
面接対策で、悩んでいる人「書類選考は通過したが、いつも面接がうまくいかずに悩んでいる。ある程度のスキルがあるから、面接によばれたと思っているが。自分に足りないものは何なのかが知りたい。」
こういった疑問に、採用担当の筆者が答えます。
面接とは、安心であると何度もお伝えしてきました。面接官の不安を取り除くためです。ではその不安とは、何なんでしょうか?
- 面接で、確認される項目は?
- 上記の優先順位は?
- 面接で響かない内容は、何か?
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
面接での優先順位第一位はあくまでも「保有スキル」
面接とは、安心です。
面接官を安心させないと、面接対策になりません。
面接官を安心させるのは、簡単ではありません。
面接で、場当たり的に考え付くものではないからです。
事前のしっかりとした準備が、必要です。
キャリアの棚卸しが、面接対策にもなるはず。
あなたの強みが、見える化されるはずですから。
キャリアの棚卸しでは、経験と実績などのデータに基づいた自己分析を行います。
それをもとに、職務経歴書を作成します。
その時間違いだらけの職務経歴書のように、余計な情報は書かないこと。
面接対策も、同様。
【採用担当が解説!】転職面接では面接官に刺さる話をするのがコツ【失敗談が良い】
全てにおいて、実績データを根拠にアピールしないと、説得力が出ません。
面接官は、職務経歴書に書かれていることが「等身大なのか?」、「過大評価気味か?」を確信できず、不安なのです。
その不安を取り除くためには、時には専門的な話にも深く答えていく必要があります。
山場は二次面接です。
二次面接で注意すべきポイントを十分に考えながら、準備しましょう。
面接テクニックに頼ることなく、一次面接でも人事の方にもわかるように説明できれば、面接官は安心しまできます。
その意味で、面接とは安心であるといっています。
職務経歴書でも同じですが、データに基づかないアピールは不要です。
結構、転職本には「自己アピールは重要です」とか書かれています。
しかも、熱意意欲を訴えましょうと。
採用担当の筆者からすると、見当外れです。
中途採用においては、心情で訴えても採用結果には関係ないからです。
会社が期待する売り上げを、上げてくれるかどうか?
これだけです。つまり、応募者は「いくらの価値があるか?」です。
なので、応募者が持っているスキルこそが全てなのです。
転職理由と志望動機の重要性に書いたように、志望動機はとても大切です。
たとえ、内定が出ても「別の会社へは行きません」という誓いですね。
他社ではなく、「自社が第一志望であることを確認」して、面接官は安心したいのです。
志望動機については必要なことではあるのですが、過剰に言いすぎても逆効果です。
会社で行っている事業をあなたなりに分析して、5年後・10年後に会社も自分も幸せになれることを、訴えてこその志望動機です。
きちんとしたデータに基づいた話が面接官には、受けます。
それは、説得力があるからです。
【採用担当が解説】一夜漬けで、面接前日に再確認すべき4つのこと
面接の優先順位第二位は「パーソナリティ」
スキルが全てとはいえ、人間性が見られないわけではありません。
部下として使いにくい社員はお荷物です。
出来すぎる人に限って、社風になじまない場合があります。
そういう方は、自分で起業した方がずっといいかもです。
そうでない平凡なタイプであれば、その会社にあうのかは重要です。
事前に転職エージェントから情報を得ていたとしても、対策は難しいです。
会社との相性は、「お見合い」のようなものですから。
自然体で臨むのが、よいです。
無理して入社して、後で居づらくなっては意味がないです。
これについては、会社に判断してもらいましょう。
面接ではデータに基づかないアピールは響かない
人柄を除けば、スキルのアピールを論理的に説明することで面接官との信頼関係が築けます。
あなたの主観が入っている自己PRは、面接官には響きません。
アピールするのであれば、エピソードに基づいて、あなたのスキルを訴えてこそ、相手に響きます。
特に、トラブル対応の仕方はあなたの問題解決能力をあらわします。
「〇〇ができる」というのは、テクニカルスキルですが、これ以外にもアピールすべきことはありますよね?
例えば、調整能力。
これは立派なヒューマンスキルです。
管理職には、絶対なければならないスキルです。
このように、スキルと言っても、かなりの数になるはず。
それを整理して、ストーリーとして話すことで、面接官も納得しやすくなります。
主観を入れて話す意味がないこと、お分かりいただけましたか?
あなたのエピソードが一番、説得力があるんです。
そのためには、ある程度の失敗経験は話しておいた方が良いです。
順調にトラブルなく来ましたということは、何もしていないとも受け取られます。
面接対策は、万全の準備をして臨んでください。
転職エージェントに登録すると、万全のサポートをしてくれます。
