面接では話し相手である面接官の求めている回答を推察し、安心させてあげることが一番のキーポイントです。ですが、最低限守らなければならないマナーもあります。
面接に臨む上での最低限のマナーとは?
面接対策には2つあります。
- 面接で良い印象を与えるテクニック的なもの
- 面接での質問に対する回答内容をあらかじめ考えておく
本記事では前者の面接におけるマナーに特化して書きます。
以下の3部構成です。
- 入室の際のマナー
- 面接中のマナー
- 退室の際のマナー
一つずつ解説します。
入室の際のマナー
面接の始まりは、面接会場に到着する直前からです。
面接会場の近くには、面接を受ける会社の社員さんがいつどこから見ているかわからないからです。
その社員さんが採用を担当していないとしても、悪い印象は与えないようにしましょう。
別に難しいことではありません。

社会のルールを守っていれば心配ありません。
面接会場に到着したら、受付の方にあなたの名前と面接のアポがある時間、相手の担当の名前を伝えてください。
めったにありませんが受付の方に、どんな感じの方だったかも面接官によっては、聞く場合があります。
面接の合否には特に関係がないですが、良い印象を与えておいて損はありません。
さて、いよいよ入室です。
ドアのノックについては、二回説と三回説があります。
二回説については、トイレのノックと同じなので、やめたほうがいいという意見もあります。
三回説については、無難であるという意見が多いようです。
私はどちらでも問題ないと思います。
ノックの回数よりも、ドアの向こうで【どうぞお入りください】と聞こえたら、【失礼いたします】と言って、入室することが出来れば、問題ありません。
面接中のマナー
入室するとそこにイスが用意されています。
イスに座る前にまずはあいさつです。

おはようございます。〇〇です。本日は面接の機会を与えてくださり、ありがとうございます。
とドアの付近で簡単な自己紹介と面接の機会を与えてくれたことのお礼を言いましょう。
面接官が「お座りください。」というはずですから、あなたは「失礼します」と言いながら、イスの方向に歩きましょう。
最低限歩く姿勢には注意してください。
猫背気味の方は特に注意しましょう。
イスには静かに座りましょう。
浅く背筋を伸ばして、腰掛けます。
面接がいよいよ始まります。
面接官の質問に対するうなずきについて、同じ「ハイ」だけでは、採用担当者は聞いてくれているのか不安になります。
面接は相手を不安にさせなければ、まずは成功と言えます。
面接とは安心であるとも言えるのです。

入室マナーにしても、社会人として普通ですと安心させるために行うことです。
面接の一挙手一投足には、全て意味があるのです。
面接を行う意味さえ理解しておけば、応用が利きます。
面接の受け答えについては、本記事では書きませんが臨機応変さが求められます。
会話はキャッチボールだからです。
面接官の意図を考えて、期待される答えを返しましょう。
それが安心させる答えであれば、面接はうまくいっています。
退室の際のマナー
面接が終わったら、


貴重な時間を私のために作って頂きありがとうございます。
とお礼を言いましょう。
志望度が高い企業であれば、さらにあなたの思いを最後に言っても良いです。
面接はあなたの人柄も見られます。
演技をする必要はありませんが、アピールするのは全然アリです。
あなたのパーソナリティが相手に伝われば、それでいいです。
素に近い感じで、のぞむのが一番です。
退室の際は、ドアを静かに閉めます。
音がしないように気をつけましょう。



