業界の選び方で迷っている人「転職の軸で業界選定が困っている。現職の業界が最も楽に転職できそうだが、それでは安易ではないだろうか?業界は一つに決めてしまって構わないのだろうか?業界再編が起こっている昨今では、業界の選び方がとても難しい。コツがあれば知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職の軸で重要な「業界の選び方」。
・安易に同業界しか選択肢としない方がいい。
・将来性のある業界をターゲットにしよう。20代なら未経験でもOK
・規制緩和されていないために成長できない業界もチェックしよう
・若ければ、外国で働くことをおすすめ。— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) October 14, 2022
転職の軸で重要な「業界の選び方」。
・安易に同業界しか選択肢としない方がいい。
・将来性のある業界をターゲットにしよう。20代なら未経験でもOK
・規制緩和されていないために成長できない業界もチェックしよう
・若ければ、外国で働くことをおすすめ。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 転職活動で業界を選ぶコツがわかる。
- 業界はいくつまで選ぶべきかがわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
記事構成は以下のとおりです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 転職の軸が明確なら【業界はなくなる前提で選ぶべき】
- 業界を選ぶときは、3業界までを目安に調査・研究しましょう!
- 業界を選ぶときは、幅広く考えましょう!
では一つずつ解説します。
転職の軸が明確なら【業界はなくなる前提で選ぶべき】
AI、IoTや第4次産業革命などの言葉がマスコミをにぎわせています。
事実、AIはさまざまな分野で実用化しつつあります。
AIとは機械が『目』を持ったということと解釈すればよいので、画像認識ができるようになったということです。
猫を見て「猫」だと認識できるのは人間だけでした。
ロボットでは不可能なことでした。
AIは「目」の機能を持っているので、「目」を駆使して判断する医師のような仕事はとても得意です。
レントゲン写真を見て、がんを発見する仕事は普通の医師よりも優れているといわれています。
人間の医師が生き残るためにはブラックジャックのように差別化できることがないと難しいです。
このように産業構造は明らかに、ドラスティックに変化しています。
今ある製造業はこのままの形態で続くことはないです。
自動車の自動運転を見てもわかる通り、肝となるのはAIでありIT業界・半導体業界です。
自動車メーカーは単なる車体メーカーになってしまうかもしれません。
自動車メーカーは生き残りに必死です。
ITエンジニアや半導体エンジニアを集めています。
自動車業界とIT業界と半導体業界は業界の垣根がなくなっています。
このようなことが、色々な業界で起きつつあります。
つまり今の業界を一生懸命に追い続けるというのは、必ずしも良い結果を生まないということです。
これは製造業に限りません。
サービス業にしても、医療業界にしても業界再編は起こりうることです。
転職を成功させるためには、転職の軸を明確にすることが大切です。
>>【採用担当が徹底的に解説】転職を決意したら、やるべき7つのこととは?
転職の軸がはっきりしていれば、業界は【なくなる前提】で選ぶべきです。
今の業界が20年後もあるとは限りません。
自分が目指すべき方向性が決まっていれば、業界はあまり気にしなくてよいのです。
【採用担当が徹底解説!】転職しないほうがいい9つの業界とは?【業界選定の基準も】
業界を選ぶときは、3業界までを目安に調査・研究しましょう!
転職の軸における「業界」はいくつくらいが適当なのでしょうか?
結論「業界を1つに決めてしまうことはおすすめしません。」
前述したとおり、半導体エンジニアが自動車業界で働ける環境が今です。
転職サイトを使う際には職種を軸にして、求人検索してみましょう。
今まで業界を固定して求人検索をしていた方は、業界しばりをやめてみましょう。
「対象外だった業界」が「あなたの希望業界」になるのではないでしょうか?
業界はなんでも良いという感じにすると、業界研究がどうしても浅くなります。
多くても3業界までにしましょう。
このくらいの業界数ならば、十分な研究ができますよね。
志望職種は特に事情がなければ、変えないほうがいいです。
職種は今後のキャリア形成にもなるからです。
なので、志望職種は1つに決めましょう。
業界研究については「業界地図」がベストセラーとして売れています。
【職種 x 業界 x 企業】分だけの調査研究が必要になりますので、大変ですが踏ん張り時です。
業界の研究を一度だけすれば、同じ業界への応募の場合は楽になります。
あとは他の業界についても常にアンテナを張ってください。
今後、伸びる業界は何なのか?
別な業界に吸収されそうな業界は何なのか?
全く別の業界になりうるのは何なのか?
先を読むことは、業界に関してはとても重要です。
例えばマスコミに関しては、テレビ業界が王者でした。
今は違います。テレビを見ない人が多くいます。
今後どうなるかはおわかりでしょう?
これはわかりやすい例です。
他の業界でも勢いのある業界とそうでないものがあるのです。
IoTであったり、AIをビジネスモデルとして構築している業界であれば、将来性は十分あると思って良いです。
GoogleやAppleのような企業はそうそうありませんが。
イメージとしてはGAFAのような会社が成長が見込める業界であり、企業です。
IT業界はやはり成長産業の1つでしょう。
業界研究は3つまでにしましょう!
「会社四季報」業界地図 2025年版
業界を選ぶときは、幅広く考えましょう!
前述した通り応募する志望業界は少し幅広く考えましょう。
- メーカーと非製造業との境目がなくなる。
- インターネットがあらゆるものにつながることで、イノベーションが起こる。
これらは第四次産業革命によって、変化すると言われている産業構造です。
メーカーというものはなくなるわけではなく、垣根がなくなっていきます。
その結果、どうなるんでしょうか?
M&Aを繰り返すのでしょうか?
先ほど書いたように自動車業界は今後かなり変わってしまう業界です。
自動車の部品メーカーの存続はとても危ういです。
エンジン車は二酸化炭素削減の観点からも、電気自動車にシフトします。
そうすると複雑なエンジン自動車の部品は不要になります。
エレキであれば、自動車をつくるのも簡単です。
IT企業でもできてしまう可能性大です。
特に20代の方は今からでも業界変更は十分可能です。
転職するなら今かもしれません。
今後業界再編が進むため、志望業界は1つに絞らなくても良いです。
幅広く考えましょう。