
履歴書と職務経歴書って、どっちに何を書けばいいんだろう?熱意を伝えるために、自己PRや志望動機は両方にしっかり書いたほうがいいのかな…?
こういった疑問に、CEOで現役採用担当の筆者がお答えします。
こんにちは、CowBoyです。CEOと現役採用担当をやっています。
転職活動の必須アイテムである「履歴書」と「職務経歴書」。実は、多くの求職者がこの2つの書類の「本当の役割」を誤解したまま作成し、書類選考の入り口で損をしています。
「少しでも熱意をアピールしたい」という思いから、ある“致命的なミス”をしてしまう初心者が後を絶ちません。採用担当者は日々膨大な書類を見ているため、そのミスを見つけた瞬間に「ビジネスの基本がわかっていない」と判断し、最悪の場合は最後まで読まれずに不採用となってしまいます。
履歴書と職務経歴書には、それぞれ明確に異なる役割が存在します。この「すみわけの原則」さえ知っていれば、今後「どこに何を書くべきか」で迷うことはなくなります。
本記事では、これまで数多くの応募書類を審査してきた現役採用担当の筆者が、書類選考を通過するための「応募書類の正しい役割」と「絶対にやってはいけないNG行動」の答えを解説します。
具体的な書き方に入る前に、まずは以下の記事で「転職活動の全体像」を掴んでおくことをおすすめします。
⇒転職活動のロードマップはこちら
- 現役採用担当がチェックする応募書類の本当の役割
- 履歴書と職務経歴書の正しい「すみわけ」の原則
- 多くの初心者がやってしまう書類選考でのNG行動
- 筆者は、「CEO」かつ「現役採用担当者」で、数多くの転職面接や書類選考の現場を熟知しています。
- 企業側として、転職エージェントと契約し、求人を依頼しています。当然、転職エージェントのビジネスモデルも把握しています。
- 自らも3回の転職を経験し、50社以上の転職サービスを使い倒してきた実体験があります。
- 転職活動を通して、大手メディアが隠す「本音」の転職活動ロードマップを公開しています。
- 採用側と求職側の両視点を持つ実体験が、この記事の根拠です。
記事構成は、以下の目次のとおりです。まずは全体像をご確認ください。
それでは、採用担当と求職側の両視点から一つずつ詳しく解説します。
履歴書の役割を知ると書き方も理解できる

本記事では履歴書の書き方の原則についてかきます。
以下の疑問が解決できるはずです。
- 履歴書の役割
- 履歴書と職務経歴書とのすみわけ
- 履歴書の書き方の原則
順に解説していきます。
履歴書の役割とは?

求人応募するためには、応募書類が必要です。
応募書類とは、通常は以下の三点セットです。
- 添え状
- 履歴書
- 職務経歴書
もちろんそれぞれに役割があります。
それを知っていれば、職務経歴書に書くべきことを履歴書に書いたりする、初歩的なミスはなくなります。
各々の役割をまずは整理してみましょう。
添え状の役割
添え状は履歴書・職務経歴書よりも手間をかけるな!にもある通り、添え状はカバーレターとも言い【目次】の役割を果たします。
今回送付する「書類はこれだけです」と書いておくことで、きちんと送られているか確認が出来ます。
詳細は履歴書や職務経歴書に書くわけですから、志望動機を添え状に書いたりする必要はないのです。
通常のビジネスでも添え状は使うので、理解できると思います。
ビジネスで添え状を使ったことのない方は、この機会にぜひ調べてみてください。
履歴書の役割
次はいよいよ履歴書の役割です。
履歴書はJIS規格のフォーマットで書けば良いので、自ずと書くべきことも決まってきます。
- 氏名、年齢、住所、電話番号などの個人情報
- 学歴
- 職務経歴
- 志望動機
履歴書は職務経歴書を読む前に、あなたのプロフィールを簡単に理解してもらうためのものです。
履歴書の役割は、採用担当者に職務経歴書を読んでもらうことです。
履歴書に関心を持たれなければ、職務経歴書を採用担当者はまず読みません。
なぜならば、応募書類が日々多数企業に送られてくるのですから。
これは私の経験からも言えることです。
そのため、履歴書で最も重要なのは採用担当者に刺さる「志望動機」を書くことです。
誰でも簡単にできる履歴書の職歴の書き方とは?採用担当者が教えるポイント
職務経歴書の役割
職務経歴書は、面接に呼んでもらえるかどうかの重要なプレゼン資料といえます。
内容はあなたの職務経歴について、以下が書かれている必要があります。
- いつからいつまで
- どこで(会社名、所属部署)
- どんな職務、仕事内容を行ってきたか?
- それはどんなポジションあったか?
- そこでどれだけの実績を上げたか?定量的に書かれているか?
以上より応募書類の本丸は職務経歴書ということです。
- 添え状:詳細は履歴書・職務経歴書を参照して下さい
- 履歴書:詳細は職務経歴書を参照して下さい
という参照関係になっています。
あくまでも添え状・履歴書は職務経歴書を読んでもらうためのものです。
役割としてはとてもシンプルです。
とはいえ履歴書はとても重要です。
職務経歴書を読んでくれるかどうかは履歴書の出来にかかっているからです。
【CEO&採用担当が断言】これで安心!履歴書はこれさえ守れば難しくない!
そのため、熱意を込めて志望動機を履歴書に書きましょう。
履歴書と職務経歴書とのすみわけ

