
転職サイトの使い方がわからず悩んでいる人「転職活動で必須と言われるのが転職サイトの利用であるが、どう使いこなしたらいいかわからない。求人応募は転職サイトからしても良いのだろうか?それとも転職エージェント推薦の方が有利なのだろうか?」
上記の疑問・お悩みにお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職サイトの使い方を誤解している人が多い。あくまでも求人検索するためのメディアであり、応募するためのものではない点に注意する必要がある。もちろん転職サイトから応募も可能であるが、年齢フィルターや学歴フィルターで不採用になる場合が多い。転職エージェント推薦の方がずっと良い。
— CowBoy (@cowboy19620626) February 24, 2021
転職サイトの使い方を誤解している人が多い。
- あくまでも求人検索するためのメディアであり、応募するためのものではない点に注意する必要がある。
- もちろん転職サイトから応募も可能であるが、年齢フィルターや学歴フィルターで不採用になる場合が多い。
- 転職エージェント推薦の方がずっと良い。
ちなみに筆者は転職経験3回ほどあり、50社近くの転職エージェントと転職サイトを使ってきました。
転職サイトを使う上で失敗ももちろんしてきていましたが、それから学ぶことができ次の転職に活かすことができましたので、それを中心に書こうと思います。
さらに採用担当者としても書類選考や転職面接はかなりの数行っています。
定量的には公開できませんが、転職サイト経由での応募者の質は高くないのは事実です。
転職サイト経由で応募する求職者は殆ど内定に至りません。
その理由も書ける範囲で書こうと思います。
記事構成は以下の通りです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 転職サイトの使い方での最悪の失敗は直接応募してしまうこと
- 転職サイトの使い方でスカウト利用は控えた方がよい
- 転職サイトの使い方はニーズ調査がメイン
では一つずつ解説します。
転職サイトの使い方での最悪の失敗は直接応募してしまうこと
結論「転職サイトの使い方は求人検索のためが正しい」
転職サイトの使い方での最悪の失敗はウェブサイトから直接応募してしまうことです。
企業に応募するためには、後日「正式な履歴書・職務経歴書」を郵送する必要がある企業が殆どです。気軽に応募できますが、二度手間です。
結局はハローワーク応募と同じ直接応募扱いです。
直接応募と転職エージェントとどちらが有利かについては、何度も書いています。
転職エージェントは企業に推薦状を付けて応募してくれる分、ずっと有利です。
一方、転職サイトから応募しても企業側から見ると「どこの誰かわからないので心配」です。
第三者の推薦があるのとないのとでは、企業に与える影響が全く違います。
同じ求人であったとしても、あなたのスキルを理解して企業に推薦してくれる転職エージェントから応募する方が内定率が高いのは、容易に理解できるのではないでしょうか?
転職サイトには豊富な求人が掲載されています。
転職エージェントの場合はマッチングした求人紹介しかありません。
転職サイトの使い方としては「転職理由と希望条件に近い求人検索をすること」が正しいです。
多くの求人が見つかれば、ニーズがあることがわかるので、これってとても重要。 忘れがちですが。転職サイトの最大のメリットです。
転職市場にある求人を簡単に検索できるのは転職サイトだけです。
もしも「あなたにとってぜひ応募したい求人」が見つかったら、転職エージェントに持ち込めばよいのです。
>>転職サイトのビジネスモデルを理解した使い方とは?【おすすめ】
転職エージェントは求人数が増えれば、喜びます。
顧客が増えるのですから。
筆者も転職サイトの求人を転職エージェントに提案して、エージェント推薦で応募してました。
その方が効率的だとわかったのは、2回目の転職のときです。
初回転職の時は転職サイトから応募しては、不採用が続きました。
今はその原因がわかりますが、転職サイトから応募するのは無駄ですので、やめましょう。
転職サイトの使い方でスカウト利用は控えた方がよい
結論「転職サイトから来るスカウトの殆どは応募勧誘である」
「転職サイトにはスカウトがあるからそれを利用すればいいんじゃない?」と言われるかもしれません。
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどのハイクラス向け転職サイトを除けば、一般の転職サイトから来るスカウトは「この求人に応募してみませんか?」という勧誘に過ぎません。
書類選考免除のスカウトであったとしても、転職面接では直接応募扱いになります。
転職エージェント推薦であれば、企業は把握しています。
転職エージェントからの推薦状があるからです。
転職サイト経由でスカウトに応じたとしても、転職サイトは企業に連絡はしないため、採用担当者はスカウト応募であることを知ることができません。
筆者自身が初回転職の時にスカウトに応じたから、余裕をもって転職面接にいって大失敗しました。
「あなたはなぜ転職しようと思ったのですか?」と質問され、私は「転職サイト●●からスカウトが来ましたので」と不覚にも答えてしまったのです。
私が面接官だったら、この時点で不採用を決めましたね。
身をもって転職サイトのスカウトはダイレクトメールと同じと理解しました。
特に初めての転職の方には注意してほしい点です。
転職サイトからスカウトが来ても、企業によっては職務経歴書すら読んでいないことがありますので浮かれるのは厳禁です。
スカウトはあくまでも応募勧誘にすぎないのです。
大量のメールが来てむしろ迷惑です。
それであれば転職サイトのスカウトは利用しない方が賢いと言えます。
>>【採用担当が教える!】転職サイトのデメリットは応募が手軽に出来てしまうこと?
転職サイトの使い方はニーズ調査がメイン
結論「転職サイトでニーズ調査し、転職活動は転職エージェントを使うのが正しい」
今までのまとめにもなりますが、正しい転職活動の手順は以下の通りです。
- 転職理由を明確にする
- 転職理由に相応しい求人数、ニーズを転職サイトで調査する
- キャリアの棚卸し・自己分析
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 応募は転職エージェント推薦で行う
>>【失敗しない!】簡単な転職の7つの進め方を完全公開【採用担当が徹底解説!】
転職サイトの使い方のポイントはあくまでもニーズ調査であることを理解しましょう。
転職サイトやハローワークを使って、転職活動するのは内定までの道のりが遠のきます。
効率的な転職活動を行うためには上記の手順で実行するのが、最適です。
転職サイトを利用する前に、転職理由を明確にすることも重要です。
求人検索すべき業種・職種を決めるのは転職理由や転職の軸だからです。
こだわっている希望条件以外は、なるべく外しましょう。
転職サイトで求人検索しながら、希望条件を変えていってもかまいません。
希望条件については「転職の軸」には業界・職種よりも優先度は低いです。
ただし「これだけはゆずれない条件」だけはあるはずです。
転職サイトで求人検索する際の希望条件はニーズ調査が目的ですので、必要最低限にしましょう。
年収や勤務地のような希望条件は転職エージェントがより良い条件の求人を保有しています。
なので、希望条件だけにこだわるのは本末転倒です。
あくまでも「転職理由にマッチングする求人のニーズがどれくらいあるか」が重要です。
転職サイトは転職市場でのあなたのニーズを調査するのに格好のツールです。
転職エージェントは求人検索には向きません。
転職エージェントが保有する求人をすべて見ることはできないので、ニーズ調査には転職サイトの方が適しています。
>>【採用担当厳選】どこがいい?ニーズ別の転職エージェント【おすすめ】121選【転職サイトとの使い分けも解説】
>>【採用担当が解説】転職エージェントのデメリット4つとメリット8つ【リスクはない】
>>【常識外ですが真実!】転職サイトのデメリット・メリット【採用担当が徹底解説!】