
圧迫面接を受けた会社に、入社するか悩んでいる人「圧迫面接を受けた会社から、内定が出た。仕事内容は良さそうだが、圧迫面接を受けた点が、気になっている。このまま内定承諾して、入社しても大丈夫だろうか?転職面接に慣れていないので、大丈夫なのかが知りたいな。」
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
内定が出ると、誰でも嬉しいものです。内定承諾する前に、気になることが少しでもあれば、確認しておくべきです。その代表例が、圧迫面接です。コンプライアンスが厳しい今、圧迫面接を平気で行っているとしたら、内定承諾しても大丈夫なのでしょうか?採用担当の筆者が、徹底解説します。
先日、こんなツイートをしました。
今どき、圧迫面接を行う企業に入社するのはやめたほうがいい。①コンプライアンスの観点から②ブラック企業である可能性が高い ストレス耐性やトラブル対応能力をみるのに、圧迫面接は使われていたが今行う会社は古い体質。内定が出たとしても辞退しよう。
CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) October 26, 2022
今どき、圧迫面接を行う企業に入社するのはやめたほうがいい。①コンプライアンスの観点から②ブラック企業である可能性が高い ストレス耐性やトラブル対応能力をみるのに、圧迫面接は使われていたが今行う会社は古い体質。内定が出たとしても辞退しよう。
- 圧迫面接の目的
- 圧迫面接の対処法
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
圧迫面接を行う会社に入社しても大丈夫か?

圧迫面接を行う会社に、入社してはいけません。
圧迫面接をされたけど、入社を迷っている方もいるかもしれません。
筆者としては、以下の2点から入社はおすすめしません。
- コンプライアンスの観点から
- ブラック企業である可能性が高い
圧迫面接をする会社に入社すべきかどうかについて、先に結論を書きました。
例えば、仕事内容がマッチングしている会社だとしましょう。
それでも「職場環境」が「ブラック体質」だったら、どうでしょうか?
せっかくの転職なのに「活き活きと働けますか?」
圧迫面接を行う会社は「コンプライアンス」の観点から入社しないほうが安全です。
面接官は、意図せずに圧迫面接をしている場合だってあります。
この場合は、社風が「ブラック体質」です。
このようなリスクがあるので、圧迫面接を行う会社に入社するのはやめたほうがいいです。
圧迫面接と通常面接との違いは?

ところで、圧迫面接にあった方は少なからず多いはずです。
転職面接が終わって、冷静になってみると、「何て理不尽なことを聞かれたんだろう?」となるようなものは、全て圧迫面接にあたります。
圧迫面接の例:人格編
通常面接との違いは、「理不尽なことを質問されるか?」です。
圧迫面接では、以下のような考えられないことも質問されたりします。
浪人・留年

「浪人、留年はなんでしたの?」

「そうですね。あえて高望みをしすぎたため、ついていけなかったのは認めます。これからは、今までの経験をいかせるように頑張ります。」
空白期間

「大学卒業して就職するまで何で間が空いているの?何をしていたの?」

「資格を取るための勉強をしていました。実務レベルで役立ちそうなプログラミングスクールにも、通っていました。」
圧迫面接の例:スキル編
圧迫面接では、書類選考でわかることも、あえて質問されたりします。
昇進

「あなたの年齢で平社員なんて、なんで?」

「私のスキル不足が原因です。これからは、キャリア形成に力を入れたいと思います。」
転職回数

「なんで、こんなにもたくさん転職しているの?」

「IT業界で働いていたため、どうしても転職回数は多くなりました。しかし、キャリア形成はできていると自負しています。」
IT業界では転職が多いのはむしろ当たり前【採用担当の筆者が教える】
年収

「ずいぶんと安い給料で働いてきたね。今度はそれが基準額だからね。給与アップで転職なんて考えていないよね?無理だよ。」

「もちろんです。年収については、御社規定に従います。」

このようにコンプライアンス違反になる質問も多いので、最近は減ってきたと言われる圧迫面接ですが、中小企業やブラック企業では相変わらず見られます。このような質問をすることで、あなたの何を見ようとしているのでしょうか?ブラック企業を事前に調査するためには、口コミサイトが有効です。
圧迫面接は何を意図しているのか?

