書類選考が通過せず悩んでいる人「職務経歴書の書き方がまずいのか、書類選考が通過せず悩んでいる。しっかり自己PRを書いているので大丈夫なはずだけど。職務経歴書を書く上での考え方に誤りがあるような気がしてきた。職務経歴書のよくある誤りを採用担当の方から知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
先ほど、こんなツイートをしました。
職務経歴書のよくある間違い3選①主観的な内容の自己PRが書かれているので評価できない②他責思考で書いているので、一緒に仕事ができるか不安③コアスキルのような必須項目が書かれていないので、評価できない。 思考停止して、自己PRを書くのはやめたほうが良い。エンジニアはスキルで十分。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) September 8, 2022
職務経歴書のよくある間違い3選①主観的な内容の自己PRが書かれているので評価できない②他責思考で書いているので、一緒に仕事ができるか不安③コアスキルのような必須項目が書かれていないので、評価できない。 思考停止して、自己PRを書くのはやめたほうが良い。エンジニアはスキルで十分。
職務経歴書には抜けがあると大きく減点される項目があるのをご存知ですか?
本記事では採用担当者の筆者が絶対書くべきこと、書かなくてもいいことを3点に絞って解説します。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 職務経歴書に書いてはいけないことがわかる。
- 職務経歴書に書くべきことがわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
最初に、結論を書きます。
職務経歴書に書くべき項目です。
書類選考は以下のみ書いたとしても、枚数的に余裕はないです。
- コアスキル:最も重要な「何が出来る人か?」を書く。
- 要約:キャリアを2~3行でまとめる。
- 職務経歴概要:1社ごとに職務経歴の概要を書く。
- 職務経歴詳細:1社ごとに時系列で職務経歴の詳細を書く。
職務経歴書は客観的データに基づいて書かれていなければいけません。
アピールしたいあまりに、主観的内容を書きたいのは十分わかります。
誰だってアピールをしたいですからね。
ですが、採用担当者には刺さらない内容です。
主観的内容は職務経歴書に書かないように気をつけましょう。
>>職務経歴書の書き方で採用担当者が重視するのは?【3項目だけ】
記事構成は以下のとおりです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 職務経歴書には自己PRを書くのは誤り
- 職務経歴書に他責思考で書いている【事実ベースで書こう】
- 職務経歴書で採用担当者が読みたくなる情報が書かれていない
では一つずつ解説します。
職務経歴書には自己PRを書くのは誤り
筆者は採用担当者です。職務経歴書を日常業務として読んでいます。
よくある誤りは、自己PRが職務経歴書に書かれていること。
主観的な「自己PR」を企業は読みません。
少なくとも、筆者は「自己PR」を評価しません。
ほかの採用担当者も自己PRを評価していません。
自己PRが評価されない理由は客観的ではないから。
>>【採用担当が教える!】職務経歴書に自己PRを書かないでも良いのか?【これが真実】
客観的な実績・スキルは【コアスキル】として書きましょう。
これは書くべき内容です。
むしろ、一番先頭に書くべきことです。
コアスキルと自己PRとは区別して考えましょう。混同してはいけません。
コアスキルは再現性のあるスキルです。
自己PRは社内スキルである可能性が大きいです。
自己PRは不要なのでコアスキルを重点的に書いてください。
職務経歴書はできるだけ、コンパクトにまとめることが大切です。
自己PRで半ページくらい使ったとしたら、応募者にとって損なだけです。
おそらく転職本やインターネットでの情報から職務経歴書には「自己PR」を書く必要があると勝手に思い込んでいるのではないでしょうか?
信頼できる転職エージェントのコンサルタントも一貫して『自己PRは書く必要はありませんよ。』と私が転職した際に、おっしゃっていました。
そのコンサルタントは相当数の会社に「職務経歴書で自己PRを見るかどうか」ヒアリングしています。
その結果「自己PRを読む企業はほとんどない」ということでした。
エビデンスがある方が信じられると思いませんか?
