面接対策としては出尽くした感があります。今の企業は採用基準の見直しをしています。採用経験者だからこそ話せる範囲でこれからの面接対策について書きますね。
これまでの面接対策
今までの面接対策としては企業に気に入ってもらうことが全てでした。
主なものとしては以下の通りです。
- 第一印象が大事なので注意する
- 企業研究を十分に行い、志望動機を練る
- 会社が求めるものを察知し、安心させることが大事
面接とは安心である!でまさに書いた通りのことなのです。
日本の企業は長年このような採用活動・面接を行ってきました。
ですがこれからはますます本当に実力がある人材が求められています。
AIによって取って代わるような仕事しか出来ないのでは会社が困ってしまうのです。
社内でその仕事がなくなったとしても、ほかの職務が遂行できそうな人を採用しなければなりません。
必然的に今後は採用基準が上がっていきます。
だからといって難しいことができなければいけないというのではありません。
今後は人間にしか出来ないことがより評価されるんです。
代表的な例が問題解決能力であり、調整能力です。
採用担当者も基準の見直しが喫緊の課題となっています。
試行錯誤の段階ではありますが従来の面接は変わりつつあります。
コンピテンシー面接やプレゼンテーション面接へ
コンピテンシー面接
言うまでもなく中途採用の面接で一番重要なことは即戦力であるということです。
入社後にミスマッチがあり退職することがあってはならないのですが、今の企業ではそういう問題を多少なりとも抱えています。
それは採用担当者の問題もあります。
面接官によっては応募者の職務能力を把握出来ずに内定を出してしまう場合も少なからずあるからです。
それをゼロにする事は出来ませんがある程度採点項目を細かくわかりやすくすることは可能です。
質問する項目を詳細にあらかじめ設定しておくことで面接官によるバラツキを減らすことが可能です。
このような考え方に基づいた面接がコンピテンシー面接です。
採用基準を明確にしないと企業の存続に関わってきます。
今までよりしっかりとスコアをつけることで応募者の強みや弱みが点数化されます。
合否の判定も面接する側もされる側も大変になりますが、従来よりもずっと公平なものになります。
結果よりも行動パターンを把握することに重点を置きます。
職務経歴書では「〇〇を達成」としか書いていない場合には、それは上司の指示なのか?自ら率先しての結果なのか?で全然違いますからね。
これからは結果も重要ですが、それよりもそこに至ったプロセスが重視されるんです。
人間力を測る手段としてコンピテンシー面接があります。
なぜ行動パターンを重視するのかというと問題解決能力や調整能力を把握するのに適した方法だからです。
詳細はこれからのコンピテンシー面接の必要性と対策とは?にも書いてありますので、こちらの記事もご一読頂ければと思います。
プレゼンテーション面接
プレゼンテーション面接はもっとわかりやすいと思います。
学生時代や社会人の時に論文やレポートなどでプレゼンテーションを行った経験がある方は多いと思います。
仮に経験がなくても転職エージェントで面接対策として行ってくれるので心配はありません。
要は慣れですから。
プレゼンテーションはあなたの成果をわかりやすく説明する場です。
コンピテンシー面接と合わせて行う場合も試行されています。
従来の面接対策に加えて、これからは色々と準備が必要です。
そのために転職エージェントを利用するのは一番手軽ですし、適切なアドバイスをくれます。
面接の練習はやはり一人でやるより転職エージェントに見てもらった方がずっと良いのです。
求人紹介以外にも転職エージェントの使い方としてはたくさんあります。
まとめ
- 今は採用担当者も試行錯誤している状態
- 従来の面接対策に加えて、コンピテンシー面接やプレゼンテーション面接対策をしよう。
- 転職エージェントにアドバイスをもらいながら面接の練習をするのが一番効果的です。