企業は言うまでもなく、ビジネスをして成り立っているわけです。
その企業には、必ずお客さんがいます。
消費者や企業など形態はさまざまですが、お客さんには変わりありません。
あなたがその会社に入社するということは、企業の顔の一人となるわけです。
影響は小さくありません。
何らかのトラブルが起きたとき、あなたの対応の仕方次第では、顧客の信頼を失う可能性があります。
社内トラブルよりも、社外トラブルの対処能力を知る目的で、圧迫面接を行う会社があります。
顧客は何を言ってくるかはわかりません。特に営業職で多いです。
臨機応変に顧客を怒らせないように、この応募者は対応できるだろうか?
この対応能力を見るのが、圧迫面接の目的です。
クレーム処理能力と言った方が、わかりやすいでしょうか?
とにかく現代は、ストレス社会です。
お客様が苦情をSNSに挙げるかも、今は気にする必要があります。
SNSは、非常に便利ですが使い方次第では、言葉の暴力です。
もう一つは、ストレスに強い応募者かを確認している場合もあります。
今ではコンプライアンスが厳しいので、社員にストレスを与えるのは会社が悪くなります。
【あなたは大丈夫?】ブラック企業のチェックリストを作ってみた
圧迫面接には、どう対応するのが良いのか?

圧迫面接を実際に受けたら、対応方法で効果的なのは、相手にしないことです。
その時点で、企業に対する志望度が下がるのはわかります。
相手を怒らせないことが基本
入社しても同じような職場環境で働くのかと思うと、転職面接の途中で投げ出したくなりますよね。
ですが、どんな会社でも転職面接を受けたら、最後まできちんと受けましょう。それが、それがビジネスマンとしてのマナーです。
【採用担当が徹底解説!】圧迫面接されやすい人はこんなタイプ【たった4つ】
圧迫面接は作られたもので、実際の社風とは違う可能性もあります。
クレーム処理能力を見るための質問であることも、少しはあります。
内定後に、口コミサイトなどで評判を確認する必要が、あります。
求人応募の際に、詳細に調べ切れていなかったのかもしれませんから。
【ブラック企業に転職しないために】応募・内定承諾前に4項目を調査
内定辞退はそのあと、すればよいです。
求人倍率が1を全ての都道府県で超えている今、圧迫面接をする企業は少ないでしょう。
以前は圧迫面接の対処方法も、準備しておく必要がありました。
今はコンプライアンス違反で訴えられる可能性もありますので、圧迫面接に対しては企業側は、慎重になっています。
大企業では、圧迫面接を受ける心配はしなくてよいです。
注意すべきは、中小零細企業です。
中小零細企業に応募する際は、準備だけはしておきましょう。
圧迫面接の対処法は、素直に話を受け入れること。
大事なことは、反論しないということ。
「おっしゃることはごもっともだと思います。」
応募先には、「なんでもごもっとも」と回答しましょう。
面接官は、求職者を怒らせるために圧迫面接をしています。
間違っても、怒らないようにしましょう。
あくまでも、転職面接は「作られた場」です。
企業の評判・口コミをあらためて確認
圧迫面接を行っている会社は、ブラック企業である可能性もあります。
内定が出るまで、もういちど良く会社の評判や口コミを調査しましょう。
圧迫面接を今どき行っている会社は、意図があるにせよ体質が古いと言わざる負えません。
入社するかどうかは、かなり慎重になった方が良いと思います。
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業界の将来性を研究することも重要です。業界地図を読むことで、将来性がわかってきます。
【2025年版】転職活動の疑問解決!注目業界トップ10と避けるべき業界を徹底解説

基本的には、圧迫面接を行う会社に転職する必要はありません。企業調査や業界動向をみれば、将来が明るくないこともわかると思います。転職の際には、企業調査や業界の将来性がとても重要です。