世の中にあふれている情報で結構、間違いが多いのが転職関連の情報です。
転職エージェントとのキャリア相談で気をつける3つのこととは?に書いたようにキャリア相談でエージェントからさまざまな情報が入手できます。
>>転職エージェントとの面談で気をつけること【たったの3つだけ】
転職エージェントから得られる情報はインターネットや転職本に書かれているものとは違います。
転職エージェントが長年の経験から収得した非公開情報です。
転職エージェントは転職のプロ集団が所属しているところです。
彼らが『自己PRを書く必要はない』と言っているのです。
筆者も書く必要はないと断言できます。
結論は出ましたね。職務経歴書に「自己PRは不要」です。
職務経歴書に他責思考で書いている【事実ベースで書こう】
職務経歴書に言い訳を書くことは絶対にやめましょう。
仕事は結果が全てです。実績を出すまでのプロセスは転職面接で話しましょう。
実績を出すまでのプロセスを書いて頂けるのはありがたいのですが、読まないことが殆どだと思います。
ポイント、ポイントで事情を説明すべき、プロジェクトはあるでしょう。
ですが全てのことに対して、説明すると「他責志向」にも読めてきます。
職務経歴書に志望動機を書く必要はあるかに書いたように職務経歴書では書くべき項目が決まっており、客観的に書くことが重要です。
事実ベースで書かずに他責志向の方が少なからずいます。
採用担当者が知りたいのは、応募者が『何ができるのか?』です。
「キャリアビジョン」や「キャリア形成」については、転職面接で聞かれる内容です。
職務経歴書に余裕があれば、書きましょう。
書類選考ではあなたの実績と保有スキルを説明することに全力を注いでください。
つまり【定量的な実績】だけで十分です。
職務経歴書に未来のことも書こうとすると、完成度の低いものが出来てしまいます。
過去の実績とコアスキルだけに注力しましょう!
職務経歴書で採用担当者が読みたくなる情報が書かれていない
あなたが「職務経歴書」を書こうとすると、年齢にもよりますがA4でかなりの枚数になってしまうのではないでしょうか?
キャリアの棚卸しがきちんとできていれば、コアスキルとテクニカルスキルとが整理された職務経歴書ができます。
>>【キャリアの棚卸し】あなたの強みはどうすればわかる?【効果絶大】
職務経歴書にあなたの「熱意」や「思い」のような【データ以外のもの】を書くスペースはないですよね?
間違った職務経歴書の書き方は枚数調整が少なからず影響しています。
応募者の多くの方が必要な実績などのデータが削られています。
自己PRや志望動機のような主観的な項目を追加するためにです。
とてももったいないと思います。
職務経歴書にはコアスキルは特に力を入れて書くべきです。
採用担当者に職務経歴書を読んでもらうために必要な情報は、応募者のコアスキルです。
コアスキルはどの企業でも通用するスキルです。持ち運び可能な「ポータブルスキル」ともいいます。
>>【簡単】採用担当者に職務経歴書を読んでもらう4つの注意点とは?
コアスキルが書かれていないと、職務経歴が充実していても「何が出来る人なのか?」採用担当者はわかりません。
職務経歴書で書かれていなければダメな項目は以下です。
再度職務経歴書で書くべき項目を示します。
- コアスキル:最も重要な「何が出来る人か?」を書く。
- 要約:キャリアを2~3行でまとめる。
- 職務経歴概要:1社ごとに書く。
- 職務経歴詳細:1社ごとに時系列で書く。
採用担当者の立場に立って「この情報は必要かどうかを考えて」から職務経歴書を作成しましょう。
このように求人応募って、とても面倒ですよね。
あなた一人での転職活動が不安な場合、常に転職支援してくれる転職エージェントを使うのも良いでしょう。
最初は業界大手の転職エージェントから使うことをおすすめします。
求人紹介も多いですし、応募までの流れがスムーズで使いやすいからです。
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