
初めての転職面接の対策で悩んでいる人「転職面接が初めてなので、どう対策をすればいいか戸惑っている。転職面接の対策のポイントを知りたい。」
上記の疑問・お悩みにお答えします。
先日、こんなツイートをしました。
初めての転職面接対策は実はとても簡単。6つだけ抑えておこう。1.自己紹介、2.転職理由、3.志望動機、4.活かせる経験・スキル、5.逆質問、6.希望条件。各項目は筆者のブログからも発信しているし、転職本を一冊読んでしまうのも良い。何を対策すればよいかがわかれば、情報は転がっている
— CowBoy (@cowboy19620626) April 22, 2021
初めての転職面接対策は実はとても簡単。6つだけ抑えておこう。1.自己紹介、2.転職理由、3.志望動機、4.活かせる経験・スキル、5.逆質問、6.希望条件。各項目は筆者のブログからも発信しているし、転職本を一冊読んでしまうのも良い。何を対策すればよいかがわかれば、情報は転がっている
- 転職初心者の面接対策がわかる
- 自己紹介の仕方
- 転職理由・志望動機の回答の仕方
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
初めての転職面接対策は6つだけ
結論「面接対策はとても簡単で初心者でも可能。転職エージェントをうまく利用しよう」
筆者は、採用担当経験者です。
採用面接をするときには、応募者の回答に対して「採点」しています。
少なくとも、何となく気に入ったから採用ということはありません。
採用面接で見るべきポイントは、決まっています。企業によって微妙に違うでしょうが、ほとんど同じです。
それは、以下の6つです。
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- 活かせる経験・スキル
- 逆質問
- 希望条件
上記について、転職面接が初めての方は心配になるかもしれません。
ですが全く心配は、いりません。
転職エージェントは、たくさんあります。
あなた一人で、転職面接の対策をする必要はありません。
転職エージェントは、求人紹介するだけではありません。
求職者が転職成功してくれないと、求人企業から成功報酬をもらえないのが、転職エージェントです。
転職面接対策を中心に、全面的にサポートしてくれます。
履歴書・職務経歴書の添削も、もちろん行ってくれます。
ハローワークから直接応募しても、もちろん構いません。
ただ転職活動は、情報戦です。
特に大手転職エージェントは、企業から信頼されています。
そのため求人票に書かれていない情報を転職エージェントは、持っています。
その代表例が、「転職面接での質問内容」です。
求職者が希望すれば、転職面接に同行することも、可能です。
転職面接後に求職者から「どんな質問をされたか?」について、転職エージェントは情報を集めています。
初めての転職面接に臨む方は、直接応募よりも転職エージェント推薦を強くおすすめします。
【裏事情】転職エージェントの裏事情とメリットとは?【転職のプロが徹底解説】
それでは、転職面接で対策すべき6つのポイントを、一つずつ解説します。
自己紹介
結論「自己紹介では、職務経歴のアピールを簡潔に」
「自己紹介」では、間違っても趣味の話はしないでください。
初めての転職面接の方は、ご存じないかもしれないので、あえて書いています。
自己紹介とは、「職務経歴を自己PRしてください」という意味です。
時間は3分くらいがベストですが、多くても5分以内でおさめてください。
そのあと面接官から質問があるので、自己紹介で長々と話すのは印象を悪くします。
あなたの経験で、面接官が詳しく聞きたくなるような内容を「あえて簡単に話す」ことがコツです。
あくまでも、採用担当者が興味を示す「自己紹介」にしましょう。
募集要項にとって、不要な職務経歴は話さなくてよいです。
もちろん、職務経歴書は応募先に合わせた内容にする必要があります。
テンプレは必要ですが、求人ごとにそれを修正するイメージです。
【採用担当が解説】知らなきゃ損する履歴書・職務経歴書を求人ごとに修正する3つの方法
転職面接だけでなく、職務経歴書をどう作成すべきかは転職エージェントに相談するのが一番です。
転職エージェントは企業が欲しがっている「人物像」を知っていますから、利用しない手はないです。
良い職務経歴書を作成することで、自己紹介はうまくいきます。
書類選考も手抜きせずに、全力でやりぬきましょう。
転職面接の自己紹介は簡潔かつ印象的に【全ての強みを話さない】
転職理由
結論「転職理由は退職理由と混同する応募者が多いが、面接官は退職理由を聞きたがっていない」
転職理由は、転職面接の定番中の定番ともいえる質問です。
応募者の中には、転職理由と退職理由を一緒にして考えている方も多いです。
退職理由は、あくまでも「会社を辞めるきっかけになったこと」です。
例えば、給料が安いとか、上長とあわないとかです。
採用する企業にとって、それは重要でしょうか?
答えは、簡単です。
採用する企業としては、どれだけ貢献してくれるかを知りたいだけ。
前職もしくは現職の「不平不満」は、面接官にとってノイズです。
転職理由の意味を正確に把握しないと、失敗するので注意。
それくらい「転職理由」は、重要です。
- 転職理由が何であれ、本当に転職しないと実現不可能か検討したか?
- 転職先で、実現したいことは何か?
- 3年後・5年後・10年後のキャリアプランは?
