
転職エージェントと派遣会社の違いがわからず困っている。仕組みが違うのはなんとなくわかるが、ハッキリと説明できるようにしておきたい。転職エージェントは求人を紹介するところというのはわかるが、派遣求人も紹介されたりするのだろうか?
こういった疑問に、CEOで現役採用担当の筆者がお答えします。
こんにちは、CowBoyです。CEOと現役採用担当をやっています。
転職活動を始める際、「転職エージェント」と「派遣会社」のどちらを利用すべきか迷う方は非常に多いです。どちらも「仕事を紹介してくれるサービス」という点では同じに見えますが、実は両者は根本的な【ビジネスモデル(仕組み)】が決定的に異なります。
この違いを正しく理解せずに、「とりあえず仕事を紹介してもらえそうだから」と安易に登録してしまうと、ご自身の希望する働き方やキャリアプランと大きくズレてしまう危険性があります。また、「転職エージェントに行けば派遣の仕事も紹介してもらえるのか?」といった疑問を持たれる方もいますが、こうした疑問も両者の仕組みの違いを知ることで明確に解消されます。
本記事では、採用現場で数多くの求職者を見てきた現役採用担当の視点から、転職エージェントと派遣会社の決定的な違いをわかりやすく徹底解説します。それぞれのメリット・デメリットを比較し、あなたがどちらを選ぶべきかという「本質的な答え」は本文で詳しくお伝えします。
具体的な解説に入る前に、まずは以下の記事で「転職活動の全体像」を掴んでおくことをおすすめします。
⇒転職活動のロードマップはこちら
先日、こんなツイートをしました。
転職エージェントと派遣会社の違い。つまり人材紹介と人材派遣の違いのことだが、基本的に人材紹介は正社員転職を希望する求職者をサポートするところ。人材派遣は企業に対して業務を遂行するスタッフを派遣するサービスのこと。スキル次第で転職エージェントから派遣求人が紹介されることもある。
— CowBoy (@cowboy19620626) August 24, 2021
転職エージェントと派遣会社の違い。つまり人材紹介と人材派遣の違いのことだが、基本的に人材紹介は正社員転職を希望する求職者をサポートするところ。人材派遣は企業に対して業務を遂行するスタッフを派遣するサービスのこと。スキル次第で転職エージェントから派遣求人が紹介されることもある。
- 転職エージェントと派遣会社の決定的なビジネスモデルの違い
- それぞれの働き方における本当のメリットとデメリット
- あなたのキャリアプランに合った正しいサービスの選び方
- 筆者は、「CEO」かつ「現役採用担当者」で、数多くの転職面接や書類選考の現場を熟知しています。
- 企業側として、転職エージェントと契約し、求人を依頼しています。当然、転職エージェントのビジネスモデルも把握しています。
- 自らも3回の転職を経験し、50社以上の転職サービスを使い倒してきた実体験があります。
- 転職活動を通して、大手メディアが隠す「本音」の転職活動ロードマップを公開しています。
- 採用側と求職側の両視点を持つ実体験が、この記事の根拠です。
記事構成は、以下の目次のとおりです。まずは全体像をご確認ください。
それでは、採用担当と求職側の両視点から一つずつ詳しく解説します。
ちなみに筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
採用担当経験、そして3回の転職経験から、この記事を書いてみました。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 転職エージェントと派遣会社は【ビジネスモデル】が決定的に違う
- 転職エージェントを利用するメリット・デメリットとは?
- 派遣会社を利用するメリット・デメリットとは?
では一つずつ解説します。
転職エージェントと派遣会社は【ビジネスモデル】が決定的に違う

結論「転職エージェントは正社員転職をサポートし、人材派遣は企業にスタッフを派遣するサービスのこと」
転職エージェントは、正社員転職を望む求職者に対する転職支援サービスです。
ビジネスモデルとしては、求職者に転職させることで「企業から成功報酬」を得ています。
転職エージェントは、企業が欲しがる人材を探して、推薦します。
繰り返しますが、転職エージェントは正社員転職を希望する方のための転職支援サービスです。
他の雇用形態を希望する場合には、転職エージェントを利用することはおすすめしません。
派遣、パートやバイトなどの非正規雇用求人を転職エージェントは保有していません。
しかしマッチングする求人がない場合は、派遣会社の求人を紹介されることもあります。
転職エージェントが紹介する求人は、あなたとのマッチング次第です。
なので、派遣求人が紹介される可能性だってあります。
派遣求人とは言え、ほとんどの場合は「無期雇用」の派遣求人が紹介されます。
フルタイムでない求人は、紹介されません。
例えばパートやバイト求人は、転職サイトを検索した方がいいでしょう。
それに対して派遣会社は正社員ではなく、派遣社員を雇用するものです。
ビジネスモデルとしては、企業にスタッフを派遣することで営業利益を得ています。
派遣会社は、企業と派遣契約を結ぶことで「企業から派遣料」を得ています。
派遣スタッフを「どれだけ企業に派遣することができるか?」で派遣会社の営業利益が変わります。
派遣会社に入社してしまうと「いわゆる正社員」になることはできません。
ですが中には努力すれば、派遣先の正社員になれると勘違いしている方が少なくないです。
派遣法上は「正社員化が義務化」ではなく、3年以上同じ職場で働いている場合は「有期雇用」派遣社員を派遣先で直接雇用するように「依頼することが義務」になっただけです。
つまりあくまでも派遣先に「お願いベース」するだけなので、正社員採用する派遣先はほとんどないと言って良いでしょう。
派遣社員には「無期雇用」派遣社員という雇用形態もあります。
派遣会社と無期雇用契約を結んでいる場合のことです。
この場合には当然のこと、派遣先で正社員になることはできません。
ずっと派遣会社の社員のままです。
このように転職エージェントも派遣会社も「人材ビジネス」ですが、全くビジネスモデルが違います。
転職活動をする人にとっては「雇用形態」が全く違うことだけは理解しておきましょう。
転職エージェントを利用するメリット・デメリットとは?

