転職理由を面接対策として考えてはいませんか?実はそんな簡単な問題ではないのです。それは...
転職理由と退職理由との違いとは?
転職理由がとても重要であることはご存知ですよね?
それではあなたは転職理由はなぜ重要だと思いますか?
- 履歴書・職務経歴書に書く必要があるから。
- 面接で聞かれるから。
上記の理由で重要であると思っている方は本質をもう少し考えた方が良いと思います。
転職理由と似ているものに退職理由がありますが区別はついていますか?
ひょっとするとあなたが考えている転職理由は退職理由のことかもしれませんね。
転職理由と退職理由はどう違うのか?で書いているように転職理由と退職理由は明確に違います。
退職理由は会社を辞めるきっかけですので、会社に対する不満が多いでしょう。
それに対して転職理由は「転職して何をするのか?」がわからないと明確にはなりません。
転職理由は転職の目的と同じ意味だからです。
転職で「何のために何をどう実現したいのかを明確にすること」が転職理由の明確化につながります。
転職理由と退職理由は区別して考えることが重要です。
退職理由だけでは転職活動で苦戦する
退職理由がわからないという方は少ないのではないでしょうか?
会社に対する不満は退職を決意しなくても挙げられるほど身近な話題だからです。
退職理由をリストアップすることも必要ですが、転職理由を明確にすることがあくまでもゴールです。
退職理由だけで転職活動をすると苦戦することは確実です。
転職活動はどの求人に応募するかを検討するところから始まると思います。
どのような基準であなたは求人検索をするのでしょうか?
その拠り所というか道しるべがないと転職活動に行き詰まると思うんです。
退職理由は求人検索する際の参考にはなるでしょう。
どんな業種のどんな職種で給料はこれくらいとか明確にしておけば、少なくとも応募する求人でブレることはありません。
勘の良いあなたはもうお分かりですね。
これらは転職理由を言い換えたものなんです。
だからこそ転職理由が重要なのです。
そうすれば面接で聞かれても薄っぺらい回答は避けられます。
転職理由をなぜなぜ分析で深掘りしよう!で書いたように転職理由を深掘りすることはとても重要です。
転職理由が明確になっていないのに転職活動をするのはとてもリスキーですのでやめましょう。
退職理由は【上司と合わない】などのネガティブなものですし、転職したからといっても問題が解決されるとは限らないからです。
会社には色々な人がいますので、人間関係で転職しても未来は見えません。
それよりも転職してどうなりたいかを深掘りした方が転職活動として成功すると思いませんか?
転職理由を明確にするためには何をする?
キャリアの棚卸しとはあなたの今までのキャリアを整理することです。
いつ、どこで、どんな職務を行って、実績はどれくらいあげたか、それに対する満足度と実績に対する自己採点などを書いていきます。
これをきちんと行うことで転職理由が明確になります。
キャリアの棚卸しの目的は職務経歴書の作成ですが、このような効果がほかにもあるのです。
【キャリアの棚卸し】あなたの強みはどうすればわかる?に書いたように転職理由だけではなく、あなたの強みや弱みも見える化されることで明確になります。
キャリアの棚卸しの唯一のデメリットは手間がかかることです。
しかしここで手を抜くと転職活動全体に影響します。
もちろん悪い方向にです。
キャリアの棚卸しをしっかりと行えば、それ以上のリターンがありますので、ここは頑張って下さい。
転職理由を明確にすることに全力を
キャリアの棚卸しが終われば、転職理由も深掘りされたものができます。
そうすれば進むべき道もおのずと明らかになってきます。
このステップをきちんとこなさないと転職の繰り返しなんてことにもなりかねません。
逆にここを乗り越えたら楽に転職活動が出来ます。
応募書類も質の良いものが短時間で出来ますし、面接対策も業種や職種が絞れていますので、企業研究もまとめて行うこともできますよね。
何のために転職するのかということは転職活動を通してブレてはいけないことです。
志望動機は転職理由に企業研究を加えたものです。
コアスキルは転職理由の一部です。
つまり転職理由を明確にすれば、転職活動はうまくいくのです。
まとめ
- 転職理由と退職理由を区別しよう。
- 転職理由が明確になってから転職活動を始めよう。
- 転職理由はキャリアの棚卸しをしっかりと行うことで明確になります。
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