転職サイトの使い方で悩んでいる人「転職サイトのデメリットがわからない。転職活動で活用をしているのだが、上手くいっていないような気もする。転職サイトのデメリットがわかれば使い方もわかってきそう。転職サイトはどのように使うのが良いのだろうか?」
こういった疑問に答えます。
先日、こんなツイートをしました。
転職サイトから求人応募するのは、マジやめよう。企業は真面目にレジュメをみていない。年齢と学歴フィルターでひっかかるのがほとんど。ここを通過すると正式な履歴書・職務経歴書を郵送するよう連絡がくる。二度手間なので応募は絶対に転職エージェントの推薦がよい。楽だし内定率も高い。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) June 13, 2022
転職サイトから求人応募するのは、マジやめよう。企業は真面目にレジュメをみていない。年齢と学歴フィルターでひっかかるのがほとんど。ここを通過すると正式な履歴書・職務経歴書を郵送するよう連絡がくる。二度手間なので応募は絶対に転職エージェントの推薦がよい。楽だし内定率も高い。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 転職サイトのデメリットがわかる。
- 転職サイトの使い方がわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
記事構成は以下のとおりです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 転職サイトのデメリットは応募が手軽に出来てしまうこと
- 転職サイトのデメリットは転職エージェントと比較することでわかる
- 転職サイトは求人ニーズのマーケティングに徹底した使い方がおすすめ
では一つずつ解説します。
転職サイトのデメリットは応募が手軽に出来てしまうこと
結論「転職サイトから応募できることが実はデメリットになっている。」
求人応募が手軽にできることは転職サイトの特長でもあります。
一見、求人検索をして応募したいと思った求人に転職サイトから応募できるのはメリットと思えます。
しかし事前準備をきちんとせずに求人応募を繰り返していると、書類選考さえも通過せずに無駄に時間を浪費してしまう可能性が大きいです。
転職サイトの裏事情として学歴フィルターや年齢フィルターがある求人が多いこともあります。
>>【情弱】転職サイトの使い方での最悪の失敗は直接応募してしまうこと
転職サイトは転職エージェントのように転職支援をしてくれません。
転職活動の全てを行う必要があります。
最も大変なのは「企業や求人情報の入手」です。
独力で入手できる求人情報には限界があります。
求人応募が手軽に出来るのは、むしろ転職サイトの大きなデメリットと言えます。
ハローワークはブラック企業の求人が多く、さらにデメリットが大きいので使わない方が良いでしょう。
>>【採用担当が断言!】ハロワをおすすめしない理由とは?【メリット・デメリットから明確】
本記事では転職エージェントと比較することで転職サイトのデメリットを考えてみます。
転職サイトでもビズリーチやリクルートダイレクトスカウトのようなヘッドハンティング型転職サイトもあるので、それを使えば転職サイトのデメリットを回避する方法もあるというのが、筆者の個人的意見です。
転職サイトの利用方法さえ間違えなければ、転職エージェントと併用することで、転職活動はうまくいきます。
転職サイトは決してオワコンではありません。
>>転職サイトはすでにオワコンか?【使い方次第で良くも悪くもなる】
転職サイトの使い方を間違えている求職者が多いのが原因です。
転職サイトはハローワークと同様で直接応募です。
直接応募はとても不利です。
筆者は採用担当なのでよくわかります。
なぜなら「応募者がどこの誰かよくわからないから」です。
スキルが高くても転職エージェントから推薦されているのとは違います。
事前に応募者がどんな強みがあるかを知っているのが転職エージェント推薦。
直接応募は履歴書・職務経歴書で自らアピールする必要があります。
同じレベルのスキルだったら転職エージェントを使ったほうが年収も上がります。
転職サイトから応募することはデメリットだらけです。
筆者も初めての転職のときに転職サイトから求人応募していて失敗しました。
書類選考の連絡がないことも多く、だんだん変だと気が付きましたが。
なので、転職活動中のあなたには筆者と同じ失敗はしてほしくありません。
転職エージェントから求人応募するのが正しい転職の進め方です。
ちなみにスカウトも上級者向けですので初心者は使わないほうが良いです。
ほとんどが同じ文面のDMだからです。
>>転職サイトのスカウトを使いこなすには?【ポイントは3つだけ】
転職サイトのデメリットは転職エージェントと比較することでわかる
結論「転職サイトは人を介したサポートがない、求人の質、20代求人が殆どなのが大きなデメリット」
なぜ転職エージェントは無料で利用できるのか?をまずは理解しておく必要があります。
それによって転職エージェントのビジネスモデルがわかってきます。
簡単に言いますと転職エージェントは企業からの依頼で適している方を推薦するビジネスです。
売上は企業に入社した段階で発生するところが多いです。
