面接で主導権を握れるか考えている人「明日はいよいよ転職面接だ。お決まりの質問については回答が用意できている。ただ他の応募者と差別化をしたいので、印象に残る転職面接にしたい。そのためには受け身ではなく、仕掛ける転職面接を考えている。つまり主導権をこちらが握りたい。どうやったら求職者が転職面接の主導権を握れるかを知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
転職面接において、面接官に質問されることが多いですが、実は応募者自身が面接の主導権を握ることができます。
本記事では、面接で主導権を握るために必要な2つの方法を解説します。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職面接での主導権は基本的に面接官。面接官の質問の意図をよく考えて回答することがとても重要。①面接官によって回答を変えることで主導権が握れるチャンス。例えば人事、現場責任者に同じ回答ではうまくいかない。②最後の逆質問は主導権を握るチャンスにもなりうる。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) June 14, 2022
転職面接での主導権は基本的に面接官。面接官の質問の意図をよく考えて回答することがとても重要。①面接官によって回答を変えることで主導権が握れるチャンス。例えば人事、現場責任者に同じ回答ではうまくいかない。②最後の逆質問は主導権を握るチャンスにもなりうる。
- どんなとき、転職面接で主導権が握れるチャンスがあるかがわかる。
- 転職面接の主導権を握るチャンスが来たとき、どうすればよいかがわかる。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では一つずつ解説します。
面接官からの質問意図がわかれば、面接での主導権を握れる
結論「面接官によって回答を変えることで、面接の主導権を握ることができる。」
一次面接においても、二次面接、最終面接においても、基本的には主導権は面接官にあります。
面接テクニックは多用しないほうが良いですし、二次面接になると一次面接よりも注意することが増えます。
「最終面接と一次二次面接との違いは何か?」については各転職面接の目的を理解することが大切です。
一次面接と最終面接でたとえ同じ質問であったとしても「面接官」は異なります。
転職面接で主導権を握る秘訣は面接官が期待している答えを返すことです。
とてもシンプルですが、難しいです。
嘘は見抜かれます。
本音で面接官と対決するのが前提条件です。
なので主導権を最初から握ることは、難しいです。
採用面接なので当然といえば当然といえます。
面接官は応募者がリラックスして回答できるように配慮しています。
それは元面接官の立場からウソ偽りのない気持ちだと断言できます。
面接官も実は応募者の人柄を特に一次面接においてはよくわかっていないこともあり、手探りで進めています。
冷静に見えますが、チェックポイントがかなりあるため、面接官は脳みそをフル回転させていると思ってください。
面接官があなたをぜひとも、採用したいと思ったとしましょう。
すると面接官の態度が変わってくると思います。
具体的な業務について面接官が話し始めたら、あなたに相当興味を持っています。
あなたはかなりの確率で主導権を握るチャンスなのです。
通常の採用面接では「あなたがなぜ転職するのか?」、「なぜ応募したのか?」を聞いてきます。
この質問は必ずあると思ってください。
間接的に聞く場合も含めると、100%の確率で聞かれます。
特に問題がなければ、あなたの職務経歴の確認に入ります。
ここまでの流れでは、面接官主導といえましょう。
職務経歴の確認の段階で、あなたは今までの実績を定量的に説明できるかどうかが重要です。
企業が求めている人物像とあなたのコアスキルがほぼ一致していれば、かなりの確率で内定のテーブルにのります。
このタイミングで面接の主導権はあなたへと移ります。
それがここまでであなたが全力で行うべきことです。
面接官の役職や立場を考えて回答することで、面接では主導権が得られる
結論「面接官が誰かによって説明の中身を変えることで、面接では主導権が握れる。」
面接で主導権を握るためには、わかりやすい回答・説明を心がけてください。
面接官のすべてが、仕事内容に詳しいわけではありません。
人事が面接官であれば、中学生でもわかるように専門用語はなるべく使わずに、説明しましょう。
面接の回答では、例え話を使うのが、おすすめです。
現場責任者が面接官であれば、きちんと専門用語を使って説明しましょう。
仕事が出来ることをアピールするために必要です。
このように、面接官の役職や立場を考えて、回答・説明することです。
一次面接、二次面接、最終面接と進むにつれて、面接官も変わります。
例えば最終面接では、取締役クラスが面接官になることが多いでしょうから、説明も経営・コストの観点から回答することが重要になります。
そうすることで、面接の回答も素直に受け入れられ、主導権はあなたが握れます。
内定を出す際には、稟議をあげる会社も多いです。
その場合、稟議書を会社の「偉い人」に回覧して、承認をもらいます。
最終面接官の取締役も、稟議書の承認をします。
取締役クラスの人に、面接であなたの職務経歴をどう説明するかは稟議の承認をもらうポイントですので、十分な準備をして臨みましょう。
最後の逆質問も、面接で主導権を握るチャンス
面接の最後に『何か質問はありますか?』と必ず聞かれます。
転職面接での「何か質問は?」に対する逆質問も、主導権を握る最後のチャンスです。
それこそが面接官に一番印象を残せる機会ととらえましょう。
『特にありません。』というのは、あなた自らチャンスを放棄していることになります。
実に「もったいない」です。
面接の印象は、最初と最後が重要です。
特に「最後の印象は重要」で、面接官は新しい印象を強く持ちます。
途中で応募者が、面接の主導権を握ったとしてもです。
面接官の心理は、複雑なようで単純です。
面接官の心を鷲掴みにするような逆質問を面接で主導権を握るためにも、考えておいてください。
- 職務内容に関する逆質問
- キャリアパスについての逆質問
- 社風に関する逆質問
- これから取り組もうとしている事業に関する逆質問
など聞きたいことは出てきますよね。
面接での逆質問リストを面接前に作成しておいてください。
面接中で質問したことは逆質問リストから取捨選択していけば、変な質問はしないで済みます。
爪あとを残す逆質問をすれば、面接で主導権を握れます。
【ぜひとも、うちに来てもらいたいな】と面接官に思わせる、必殺の逆質問をしましょう。
そのためには以下の3点は必須です。
- 企業研究
- 業界研究
- 競合他社の研究
企業研究は以下よりどうぞ。
会社四季報 2024年1集 新春号
業界研究は以下よりどうぞ。
業界地図 2024年版
これをあなた一人で出来る方は直接応募で臨んでも問題ありません。
転職のプロのアドバイスを受けながら、転職活動をしたい方は、リクルートエージェント や doda などの転職エージェントを使うことをおすすめします。
転職エージェントの求人に応募しないとしても、面接対策などの転職ノウハウを学べるので一度は使ってみることです。
サービス料金は無料ですので、あなたに不利なことはありません。
気に入らなかったら使うのをやめればいいだけです。
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