「あなたの強みはなんでしょうか?」と面接で聞かれたとき、あなたはどうやって答えますか?これは面接対策以前に把握しておくべきことです。強みをリストアップする方法は。。。
キャリアの棚卸しを徹底的に!
転職活動の始まりはキャリアの棚卸しです。
キャリアの棚卸しが転職活動で最重要な訳とは?で書いたようにこの作業はとても重要なものです。
キャリアの棚卸しをきちんと行うことによって、あなたの強みがわかります。
上図の『JAC Recruitmentオリジナルのキャリアの棚卸しシート』を使うとします。
④、⑤であなたの職務経歴の自己評価をするようになっています。
自己評価が高い部分は、その理由も⑤で書く必要があります。
そのため、このフォーマットは理想に近いものです。
強みが客観的にリストアップできてしまうことになります。
ここまでを徹底的にまずは行ってください。
あなたの強みはそれ以外にもありますから。
キャリアの強みとは?
実はキャリアの強みには三種類あります。
✅ ヒューマンスキル:コミュニケーションやストレス耐性など対人スキル
✅ テクニカルスキル:職種や仕事内容によるスキルや知識
✅ コンセプチュアルスキル:仕事の進め方や問題発生時の解決のしかた
キャリアの棚卸しで発見できた強みは、職務経歴からリストアップしたものです。
ヒューマンスキルやテクニカルスキルについては、職務経歴からもわかる部分です。
当然キャリアの棚卸しをきちんと行っていれば、この二つのスキルについては自分でも理解できていると言えます。
特に誰でもできる職務経歴書の作成方法!で書いたようにテクニカルスキルが応募書類を書く際には中心となってきます。
あなたが何ができるかを具体的に記述することで、応募先の企業にアピールするものです。
コアスキルやポータブルスキルとも呼ばれており、例えどこの会社に行こうとも通用するスキルのことです。
この項目は職務経歴書の最初の方に書くことが多いでしょう。
そのためテクニカルスキルについては誰もが力を入れて書くのです。
ライバルに差をつけるためには、ほかのことを徹底的に深掘りする必要があります。
コンセプチュアルスキルこそが一番のカギ
コンセプチュアルスキルは問題解決能力のことで、採用する側からすると最も重視するポイントです。
コンセプチュアルスキルについての気づきがないために、中々内定が出ない方も多いはずです。
前職で私が面接を行っていたときは、コンセプチュアルスキルに関連する質問を必ずしていました。
✅ 一番苦労した仕事はなんでしょうか?
✅ 失敗した時、どうやって対応しましたか?
✅ あなたが提案をしても、受け入れられなかった場合は、どうしますか?もしくは、どうしましたか?
✅ 仕事の進め方で上司にほめられたことは何ですか?
✅ 部署間で意見集約を行ったことはありますか?
これらは全て問題解決能力の一部です。
この回答の仕方でその人の問題解決能力はわかります。
仕事をしていると、問題が発生するのは日常茶飯事です。
発生した問題に対して、どのように対処してきたか?を面接官は知りたいのです。
あとは提案能力です。
問題が発生した時、場当たり的にいつも対応しているのか?
それとも、問題が発生しない解決策を提案して、実践してきたのか?
これはとても重要なことなんです。
職務経歴書には、テクニカルスキルやヒューマンスキルのことは書いてあっても、この【コンセプチュアルスキル】についての意識は薄い方が多いです。
それはつまり、【コンセプチュアルスキル】を説明できるかで差がついていることになりますね。
問題解決能力を深掘りするためには、自問自答するのが一番です。
具体的な仕事上の問題をどう解決したかを思い出していくのです。
エクセルでもメモ帳でもいいですから、今まで発生した問題と解決するまでの経緯を書き出してください。
その時、結果としてあなたが解決していないものは、強みには入れないことです。
同僚や上司がサポートをして解決したということでしょうから、それはどちらかというと、弱みになりますね。
弱みを気づくことも大切ですので、強みとはきちんとわけておきましょう。
そして、思い出すたびに【強みリスト】に追加して行くのです。
当然、職務経歴書に書いた方が良いエピソードがあれば、追加修正します。
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