面接の対策としては現時点では形式的な違いがあるものの、質問は採用担当者が考えているので、あまり相違はありません。
面接対策としても「転職エージェントを使い倒す」のが一番だと思います。
AI面接に特化した転職エージェントは今のところありません。
ぶっちゃけ、転職エージェントはどこでも同じです。
問題は担当アドバイザーの質です。
いくら大手であっても、有名転職エージェントであっても、担当者が外れということは十分あります。
そんなときは遠慮せずに担当者交代を申し出ましょう。
リクルートエージェント

doda




ただし、安易に交代ばかりしていると、転職エージェントの信頼を失います。
どうしても相性があわないということを言外に出しつつ、もっともらしい理由を言いましょう。
例えば「ほかの求人をみてみたい」、「若干のミスマッチを感じる」などです。
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上記のどれを使うのが良いのか迷うかもしれません。
私は転職活動をしているときは10社以上は転職エージェントを使い倒していました。
初めての転職の方でも最低3社は使いましょうという意味で今回選んだつもりです。
全ての転職エージェントを使い倒すことで、ほかの転職方法よりも有利に転職活動を進めることが可能です。
それは以下のことをサポートしてくれたり、代行してくれたりするからです。
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 企業への推薦応募
- 面接対策
- 年収交渉
- 円満退職のためのアドバイス
- 転職後のフォロー
AI面接を話題にしましたが、転職活動全般についても必須の転職方法であることがわかると思います。
同じ転職をするなら、楽に良い条件での求人をみつけたいものです。
Good luck!







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