退職の言い方で悩む人「転職活動も無事終わったかと思ったら、在職中の会社に退職することを言わなければならない。退職交渉で失敗したくないので、失敗しない退職の言い方を知りたい。」
上記のお悩みにお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職活動で最も大変なのは「退職交渉」。内定が出ても転職するまでは油断してはいけない。「退職交渉」は「言い方」が結構重要。「退職の意思表示」は「直属の上司」に少なくとも1ヶ月前にはすること。重要なのは「退職の相談」ではなく「退職報告」とすること。退職理由は本音は話さない方が良い。
— CowBoy (@cowboy19620626) June 17, 2021
転職活動で最も大変なのは「退職交渉」。内定が出ても転職するまでは油断してはいけない。「退職交渉」は「言い方」が結構重要。「退職の意思表示」は「直属の上司」に少なくとも1ヶ月前にはすること。重要なのは「退職の相談」ではなく「退職報告」とすること。退職理由は本音は話さない方が良い。
ちなみに筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
主に採用担当者としての目線から、この記事を書いているので信ぴょう性は高いと思います。
7分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 退職は直属の上司への言い方でほぼ決まる【タイミングと場所に注意】
- 退職の意思表示の言い方は報告とすべき【失敗しやすい】
- 退職日の言い方は十分に気を付けよう
では一つずつ解説します。
退職は直属の上司への言い方でほぼ決まる【タイミングと場所に注意】
結論「退職は誰にいつ何処で言うかで上手くいくかがほぼ決まる」
転職活動が一段落するのは内定承諾したころではないでしょうか?
転職先で早く働きたいところですが、大きな問題を解決する必要があります。
退職は誰がベストの言い方か?
退職交渉は直属の上司に言うのがベストです。
退職することを同僚や先輩社員に話すのはご法度なのは、ご理解いただけるかと思います。
もしも退職交渉でもめてしまったら、客観的なデータを持って人事に相談しましょう。
同じ所属のトップに相談しても、あまり期待はできません。
所属長からすれば、あなたの直属の上司は毎日のようにコミュニケーションをとっています。
どうしてもあなたは不利ですので、それであれば利害関係がない人事に相談する方が良いでしょう。
上記はあくまでも「退職交渉」で上手くいかなかった場合の最終手段です。
内定承諾や退職交渉の面でも転職エージェントを使うメリットは大きいと言えます。
退職はいつがベストの言い方か?
退職の意思表示は少なくとも就業規則を確認して、その期限前にはするようにしましょう。
一般的には退職日1ヶ月前までのところが多いようです。
引継ぎ項目が多い方は余裕をもって、1.5~2ヶ月前には会社に退職の意思表示をするようにしましょう。
では退職を言い出すのは何時ごろがいいのでしょうか?
退職を言うタイミングですが「就業時間内」はもちろんNGです。
直属の上司が何時ごろ仕事を始め、何時ごろ終わるのかは、気を付けて観察していましょう。
上司が忙しそうだったら、メールの方がいいでしょう。
休憩しているようなら「明日、お時間ありますか?お話があります」くらいでいいです。
重要なことですから、お互い落ち着いて話すには「少なくとも一晩は考えてもらった方がよい」です。
退職はどこがベストの言い方か?
退職交渉は直属の上司と二人きりで話せる場所を確保しておきましょう。
予定表を見ることができれば、仮押さえも可能です。
殆どの会社はGoogleカレンダーなどで情報共有できるようになっています。
直属の上司の予定は会議でびっしりかもしれません。
行動は早めにしましょう。
あなたが退職しようとしていることは、二人で話し合わないと、どこからもれるかわかりません。
退職交渉の場所は意外と重要です。
直属の上司から強い引き止めにあったら困ると思います。
最終的には労基署に相談してもいいですが、その前にまずは人事に相談してみてください。
証拠がないと信じてもらえない可能性があります。
直属の上司からパワハラまがいの発言をされたときのために「録音」はしておきましょう。
退職の意思表示の言い方は事後報告とすべき【失敗しやすい】
結論「退職交渉では事後報告とする言い方をしよう」
直属の上司への退職の言い方は「自己都合により退職させてください」といいましょう。
大事なのは「退職の意思は固い」と直属の上司に思わせることです。
退職報告でない言い方だと、受け取り方によっては「退職の相談」に聞こえてしまいます。
直属の上司にとっては、あなたは大事な戦力です。
給料アップしようと言ってきます。
希望する部署があれば、何とかしようとも言ってくるでしょう。
転職活動をあなたが始めたときに「転職理由を明確にした」はずです。
転職理由とは転職の目的のことです。
今いる会社では実現できないから転職活動をしたんですよね?
部署移動してもあなたの希望するキャリアをこの会社では実現できないので「自己都合退職」で通してください。
転職するのかと聞かれても、絶対に転職先は言わないことです。
せっかく内定をもらったのに転職を邪魔する会社は後を絶ちません。
あなたは「転職することも言う必要も義務もありません」。
それでも会社から引き止めにあうでしょう。
そのときでも角が立たない言い方で退職の意思表示をしましょう。
例えば「かねてから関心のあった分野に本格的に挑戦したいと思っています」
とかでも大丈夫です。
転職先が決まっていないことも言えますからね。
会社が引き止めることができない退職理由としては、家族や健康のことを言われると納得してくれることが多いです。
例えば「親の介護」、「体調不良」などです。
これについては「嘘」はいけません。
ほとんどの方が転職するでしょうから。
退職日の言い方は十分に気を付けよう
結論「退職の意思表示とは逆で退職日は会社の都合を考える言い方をしよう」
退職日というのはあなただけの都合で決めてはいけません。
転職先と在職中の会社と何度か話し合いながら、落としどころを決めるのです。
ここでも転職エージェントのアドバイスは心強いです。
転職先との交渉は転職エージェントがやってくれるからです。
ある程度の幅をもって、転職エージェントは転職先の入社候補日を決めてくれるはずです。
あなたはそれを基に在職中の会社と退職交渉すればよいのです。
しかも転職エージェントからアドバイスを毎日のようにもらえます。
相手の出方によって、どうすれば円満退職できるかのアドバイスを転職エージェントはくれますので安心です。
退職日の調整はあなただけでは難しいかもしれません。
その結果、退職代行サービスを使う人が多いのです。
退職交渉はどうしてもあなたのことだけを考えてしまいがちです。
それは仕方がありません。
内定承諾をしているのですから、心に少し余裕を持てば直接応募でも、十分退職日の交渉ができます。
転職エージェント推薦でない方は、しんどいですが頑張りましょう。
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