
- 在職中に、転職活動をした方が良いのだろうか?
- 在職中に転職活動をするととても大変そうで、退職してからにしたい。
- 在職中に転職するのと退職してから転職するのとでは、どちらが転職失敗しやすいか?
- 在職しながら、転職する失敗しないための手順を知りたい。
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
転職活動を在職中にしていて、忙しくて大変な方も多いのではないでしょうか?結論から言うと、在職中に転職活動をすべきです。本記事では、採用担当の筆者が、在職中に転職活動を行ったほうがよい理由を、失敗談も交えて徹底解説します。在職中の方で、転職活動をしようか迷っている方は、必見です。
さきほど、こんなツイートをしました。
転職活動は、在職中に行うべきです。確かに、離職してから時間ができるので、転職活動に専念できます。会社都合退社であれば、問題ないです。自己都合退社だと、事前に準備が必要。また、収入面でも心配。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) November 6, 2025
転職活動は、在職中に行うべきです。確かに、離職してから時間ができるので、転職活動に専念できます。会社都合退社であれば、問題ないです。自己都合退社だと、事前に準備が必要。また、収入面でも心配。
- 在職中、転職活動をした方が良い理由
- 在職中、転職活動をしないと、転職失敗しやすい理由
- 在職中に転職活動をしなかったため、転職失敗した体験談
- 在職しながら、転職する失敗しないための手順
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントを利用してきました。
- 採用担当・3回の転職経験が、この記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
在職中に転職活動をした方が良い理由

筆者は採用担当なのでわかりますが、在籍中かどうかで採用の結果に影響することは、ありません。
一緒に仕事をしたいと思える人であれば、在職中か離職中かは関係ないです。
在職中に転職活動を行うメリット・デメリット
それでは、在職中に転職活動を行うメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット

在職中に転職活動を行うメリットは、何でしょうか?本業だけでも忙しいのに、あまりメリットは感じないのですが。

在職中に転職活動を行うメリットは、収入面で心配がないことです。転職活動では、面接を受けにいく必要があります。交通費がでる会社も多くはないので、結構な出費です。毎月の決まった収入があれば、計画的な転職活動もしやすいです。

ブランク期間なしで、転職可能なこともメリットでしょうか?

これもメリットですね。ブランクなしで転職できます。会社によっては、職務経歴のブランクを嫌うところもあります。在職中であれば、転職活動ではこの点でも有利です。ブランクがないので、書類選考の通過率がとても高くなるのです。
【採用担当が解説】転職活動の期間は、90日くらいが目安【在職中の場合】

転職活動がうまくいかない場合でも、在職しながらスキルアップ出来ますね。

転職活動は真剣に行うべきですが、万が一うまくいかなくても現職にとどまることが可能です。転職活動中に、スキル不足がわかったのであれば、在職中にスキルアップのためのスクールに通うことだってできます。例えばプログラミングスクールには無料のところもありますし、オンライン完結のところもあります。転職活動をしてみて、もう一度振り返る時間があるメリットがあります。
【超簡単】エンジニア歴15年が解説する未経験でもエンジニアになるための方法と手順
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デメリット
反対に在職中に転職活動を行うデメリットも、解説します。
当然、一日8時間労働しながらの転職活動です。

転職活動に使える時間が、限られてきます。全てを一人でこなすのは、難しいです。

解決方法としては、2つあります。
- 有休を、消化しつつ転職活動
- 転職エージェントを、うまく利用する
有休については、あまっている日数を確認し、退職前の有休消化も考慮して、計画的に使いましょう。あまり露骨に休むと、転職活動がバレますので、注意しましょう。
転職エージェントについては、色々な求人がありますので、複数社をうまく利用すべきです。
転職サイトやハローワークから求人応募(直接応募)すると企業と直接連絡や調整をする必要があります。
【採用担当解説】直接応募は本当に有利?転職エージェントのメリットを徹底解説!

直接応募は、とても無駄な時間だと思いますが。

転職エージェントであれば、企業との連絡調整を全て代行してくれます。さらに全て無料で使えて、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、年収交渉、円満退職のアドバイスなどの転職支援をしてくれるので、使わないと損です。
【2025年11月最新】採用担当厳選おすすめの転職エージェント24選!【選び方も】
在職中に転職活動をしないと、転職失敗しやすい理由

離職してから転職活動をすると、転職失敗しやすい理由はシンプルです。
第一は収入が途絶えるということです。
失業保険が出るまで、自己都合退職の場合は2-3ヶ月間の給付制限があります。
会社都合による退職であれば、離職票が届いたら7日間の待機期間は待つ必要がありますが、それ以降はすぐに失業保険が支給されるので収入面では、そんなに不利にはならないです。
第二は企業によっては履歴書の職務経歴にブランクがあると、書類選考が通過しにくかったり、面接で質問される可能性があることです。
会社の経営上の問題で退職したのに、面接で勘繰られる傾向があるのは、理不尽ですが事実です。
在職中に転職しなかったため、転職失敗した話

筆者はかなり前ですが、ブラック企業に勤めていました。
何年かすると体調も崩してしまい、入院する羽目になりました。
退院して出社しても、上司からは何も言われず、精神的にも病んできました。
この会社は辞めて、どこかに転職しようと思ったのですが、病み上がりでその時はとてもつらかったです。
ある日「もうこんな会社、辞めよう」と思ってしまい、すぐに行動に移しました。
転職できるかどうかなんて、考えていませんでした。
ただ精神的にやばかったので、会社から逃げ出しました。
一時的にはブラック企業から解放されて、ゲーム三昧の日々で楽しかったのです。
ただそんな日は、そう長くは続きません。
ブラック企業だとしても、「在職しながら転職活動をすればよかった。」と思いました。
転職活動は、全くうまくいかなかったんです。
結果的に転職活動期間は、半年を超えてしまいました。
運よく私は「とても優秀な」エージェントに求人紹介をして頂いて、結果としては転職成功しましたが、プロセスは失敗だらけでした。
在職しながら転職する失敗しないための手順

在職しながら転職失敗しないためには、以下の手順で転職活動をするとよいです。
- 転職理由・転職の軸を明確にし、ゴールを設定する
- 転職市場のニーズを転職サイトで、リサーチする
- キャリアデザイン・強みの見える化・転職理由を深掘りさせるため、キャリアの棚卸し
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 転職エージェント推薦で応募する
【採用担当が解説!】転職の軸がブレた時、確認すべき3つのポイントと対策とは?
上記のポイントは、転職サイトと転職エージェントの使い分けです。
これがわかって来てから、筆者の転職はうまくいくようになりました(2回目の転職から)。
【失敗せず】転職の進め方で転職サイトと転職エージェントを使おう!
転職サイトの使い方は、「求人検索」に特化します。
ここでは転職市場のマーケティングが、目的です。
ニーズがないのに転職活動をしても、求人がないのですから、転職失敗します。
このように最初の段階で重要なステップですので、上記手順で転職活動しないと失敗しやすいです。
いきなり転職エージェントを利用するのもありですが、それはあなたの転職市場価値を理解している場合です。
例えばエンジニアであれば、全くの未経験でなければ、面接まではいくと思います。
文系からエンジニアだと無理ですが、技術者であればエンジニア転職は事前に勉強しておけば大丈夫だと思います。

転職活動は、在職中にするべきです。煩雑な事務手続きは、転職エージェントにまかせて、転職活動に集中すべきです。