結論「転職エージェントを利用することで正社員転職が実現できる」
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するメリットは、たくさんあります。
今回は派遣会社と比較したうえでのメリットをあげます。
先ほども書いたように転職エージェントは正社員求人を紹介することがほとんどです。
よっぽどスキルがない方以外は正社員転職できるのが、大きなメリットです。
正社員転職することでやりがいのある仕事ができます。
もちろん年収面でも満足のいく金額がもらえます。
あなたのキャリア形成上も正社員の方が有利です。
転職する際には企業からヘッドハンティングされたりするのも珍しいことではありません。
企業である程度のポジションまで昇進することは正社員ならではのメリットです。
派遣社員はあくまでも「外部の人」ですから、昇進することはあり得ないです。
転職エージェントを利用するデメリット
正社員転職することのデメリットとして、責任の大きすぎる仕事を任されることが多くなります。
メンタルが弱い方は上司からのプレッシャーで日々の仕事が辛くなるかもですね。
転職エージェントを利用するときは「納得して転職」してください。
年収が高いとかも重要ですが、仕事の中身や社風も転職面接で感じ取って下さい。
あなたに合わない会社に転職すると気軽に辞めることができません。
少なくとも3年は働く必要はあるでしょう。
正社員転職はいい面も多いですが、人事異動などは断ることはできません。
特に転勤の可能性がある場合は、よく検討したほうがいいでしょう。
【裏事情】転職エージェントの裏事情とメリットとは?【転職のプロが徹底解説】
派遣会社を利用するメリット・デメリットとは?

結論「自由な働き方をできるのがメリット、待遇面で正社員より劣るのがデメリット」
派遣会社を利用するメリット
派遣会社を利用すると、好きなタイミングで仕事を変えることができます。
これが、一番のメリットです。
正社員は、同じ会社で働く必要があります。
嫌になったら、退職しなければなりません。
一方、派遣会社を利用すれば雇用主は派遣会社ですから、派遣先を変える自由はあなたにあるわけです。
派遣会社を利用する場合は、以下のような方にメリットがあります。
- フルタイムでは、働きたくない
- 好きな仕事だけ、していたい
- 正社員のような責任のある働き方は、嫌だ
つまり会社にしばられるのは嫌な方にとっては、メリットが大きいと思います。
派遣会社を利用するデメリット
派遣会社を利用するデメリットは、仕事面よりも待遇にあります。
正社員に比べると、かなりの薄給です。
仕事をする上で、給料ばかりを気にするのも疑問符が付きます。しかし、派遣会社の社員の場合はシャレにならないほどの金額のようです。
口コミサイト 転職会議 で確認してみれば、一目瞭然。
もう一点は、雇用が不安定であることです。
例え、派遣会社の「正社員」であっても、直接雇用ではありません。
派遣先での契約期間も、永遠ではありません。
無期雇用派遣の場合は、派遣会社に戻って、自宅待機になることもあり得ます。
有期雇用派遣の場合は、派遣契約が成立している間だけの派遣会社との雇用契約になるので、雇用はますます不安定となります。
【採用担当が教えます!】転職でとりあえず派遣で働くのは問題ないか?【市場価値次第】
以下はおすすめの派遣会社です。
それに対しておすすめの転職エージェントは以下です。
良い転職エージェントは他にもありますが、とりあえずは3社ということであれば、以下でよいと思います。
転職活動は、大手メディアが教えるような「ただ求人を探して応募する」やり方では必ず失敗します。転職サイトで市場ニーズをマーケティングし、エージェント経由で「年齢フィルター」や「学歴フィルター」を回避して応募するという、独自の「7つのステップ」を踏むことだけが、無駄な不採用をゼロにする唯一の方法です。
現役採用担当の私がこれまでの経験から導き出した、転職活動を大成功に導くためのロードマップと、それぞれの役割でフル活用すべき24の窓口の比較は以下で網羅しています。





