コンピテンシー面接をご存知でしょうか?今までの通常面接とはどう違うのでしょうか?それは・・・
通常面接の限界とは?
通常面接では履歴書・職務経歴書に沿ってあなたの今までの経験と実績を確認することが中心となります。
【キャリアの棚卸し】あなたの強みはどうすればわかる?で書いた3つのキャリアの強みのうちのテクニカルスキル・ヒューマンスキルを確認するのが通常面接です。
そのために質の良い職務経歴書を作成する必要があります。
また求人ごとに求められる人物像を推測する必要があります。
売り手市場の現在では転職エージェント推薦での応募の場合はコンサルタントから想定問答を教えてもらえますので、ハードルはそんなに高くないです。
鉄板の質問である志望動機にしても自己PRにしても、社風に合うように作っていく必要があるのですが、転職理由を明確にしておけば、思ったよりも簡単に答えられるのです。
転職理由を明確にするのが大変なのですが。
以上のような通常面接は人事の方が担当することが多いです。
応募書類に対して深掘りしたこともこの段階では聞かれません。
人事の方はヒューマンスキルを主に確認しています。
定量的というよりは定性的な面接です。
面接官によってはあなたの職務経歴を理解できていない場合もあります。
今時、熱意だけで通る会社もあります。
なのでこの段階で内定を出すかどうかは会社としてもとても判断が難しいところです。
投資やバクチに似た感覚ですね。
当たれば良いのですが外れれば大赤字です。
どんな職務を担当してきて、どれだけの実績をあげたかはわかります。
ただし肝心のどんな生き方をしてきたか?どんな仕事の仕方で信頼を得てきたか?はわからないですよね?
このような面接を続けてきたため、入社後のミスマッチで早く辞めてしまう人材が後を絶たない社会問題が深刻になっています。
採用の問題を抱えている会社は従来の面接から軸を変えつつあります。
いや変えなければ生き残れません。
そのためには応募者の職務経歴書に対する面接での質問の仕方をかなり深掘りする必要が出てきました。
具体的には一次面接と二次面接の違いとは?に書いたような違いがより鮮明になってくると思います。
通常面接は一次面接、二次面接以降はコンピテンシー面接の意味合いが強くなっていく感じですね。
すると内定はコンピテンシー面接を如何にこなすかにかかってきます。
これからはコンピテンシー面接を重視する企業が増えてくることは確実でしょう。
通常面接はなくなる可能性だってあります。
面接は量ではなく質ですから。
コンピテンシー面接が必要になってきた訳とは?
コンピテンシー面接は職務経歴書に沿って質問することは同じですが、視点が異なります。
先程の3つの強みのうちコンセプチュアルスキルを確認するのがコンピテンシー面接と考えると良いです。
コンセプチュアルスキルとは問題解決能力のことです。
あなたの会社にも困った時に助けてくれるエース的存在がいるのではないでしょうか?
ヒューマンスキルとテクニカルスキルがないとコンセプチュアルスキルを身につけることは出来ません。
コンセプチュアルスキルがあれば、本当に強みがあると言えるでしょう。
本ブログで一貫して書いているように志望動機や自己PRよりもあなたの本当の強みを知りたいのです。
会社は何かトラブルが発生したときの問題解決能力の高い人材をとても欲しがります。
ヒューマンスキルとテクニカルスキルを駆使して問題解決してくれる人材が求められているのです。
テクノロジーの進歩は年々早くなる一方です。
今までの経験や実績は役に立たない時代が来るかもしれません。
しかし問題解決能力が高い、すなわちコンセプチュアルスキルがある方はどこに行ってもそれなりのポジションで仕事ができるはずです。
従来の面接ではコンセプチュアルスキルを判断しにくいために話題となっているのがコンピテンシー面接なのです。
コンピテンシー面接に対応するには?
コンピテンシー面接はあなたがどのような仕事の仕方をする人かを職務経歴書から深掘りしていくものです。
従って業務以外のことでも質問される可能性があります。
通常面接では今までこんなに実績を出してきたということをアピールするのが常套手段でしょう。
コンピテンシー面接ではむしろ失敗例を聞き出し、それに対してどう対応したかを聞いてきます。
これは鉄板の質問と考えておいてください。
時系列で質問されますので、あらかじめ整理しておかないと回答は難しいです。
あなたが仕事上のトラブルで困った時や何かを達成したことそのものよりもそれまでの経過を重視します。
従ってキャリアの棚卸しはここでも役に立つわけです。
エピソードの項目を表に追加すれば、立派なコンピテンシー面接の対策になります。
転職エージェントにアドバイスをもらえば、完成度はもっと高くなるでしょう。
応募するだけではもったいないです。
転職エージェントであればどんな面接を行う求人かは熟知しています。
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