履歴書には個人情報も含む、今までの経歴と志望動機、希望年収などが書かれています。
応募した会社に入社すると、ほとんどが履歴書を公式文書として保管しています。
それは最低限知りたい情報は履歴書を見ればわかるからです。
履歴書は個人情報の宝庫ですので、人事が社員を管理する意味でも重要です。
職務経歴書については配属部署でもちろん使われますし、もっとビジネスに直結した運用をされます。
このように履歴書と職務経歴書のすみわけは比較的簡単であるといえます。
職務経歴書
職務経歴書は書類選考、面接で最も確認される書類です。
より現場に近いものといえます。
この書類を読めば、どんな仕事が今後出来そうかもわかるような項目に絞って書きましょう。
客観的な実績を中心に書くべきです。
職務経歴書には感情、意思、熱意は書かないことです。
書類選考でも面接でも評価されることはありません。
履歴書
履歴書は個人情報の宝庫と言えます。
人事が厳重な管理をするのもそのためです。
中途採用の履歴書として書く項目はJIS規格の通りで以下で全てです。
| 氏名 |
| 現住所 |
| 連絡先 |
| 電話番号(固定電話、携帯電話) |
| メールアドレス |
| 学歴・職歴 |
| 免許・資格・表彰 |
| 通勤時間 |
| 扶養家族数 |
| 配偶者(有無、扶養義務) |
| 年収などの本人希望 |
| 志望動機、アピールポイント |
氏名と職歴だけは職務経歴書と重複していますが、それ以外は独立していることがお分かりかと思います。
氏名については必要なのはおわかりでしょう。
職歴については履歴書で書かれるのは「どの会社でいつからいつまで在籍していたか?」ということだけです。
人事が転職回数、ブランクなどを確認するのに使います。
ここまで読んだ方はもうお分かりだと思います。
履歴書と職務経歴書のすみわけは元々簡単なんです。
- 職務経歴書は客観的な数値に基づく実績と保有スキルを書くもの
- 履歴書は個人情報と志望動機、アピールポイント
となります。
職務経歴書に自己PRや志望動機を書くのは的外れだとわかるのではないでしょうか?
【採用担当が教える!】職務経歴書に自己PRを書かないでも良いのか?【これが真実】
履歴書を書く時の原則

ここはおまけのようなものです。
すでに答えは出ていますから。
履歴書と職務経歴書のすみわけを先ほどお話ししました。
その時、「重複がないこと」が履歴書(当然職務経歴書も同じことです)を書く時の原則となります。
例えば職務経歴書に住所や電話番号を書いている方も中にはいらっしゃるのですが、この原則を知っていれば、情報の重複は書かないで済んだでしょう。
よくある職務経歴書として「自己PR」が書かれていますが、不要です。
履歴書に志望動機とアピールポイントを書くところがすでにあるのですから。
例外は氏名ですべての書類に書く必要があります。
それは応募書類の取り違いを防ぐためです。
応募書類どおしで重複する項目は書かないという原則をぜひ覚えておいてください。
履歴書の書き方に迷ったら、この原則を思い出せば解決すると思います。
履歴書・職務経歴書の書き方に迷ったら、転職エージェントに相談しましょう。
求人応募だけではもったいないです。
利用できるサービスはどんどん使いましょう。
例えハローワークの求人でも問題なく、添削してくれます。
転職エージェントは利用されるものではなく、利用すべきものです。
転職サイトで市場ニーズをマーケティングした後は、いよいよ「自己分析」と「職務経歴書の作成」という実践フェーズに移ります。ここを一人で悩むと独りよがりな書類になりがちですが、正しい手順を踏んでプロの客観的な視点を取り入れるだけで、書類選考の通過率は劇的に跳ね上がります。
現役採用担当の私が書類をチェックする際に必ず見ている評価ポイントと、インサイダー情報を踏まえた「絶対に失敗しない書類対策」の最適解、そして活用すべき24の窓口は以下で網羅しています。



