転職エージェントと転職サイト。とてもポピュラーな転職方法ですね。ここでは、あえて転職サイトのデメリットについて考えてみましょう。
転職サイトはメリットも多いが、デメリットもある
転職方法には、企業への直接応募、転職エージェント経由で応募する方法、さらには、転職サイトを使用する方法があります。
知人による紹介による転職やヘッドハンティングもありますよね。
転職を実現する手段としては色々ありますが、その中でも一般的なのが、転職サイトと転職エージェントでしょう。
転職サイトを多くの転職希望者が使用している事実だけでも、メリットがあるんだろうと思えます。
転職サイトはメリットも多いですが、デメリットもあります。
メリットは転職サイトに登録するメリットは?で書いた通りです。
本記事では、転職サイトを使うデメリットを取り上げようと思います。
転職エージェントと比較することによる転職サイトのデメリット
結論「転職サイトは人を介したサポートがない、求人の質、20代求人が殆どなのが大きなデメリット」
なぜ転職エージェントは無料で利用できるのか?をまずは理解しておく必要があります。
それによって転職エージェントのビジネスモデルがわかってきます。
簡単に言いますと転職エージェントは企業からの依頼で適している方を推薦するビジネスです。
売上は企業に入社した段階で発生するところが多いです。
つまり転職エージェントにとって、売り上げを生む顧客は企業なんです。
転職希望者であるあなたはその仕組みを十分に理解した上で転職エージェントの3つの活用術とは?に書いたようにコンサルタントとのコミュニケーションを第一に使うのが上手くいく秘訣です。
一方知らなきゃ損する転職サイトの真相!のように転職サイトにも様々なタイプがありますが、いずれにしても転職活動の主体はあなたです。
あなたが応募したい求人に直接応募するというシンプルな流れです。
転職サイトには、転職エージェントのような転職支援サービスはありません。
転職希望者から見ると、転職方法に人が入るか入らないかが大きな違いです。
転職エージェントでは、あなたに転職を全力でサポートする担当アドバイザーがつきます。
そのため転職のプロから見てあなたに適した求人が紹介されます。
転職サイトはあなたが望めば、どんな求人でも応募が可能です。
あなたに相応しい求人かを判断してくれる人はいないのです。
転職サイトはあくまでも求人掲載するだけですので、それ以外の手続きは全て自分一人でやる必要があります。
しかし転職サイトに掲載されている求人は、最大でも35歳くらいまでの年齢層でスクリーニングされることがほとんどです。
それを知らずに応募すると、転職活動をしていないのと同じくらいに、大きな時間のロスになります。
転職エージェントはミドル向けのものも多いです。
そういう意味で転職サイトと比較すると転職エージェントの方がメリットがありますね。
転職サイトは扱う求人の年齢層、アドバイザーの有無ともに負けています。
求人の質でも高待遇の非公開求人は転職エージェントしか保有していません。
転職サイトと転職エージェントとの比較をしてみました。
どちらをメインに使うのが良いのかは一目瞭然だと思います。
転職サイト | 転職エージェント | |
---|---|---|
アドバイザー | つかない | 専任のアドバイザーがサポート |
非公開求人 | なし | 8割以上が非公開求人 |
年齢層 | 30代まで | 40代以上もOK |
応募 | 気軽に直接応募 | エージェントが推薦 |
書類添削 | なし | あり |
日程調整 | 自分で行う | エージェントが代行 |
面接サポート | なし | あり |
待遇交渉 | 自分で行う | エージェントが代行 |
退職交渉 | 自分で行う | エージェントと相談しながら行える |
内定率 | 各自のスキルによる | エージェントが推薦するため高め |
採用コスト | 割高 | 完全成功報酬なのでトータルでは安い |
転職サイトのデメリットは応募が手軽に出来てしまうこと
転職エージェントの場合の応募は求人紹介があってからとなります。
エージェントは企業にあなたの推薦状とともに応募手続きを行います。
逆に言うと求人紹介があなたにあった場合は、コアスキルに相応しい求人であるので、応募した方が良いのです。
応募するからには、書類選考を通過しないと始まらないので、職務経歴書の修正依頼がアドバイザーから必ず来るはずです。
応募先の企業の募集要項に出来るだけ近くなるように、アレンジを必ずあなたに行ってもらうのです。
応募する前に手間がかかるのは、ある意味当たり前です。
求人ごとに書類選考対策、面接対策が必要なのですから。
それを転職エージェントは応募の流れの中でサポートしてくれます。
それが転職エージェントの内定率が高い理由です。
一方、応募が手軽にできることは転職サイトの特長です。
求人検索をして応募したいと思った案件に対して、気軽に応募できるのは何といっても転職サイトの特徴です。
しかし事前準備をきちんとせずに求人応募を繰り返していると、書類選考さえも通過せずに無駄に時間を浪費してしまう可能性が大きいです。
転職サイト経由では、転職エージェントのように転職支援をしてくれません。
転職活動の全てを行う必要があります。
最も大変なのは、企業・求人情報の入手です。
あなた一人で入手できる情報には限界があります。
応募が手軽に出来るのは、むしろ転職サイトのデメリットと言えるのです。
ハローワークは応募が面倒ですし、求人情報もほとんどないので、さらにデメリットが大きいので使わない方が良いでしょう。
今回は転職エージェントと比較することで転職サイトのデメリットを考えてみました。
転職サイトでもビズリーチやリクルートダイレクトスカウトのようなヘッドハンティング型転職サイトもあるので、それを使えば転職サイトのデメリットを回避する方法はあるかもというのが、個人的感想です。
転職サイトの利用方法さえ間違えなければ、転職エージェントと併用することで、転職活動はうまくいくのではないでしょうか?
例えば、グッドポイント診断は、親密性・現実指向などのあなたの強みを分析するリクナビNEXTオリジナルのツールです。
あなたが気づいていない強みを発見するのに使えます。
転職の軸を決めるツールとしても使えます。
リクナビNEXT経由での応募であれば、診断結果を添付することができます。
事実、応募者の80%が診断結果を添付しています。
企業にあなたの強みを客観的に伝えられるので、登録してぜひとも使ってみてください。
ただし、あくまでも転職活動では転職エージェントをメインに使いましょう。
>>【おすすめ】失敗しない転職エージェントと転職サイト78選【ニーズ別】
>>おすすめの転職エージェント12選【デメリットも利用した使い方】