
何社に応募しても、いつも書類選考で見送りになってしまう…。そもそも面接にすら進めないんだけど、私の経歴ってそんなにダメなのかな?
こういった疑問に、CEOで現役採用担当の筆者がお答えします。
こんにちは、CowBoyです。CEOと現役採用担当をやっています。
「何社応募しても書類選考で見送りになってしまい、面接に進めない」と悩む求職者は非常に多いです。お祈りメールが続くと、自分の経歴そのものを否定されたような気持ちになるかもしれません。
しかし、現役採用担当の視点からぶっちゃけて言うと、書類選考で落とす理由は「スキル不足」だけではありません。企業が求める人物像との致命的な「ミスマッチ」が原因かもしれません。または、採用側を不安にさせる「書き方のミス」で落とされているケースも多々あります。非常に勿体ないことです。
本記事では、これまで数多くの書類を審査してきた現役採用担当の筆者が解説します。書類選考で見送られる「4つの本当の原因」を包み隠さず公開します。さらに、面接官の不安を取り除いて通過率を劇的に上げる秘訣も必見です。
書類の改善に取り掛かる前に、まずは以下の記事で「転職活動の全体像」を掴んでおくことをおすすめします。
⇒転職活動のロードマップはこちら
- 現役採用担当が明かす書類選考で落とす4つの原因
- 転職回数や離職期間など面接官の不安を取り除く書き方
- お見送りが続いた時の正しいマインドセットと対策
- 筆者は、「CEO」かつ「現役採用担当者」で、数多くの転職面接や書類選考の現場を熟知しています。
- 企業側として、転職エージェントと契約し、求人を依頼しています。当然、転職エージェントのビジネスモデルも把握しています。
- 自らも3回の転職を経験し、50社以上の転職サービスを使い倒してきた実体験があります。
- 転職活動を通して、大手メディアが隠す「本音」の転職活動ロードマップを公開しています。
- 採用側と求職側の両視点を持つ実体験が、この記事の根拠です。
記事構成は、以下の目次のとおりです。まずは全体像をご確認ください。
それでは、採用担当と求職側の両視点から一つずつ詳しく解説します。
【これだけは事前に確認】転職の書類選考で見送る4つの原因とは?

企業が欲しい人物像とのアンマッチで書類選考を見送る
書類選考の役割は、転職面接で会うべきかを決めることです。
企業の欲しい人物像と、応募書類でアピールしているスキルが一致するかどうかが一番のポイントです。
応募者のスキルがいくら優れていても、「企業にとってニーズのない」スキルであれば書類選考を見送ることになります。
逆に転職市場ではニッチなスキルでも、「その企業でニーズがあれば」書類選考は通過します。
書類選考は、応募してみなければわからない面が多いです。
しかし、「企業のニーズを深く把握しているのが転職エージェント」です。転職エージェント推薦での応募をおすすめする理由は、そこにあります。
【採用担当解説】直接応募は本当に有利?転職エージェントのメリットを徹底解説!
企業と応募者の希望条件とのミスマッチで書類選考を見送る
企業には賃金テーブルがあり、何歳くらいでどれくらいの年収というのが決まっています。
実績主義になってきたとはいえ、日本の企業はまだ年齢によって年収が決まる面が大きいです。
【採用担当が解説】給料決定の仕組みを知り年収アップを狙う【JAC Recruitment】
業種や職種によっても、年収は大きく違います。
未経験の職種に挑戦する場合は、多くの場合で年収が減ることはお分かりだと思います。
入社してすぐに退職してしまわないか企業が不安に思う
転職回数が多い
転職回数が多い人については、「気難しい人なのではないか?」と思われてしまいます。
履歴書に転職回数が多いことに対するコメントが何もない場合、「書類選考で見送ったほうが無難」という傾向にあります。
短期間で退職している
転職回数が多くない場合でも、「短期間で退職している会社がある場合」は採用担当者として気になります。
よほどの高スキルを持つ応募者でない限り、「書類選考で見送ったほうが無難」という判断になりがちです。
ほかの応募者との比較で書類選考を見送る
ほかの応募者とスキルを比較した時、総合的な判断で年齢が若い方が書類選考を通過することも多いです。
書類選考は絶対評価ではなく、「あくまでも相対評価」です。
優れた応募者が他にいれば見送りになるため、ある意味仕方ないとも言えます。
書類選考で見送られないための秘訣

