
転職エージェントを使って、未経験転職を考えている人「転職エージェントを利用すれば、未経験転職は可能なのか知りたい。転職エージェント以外の転職媒体で、未経験転職の可能性も知りたい。転職エージェントを使った未経験転職の手順を知りたい。」
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
転職エージェントを使って、未経験転職ができるか不安ですよね?結論は、問題なく可能です。転職の軸を大幅に変えなければ、転職エージェントが最も効率的です。本記事では、採用担当の筆者が転職媒体の使い方について、解説します。
先日、こんなツイートをしました。
転職エージェントを使った未経験転職が可能かと言えば、問題なく可能。未経験転職と言っても、職種変更、業界変更、業界職種変更の3種類ある。転職の軸である職種変更しないことを前提に考えると、未経験転職では転職エージェントを利用するのが一番効率的である。
— CowBoy (@cowboy19620626) March 10, 2021
転職エージェントを使った未経験転職が可能かと言えば、問題なく可能。未経験転職と言っても、職種変更、業界変更、業界職種変更の3種類ある。転職の軸である職種変更しないことを前提に考えると、未経験転職では転職エージェントを利用するのが一番効率的である。
- 転職エージェントを利用すれば、未経験転職は可能か?
- 転職エージェント以外での未経験転職
- 転職エージェントを使った未経験転職の手順
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントを利用してきました。
- 採用担当・3回の転職経験が、この記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
転職エージェントを利用すれば、未経験転職は可能なのか

結論「転職エージェント推薦では未経験転職でも情報収集が十分にでき、成功する」
完全未経験以外は、転職エージェントを使おう
転職エージェントは、求人に相応しい人材を企業に推薦する点が有利です。
もちろん、完全な未経験・知識ゼロでは転職エージェントは企業に推薦することはしません。
エンジニア転職したいが未経験でも大丈夫か?【ノースキルは無理】
未経験分野について、勉強が必要なのはしていることはもちろんです。
転職エージェントから推薦されるためには「ポテンシャル採用」されそうな人であり、「将来性がある」ことをアピールする必要があります。
完全未経験者はプログラマー転職が難しい理由【経験する努力を】
未経験転職は、特に20代が有利
ポテンシャル採用される可能性がある年齢層はできれば、20代前半、少なくとも20代である必要があります。
年齢が20代を超えてしまうと、未経験転職はきわめて難しくなります。
【採用担当が徹底解説】30代の転職は不利なのだろうか?【20代より容易ではない】
20代であり、地頭もよく、未経験でも吸収する能力があるポテンシャルの高い求職者には、転職エージェントから多くの求人が紹介されるでしょう。
そこまで自信がない方でも、希望条件の優先順位をつけて、妥協できる点をはっきりさせてください。
転職したいけど、スキルがない20代のためのスキル習得術とキャリアアップのヒント【採用担当解説】
求人票以外のリアルな情報が入手可能
転職エージェントは、あなたに紹介できる未経験求人を探してくれます。
転職エージェントは相談相手がいるのが強みですので、それを活かしましょう。
転職エージェントを利用することで、未経験であっても「欲しい情報」が入手できます。
求人票以外にも、転職先の社風や所属予定の部署の人員構成、あなたの性格に合いそうかを客観的に話してくれます。
転職エージェントは、ボランティアではなく、あくまでもビジネスです。
企業が欲しがる人材を推薦すること、最終的にはその企業に転職してもらうことが転職エージェントの目的です。
あなたが未経験転職を望み、日頃から勉強をしていれば、その意欲は必ず転職エージェントに伝わるものです。
不明点は、担当コンサルタントに相談しよう
転職エージェントに登録すると、あなたに専属の担当コンサルタントがつきます。
転職活動でわからないことや不安なことがあれば、いつでも担当コンサルタントに相談することができます。
転職エージェントはとても忙しいので、急ぎの場合以外は、メールで相談しましょう。
転職エージェントは、コンサルタントの能力次第
転職エージェントは担当コンサルタントの能力次第で台無しなので、まずはコンサルタントの能力を見極めてください。
チェックポイントは以下の3つだけで十分で、それでコンサルタントの能力を判断し、無能だと判断したらすぐ交代してもらいましょう。
【採用担当が教える】無能なコンサルタントを見極める6つのポイント

担当コンサルタントの能力は、どうすればわかりますか?