つまり転職エージェントにとって、売上を生む顧客は企業なんです。
転職希望者であるあなたはその仕組みを十分に理解した上で転職エージェントの3つの活用術とは?に書いたようにコンサルタントとのコミュニケーションを第一に使うのが上手くいく秘訣です。
一方知らなきゃ損する転職サイトの真相!のように転職サイトにも様々なタイプがありますが、いずれにしても転職活動の主体はあなたです。
あなたが応募したい求人に直接応募するというシンプルな流れです。
転職サイトには、転職エージェントのような転職支援サービスはありません。
転職希望者から見ると、転職方法に人が入るか入らないかが大きな違いです。
転職エージェントでは、あなたに転職を全力でサポートする担当アドバイザーがつきます。
そのため転職のプロから見てあなたに適した求人が紹介されます。
転職サイトはあなたが望めば、どんな求人でも応募が可能です。
あなたに相応しい求人かを判断してくれる人はいないのです。
転職サイトはあくまでも求人掲載するだけです。
全ての手続きはあなた一人でやる必要があります。
転職サイトに掲載されている求人は、年齢フィルターや学歴フィルターが設定されている場合が多いです。
それを知らずに転職サイトから応募すると、大きな時間のロスになります。
転職エージェントはミドル向けのものも多いです。
転職サイトの求人は20代向けが多いです。
転職サイトは扱う求人の年齢層、アドバイザーの有無ともに負けています。
求人の質でも高年収の非公開求人は転職エージェントしか保有していません。
転職サイトと転職エージェントとの比較をしてみました。
転職サイトには転職サイトの使い方があります。
転職サイトからの求人応募はおすすめできないことだけは確かです。
比較項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
アドバイザー | つかない | 専任のアドバイザーがサポート |
非公開求人 | なし | 8割以上が非公開求人 |
年齢層 | 30代まで | 40代以上もOK |
応募 | 気軽に直接応募 | エージェントが推薦 |
書類添削 | なし | あり |
日程調整 | 自分で行う | エージェントが代行 |
面接サポート | なし | あり |
待遇交渉 | 自分で行う | エージェントが代行 |
退職交渉 | 自分で行う | エージェントと相談しながら行える |
内定率 | 各自のスキルによる | エージェントが推薦するため高め |
採用コスト | 割高 | 完全成功報酬なのでトータルでは安い |
転職サイトは求人ニーズのマーケティングに徹底した使い方がおすすめ
結論「転職サイトは転職の進め方に従って使うこと。それがおすすめ。」
転職の進め方には王道ともいうべき方法があります。
知っているかどうかで転職成功するかどうかが決まることだってあるんです。
>>【失敗せず】転職の進め方で転職サイトと転職エージェントを使おう!
転職活動においても情報こそすべてです。
一度目の転職で失敗しまくった筆者が試行錯誤の結果、わかった転職の進め方です。
なので、ほかのメディアにはこの転職の進め方は書かれていません。
一言でいうと転職サイトは求人検索のみに使うのが最強です。
転職の進め方は以下の7つの手順を守ればOKです。
できるだけ「手戻りがないこと」を第一に考えました。
転職の進め方を要点だけ書きますと下記のようになります。
- 転職理由・転職の軸を明確にする
- 転職理由に相応しい求人ニーズを転職サイトでマーケティング
- 転職活動のスケジュールを立てる
- キャリアの棚卸し
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェント推薦で応募
- 年収交渉・内定・退職
- 上記の通り。
転職の進め方の詳細は下記記事を参照してください。
転職の進め方で自己分析をして、いきなり履歴書・職務経歴書を書き始める方が多いと思います。
巷にあふれる転職本でも、そのように書かれているのが原因でしょう。
自己分析した結果、転職の軸が決まりますが問題はその後です。
ニーズの有無はできるだけ早く調査すべきです。
求人ニーズをリサーチする手段で最適なのが転職サイトです。
ハローワークでは求人の質に偏りがあります。
転職エージェントの場合は非公開求人がほとんどなので、気軽にリサーチできません。
転職サイトなら公開求人を網羅的にマーケティングすることができます。
転職サイトは求人検索だけで十分に役立ちます。
早めに転職市場のマーケティングが可能です。
その結果、思ったよりも求人数が少ないかもしれません。
あとになってわかるよりは良いですよね。
>>転職しないほうがいい5つの業界とは【ブラック以外に将来性も考慮】
転職の軸を見直したり、転職の時期を遅らせたりできるからです。
履歴書・職務経歴書を書き終わってから、応募する求人がないのが最悪です。
このような失敗をしている方はかなり多いはず。
転職をしない勇気も場合によっては必要です。
>>転職サイトのビジネスモデルを理解した使い方とは?【おすすめ】
>>【情報強者】転職サイトを使うメリットと賢い転職活動とは?
【裏事情】転職エージェントの裏事情とメリットとは?【転職のプロが徹底解説】
【常識外ですが真実!】転職サイトのデメリット・メリット【採用担当が徹底解説!】