上記3点は転職理由として、質問されることです。
一次・二次・最終面接の全てで、転職理由は質問されます。
最終面接は取締役クラスが面接官となりますので、キャリアプランについての質問が多くなります。
面接官は、「なぜ会社を辞めて転職しようと思ったのか?」と質問するかもしれません。
会社を辞める理由に反応して、退職理由を答えてしまうとつっこまれます。
正解は、「転職しようと思った理由」を答えること。
面接官は、転職理由を質問しています。
採用担当者にとって、安心する回答内容を常に考えれば、大丈夫です。
【採用担当が解説】採用面接で転職理由を聞かれたときはどうするの?【退職理由は軽めに】
志望動機
結論「なぜ当社でなければいけないのかが重要」
志望動機は、差別化しにくい質問です。
応募者の中で抜きんでるためには、「なぜ御社でなければならないか」を説得することにつきます。
そのためには、企業研究は欠かせません。
業界研究も、必要です。
ですが、それだけだと金太郎飴のような内容になりがちです。
せっかく、転職面接でアピールするのですから、差をつけたいところです。
転職活動を開始するときに、キャリアの棚卸しを行ったかと思います。
キャリアの棚卸しで転職理由を明確にし、キャリアプランもはっきりしています。
志望動機は、応募先ごとに対策が必要で結構やっかいですが、出来ないことではありません。
転職の軸を展開する形で志望動機を構築すれば、あなただけの「唯一無二の」志望動機となります。
「応募先でなければならない理由」を考えだすと、初めての転職面接の方は「どうすればいいのかわからない」でしょうが、正解はあります。
さらに転職エージェントと相談しながら、志望動機を作成すれば、大丈夫です。
転職面接が簡単なのは、情報を知っているかどうかだからです。
転職活動の手順も決まっていますし、それも情報収集は十分可能です。
転職理由と志望動機は、セットで考えるようにしましょう。
活かせる経験・スキル
結論「自己紹介で答えたことを、膨らませていけば大丈夫」
活かせる経験やスキルについては、面接官が一番聞きたいところです。
社内で戦力になるかどうかが、採用担当者にとっての関心事です。
職務経歴は過去のことですが、未来につながることのみ、強調して回答しましょう。
応募先で活かすことができないスキルをアピールすることは、時間の無駄です。
面接では、職務経歴書を確認していきます。
なので、職務経歴書には活かせる経験やスキルを書くべきです。
応募先で活かせない経験やスキルは、面接官も興味を持ちません。
転職活動は相手の立場にたつことが、重要です。
特に転職面接の場合は、面接官が期待して質問していることを常に考えましょう。
活かせる経験やスキルについては細かく質問されますが、落とすための転職面接ではありません。
できないことを出来ると言ったりするのは、NGです。
全て正直に、答えましょう。
応募先に入社できたとしても、すぐ退職するのでは意味ないですから。
どこを採用担当者は面接で確認する【採用担当がたった2つと断言】
逆質問
結論「何も質問しないのは、だめ。最低3つは逆質問を用意しておこう」
逆質問は、転職面接の最後の定番です。
面接官から、「最後に、何か質問はありますか?」といわれる「あれ」です。
初めての転職面接の方に多いのは、「特にありません」と答えてしまう方。
とても、もったいないことです。せっかくのチャンスを、放棄しているのですから。
採点されていることを知っていれば、このような回答はしないはず。
何の興味もないのに、求人応募しているはずはありません。
求人に対する疑問は、研究するほど、多く出てくるはずです。
ただ転職面接では、ビジネスマナーも重要です。
思いつくままに、逆質問するのも失礼です。
多くても、3問程度にしましょう。
逆質問は1つ質問してみて、相手の反応を見るのがよいです。
転職面接にも、適当な時間があります。
30分を超えてきたら、「お時間大丈夫でしょうか?」ぐらいの気遣いはしましょう。
筆者の経験で、自己紹介を30分以上かけて話した方がいました。
活かせる経験・スキルでは問題なかったのですが、ヒューマンスキルも採点されます。
逆質問がどうしても思いつかなかったら、「御社の一日の業務はどのような感じで進むのでしょうか?」とか「御社とご縁があった場合、それまでに習得しておいた方が良いスキルがあればご教授ください」とかでも何も言わないよりは「まし」です。
志望動機が明確であれば、逆質問は楽勝だと思います。
面接官としては、志望度の高さをこの逆質問でみています。
【採用担当が徹底解説】転職面接での「何か質問は?」に爪痕を残す3つの逆質問とは?
希望条件
結論「希望条件は、しつこく言わないこと」
これは、面接での常識です。
初めての面接の方はご存じないかもしれませんので、念のために書きます。
転職面接には、本音と建前があります。
これからはコンピテンシー面接やAI面接のように、主観が入らない転職面接がメインになります。
採用ミスマッチを防ぐための面接手法:コンピテンシー面接とプレゼンテーション面接
【採用担当が解説】AI面接の特徴と3つの対策【面接時間を短く】
現状、一部IT業界を除けば、通常面接が行われています。
それを考慮すると、希望条件は「無難に答えること」をおすすめします。
内定が出てしまうと、年収交渉は難しくなります。
事前に転職エージェントに伝えておけば、内定前に年収交渉をしてくれます。
希望勤務地については、正社員採用であれば転勤は普通です。
条件面では、受け入れざるを得ないでしょう。
家族などの都合で転勤できない方は、勤務地が1つの企業を選んで応募することです。
転職活動では、何が妥協できるかも重要です。
妥協できない項目が「雇用形態」「年収」「休日」だとすると、大企業以外は難しいですね。
いずれにせよ、転職活動は戦略を立てて行いましょう。
おすすめの方法が「転職エージェントを使いたおす」ことです。
転職エージェントに利用されずに、あなたが利用しまくるのです。
大企業からベンチャー転職して、戸惑う2つのこととは?【マインド】
筆者が利用して、特に役に立った転職エージェントを以下にリストアップしますので、よろしければ使ってみてください。