職務経歴書の枚数は多くても4枚まで
職務経歴書で落ちないために、「あれもこれも」と書きすぎると逆効果です。
ただし世間で言われているように、「職務経歴書は2枚まで」というのも間違いです。
【採用担当の本音を教えます】職務経歴書は「2枚でまとめよ」というのは本当か?
40代の部長クラスの方が、職務経歴書2枚で収まると思いますか?
職務経歴書の枚数は経歴や実績によりますが、ざっくりとした目安は「年代÷10」枚以内です。
つまり20代なら2枚以内、30代なら3枚以内です。40代なら4枚以内に収めましょう。
ちなみに50代の方でも、4枚以内に収めるようにしましょう。
まずは読み手の気持ちを考えて、長すぎる職務経歴書はやめましょうということです。
実績に至るプロセスも書く
職務経歴書では、どんな実績をあげたかが最も重要です。
ですがそれだけでは、採用担当者の印象に残りにくいのです。
ある実績をあげるまで、どんなプロセスを経たかが書いてあると受け取る印象が違います。
「この応募者は調整力に優れているな」と判断できるわけです。
どこを採用担当者は面接で確認する【採用担当がたった2つと断言】
アウトプットだけでは、社内での評価や応募者の関わり方がわかりにくいです。そのため、物語風に採用担当者へ印象付けるのがおすすめです。
【採用担当が教える】職務経歴書の書き方で採用担当者が重視するのは?【3項目だけ】
求人によってアピールすることを変える
職務経歴書の軸を変える必要は、ありません。
しかし求人によって「企業が欲しがる人物像」が違うため、それに近いアピールポイントがあれば加筆すると良いでしょう。
採用担当者は職務経歴書のコアスキルと要約を読んで、合否をほぼ判断します。
細かい職務経歴も必要ですが、コアスキルと要約だけは求人ごとにアピールポイントを変えましょう。
【採用担当が解説】職務経歴書の簡単な書き方は、たった一つだけでよい【驚愕の事実】
求人票に書かれている募集要項から外れるコアスキルを書いても、ダメです。
面接で会ってみたいと思わせる、そんな職務経歴書を書きましょう。
職務経歴書は編年体式で書く
内容は同じでも、汚いレイアウトの職務経歴書はシュレッダー行きです。
何回か転職している場合は、会社ごとにわかるよう表形式で書きましょう。
編年体式といわれる時系列での年表形式が無難ですし、書類選考も通過しやすいです。
逆編年体式は、経歴の新しい年代からさかのぼって書く方法です。
職務経歴書だけを読むのであれば問題ありません。しかし履歴書は編年体式になっているため、両方の書類を照らし合わせて確認しにくくなります。
なお職務ごとに書くキャリア式もありますが、採用担当の立場からするとキャリア式で応募してくる人は殆どいませんでした。
転職エージェント以外の直接応募経由の書類では、たまに見かけました。しかし「いつ」という大事なことがわからないため、例外なく不採用になります。
職務経歴書の形式3つで受けが良いのはどれ?【編年体式の一択】
採用担当者の不安を取り除く
採用担当者が不安に思うことについては、補足を書いておくと良いです。
転職回数が多い場合でも、それぞれにきちんとした理由があれば問題ありません。
注意すべきなのは、転職理由が他責思考にならないようにすることです。
何でも他責思考にする応募者と、過去を反省して未来へ向いている応募者とでは、どちらの印象が良いでしょうか?
結果は明らかです。
自分の非を認めつつ、転職先では同じ誤りを繰り返さない「誓い」をしましょう。それが、採用担当者の不安を取り除く要因になります。
最低限のマナーは守る
最後に、当たり前のことを書きます。
誤字脱字は絶対にNGですので、十分にご注意ください。
ビジネスマナーを身につけており、読み手のことを考えられる応募者は誤字脱字をしません。
採用担当者によっては、「注意力もないし書いてあるスキルも本当か怪しい」と思う場合だってあります。
自分だけで確認するだけでは、不安かもしれません。
そんな時こそ、転職エージェントを上手く利用しましょう。
【採用担当が徹底解説!】転職エージェントは自己責任で使えば失敗しない?【言いなりはダメ】
書類選考で見送りになっても、気にせず転職活動を続けよう

書類選考で見送りになっても、あなた自身が否定されたわけではありません。
あくまでも求人とのマッチングの問題で、今回は縁がなかっただけのことです。
精いっぱい努力したのなら反省は必要ですが、あとは気にせず次の求人に応募しましょう。
過去は過ぎたことなので忘れて、常に現在を全力で行動する方が吉です。
現在の職務経歴書をブラッシュアップしたい場合は、転職エージェントに添削してもらうのがベストです。
求人紹介してもらうだけでなく、転職エージェントをうまく活用することが転職に失敗しないための秘訣です。
【採用担当が徹底解説!】職務経歴書を見直す時期と内容【転職の軸ごと】
ここで取り上げた以上の内容でも、転職エージェントであれば的確にアドバイスしてくれます。
なぜなら、一人ひとりと面談した上であなたの強みや弱みを言語化してくれるからです。
もしあなた一人で職務経歴書の作成に困っているのであれば、転職エージェントに相談しましょう。
それを実行するかしないかで、転職活動の結果は大きく変わってきます。
迷っている時間はもったいないので、とりあえずは行動しましょう。
間違ったと思ったら、修正すればいいんです。
転職活動での完璧主義は、いけません。
とりあえず動いてみることが、必要です。
結果が思わしくなかったら、修正すればいいだけです。
PDCAの繰り返しで、おのずと良い方向にいくはずです。
転職サイトで市場ニーズをマーケティングした後は、いよいよ「自己分析」と「職務経歴書の作成」という実践フェーズに移ります。ここを一人で悩むと独りよがりな書類になりがちですが、正しい手順を踏んでプロの客観的な視点を取り入れるだけで、書類選考の通過率は劇的に跳ね上がります。
現役採用担当の私が書類をチェックする際に必ず見ている評価ポイントと、インサイダー情報を踏まえた「絶対に失敗しない書類対策」の最適解、そして活用すべき24の窓口は以下で網羅しています。