- 第一印象は、良いか?
- 紹介した求人応募を、無理強いしないか?
- メールで問い合わせたら、数時間以内に適切な回答が返信されてくるか?
上記を満たしているコンサルタントであれば、転職支援を任せて大丈夫です。
最初のキャリア相談の時に「未経験転職」を希望していることをはっきりと伝えてください。
無能なコンサルタントでは、紹介求人とのアンマッチが生じます。
有効求人倍率は一部の業界を除けば、そんなに低くはありません。
未経験転職のチャンスは、むしろ今です。
実際に行動した人の方が、圧倒的に強いです。
転職エージェント以外で、未経験転職

結論「直接応募は求人情報が少なく、失敗しやすい」
未経験転職といっても、筆者は「経験が活きない」転職はおすすめしません。
たとえ未経験であったとしても、経験が活かせる転職であるべきです。
つまり20代以外は職種変更をせずに、業界変更による未経験転職の方が失敗しにくいです。
今働いている業界に近い業界は必ず存在します。
20代転職で職種変更したいが、可能性はあるか?【問題なしです】
ハローワーク
未経験転職は「転職の軸」をずらすことでもあります。
ハローワークでは、このような求人を見つけることはそもそも難しいです。
未経験転職の可能性が低い
転職エージェントと比べると、未経験転職の可能性はどうでしょうか?
転職のプロである転職エージェントからみて、可能性を感じた求人とハロワから応募した求人のどちらが失敗しやすいでしょうか?
どちらが失敗するかは火を見るより明らかです。
求人情報が入手できない
ハローワークについては、求人票以外の情報がほとんど入手できません。
業界地図
ブラック企業の求人が多い
ハローワークは、企業が無料で求人掲載できます。
そのため、ブラック企業が多い傾向があります。
【採用担当が解説】ブラック企業に騙されないで済む転職媒体とは?
転職サイト
転職サイトと転職エージェントは、全く違う
転職サイトと転職エージェントを混同している人が、多いですが違います。
転職サイトは「求人掲載」するだけで、転職支援はしてくれません。
転職サイトは、直接応募と同じ
転職サイトからWeb応募することは可能です。そのあとの企業とのやり取りは、あなたがやる必要があります。
つまり、直接応募と同じです。
求人の質
転職サイトの求人の質はハローワークより、ずっと良いです。
求人掲載料を転職サイトに企業が支払っている分、採用意欲があります。
転職サイトのビジネスモデルを理解した使い方とは?【おすすめ】
転職サイトは、求人検索に徹しよう
求人検索に徹すれば、転職サイトは利用価値がとてもあるメディアです。
転職活動では求人検索は転職サイト、求人応募は転職エージェントを使うべきです。
【採用担当が解説!】転職サイトの使い方で失敗は直接応募してしまうこと【情弱】
転職エージェントを使った未経験転職の手順

結論「転職の軸を明確にし、アピールできる職務経歴書を作成し、転職エージェント推薦で求人応募する」
転職活動には手順があり、未経験転職でもそれを守ることで転職失敗を防ぐことができます。
転職活動の手順は以下の通りです。
- 転職理由・転職の軸を明確にする
- 転職サイトでニーズがあるかを調査する
- キャリアの棚卸しを行う
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェント推薦で求人応募
未経験転職といっても、知識ゼロでは転職エージェントは企業に推薦しません。
例えばITエンジニアには未経験転職しやすいのですが、基本的なプログラムも理解していない人は採用しません。
未経験からITエンジニアになりたい人は、無料のプログラミングスクールをおすすめします。
プログラミングスクールのカリキュラム修了後、求人紹介をしてくれるからです。
【おすすめ】無料のプログラミングスクール5選【知識ゼロでも問題なし】
無料のプログラミングスクールは、転職エージェントとビジネスモデルは同じです。
企業に推薦・転職させることで、紹介手数料をプログラミングスクールはもらえます。
未経験からITエンジニアになりたい人は、無料のプログラミングスクールに入学するのが、一番効率的です。
ただし、事前に学ぶプログラミング言語は、あらかじめ決めておきましょう。
Web系なのか、アプリを作りたいのか、で違いますよね。
ITエンジニアに未経験転職する場合をとりあげましたが、それ以外でも基本的には同じです。
企業は「完全未経験」は採用しませんので、事前によく勉強しておくことです。
スクールが手っ取り早いですが、学ぶところがなければ独学しましょう。
結局はあなたの意志が強ければ、独学でもスクールでも問題ないです。
未経験転職は「知識ゼロ、ノースキル」でもよいということではありません。
それなりの成果を転職面接では、アピールしましょう。
プログラマーの面接だったら、日本ではまだまだ貴重なPythonを一通り学んで、アプリまで開発したとかをアピールするのも良いでしょう。
ただし、あくまでもあなたは「素人レベル」だということ。
企業は、あなたの意欲とこれからの将来性を見込んで、採用するんです。



