内定が出たら速やかに対応する必要があります。その時の注意点はたったの二つです。手を抜かずに確認しましょう。
求人応募した企業から内定が出たら注意すべき、たった二つのこととは?
求人に応募して内定が出るとうれしいですよね?
転職活動が報われた気になるのも当然だと思います。
しかし内定が出たら【承諾するか?】それとも【辞退するか?】を決めなければいけません。
そもそも内定とはなんでしょうか?
一言で言うと企業とあなたとで雇用契約が成立していることを意味します。
つまり社員であるということです。
会社によっては内定を口頭で済ませてしまうところがありますが、後々のトラブルを避けるため書面で【内定通知書】をもらっておきましょう。
内定辞退というのは、内定先の企業を退職するという意味を持ちますので、重要なのです。
だからと言って、履歴書にはその会社で勤務した実績はないので、職歴に書く必要がないのです。
社員としての勤務は実際に入社してからなので、転職回数が増えるわけではありません。
そういう意味では通常の雇用契約とは違うのですが決して軽視しても良いということではありません。
内定というのはとても重要な意味を持ちます。
現状の日本では複数の会社で常勤することは難しいですよね?
そのために内定承諾があり、他社には入社しないという約束をします。
しかしながら内定承諾するまで雇用契約は成立していないと勘違いしている応募者の方が多いのです。
私も転職活動をしている時はそうでした。
中途採用に関わることになって初めてそのことを認識したのですから。
普通はわからないと思います。
数年後は複数の会社で働くのが当たり前の時代が来るかもしれませんので、ここで書いているのは現時点での内定承諾の意味です。
先ほど言った通り内定が出たら雇用契約は成立してしまいます。
口頭でも成立しますので、言った言わないなどで揉めないように書面はもらっておきましょう。
もちろん内定辞退するのも内定承諾するのもあなたの自由です。
憲法で職業選択の自由が認められているからです。
どちらにするかは改めて確認する必要があるでしょう。
求人応募した企業から内定が出たら、注意すべきことは以下の2つです。
- 改めて内定先企業を調査すること
- 内定先企業から労働条件をきちんと書面でもらい確認すること
内定が出たら注意すべきこと1:内定先企業の再調査
内定が出たら、きちんと利益が出ている会社かを注意すべき
重要なことは以下の3つです。
- 信用できる会社か?
- 利益が毎年きちんと計画通りに出ている会社か?
- 株主からの評価は高いか?
いくら働きやすような職場であっても、希望する労働条件であっても、少なくとも倒産の危険があるのでは入社しない方が良いですよね?
最初に確認すべき項目は会社の経営はうまくいっているのかということです。
本来なら応募前に確認すべきですが、再度確認しても無駄ではないほど重要です。
そのためにniftyのサービスを使えば、帝国データバンクの個人利用ができます。
評点や年ごとの利益などの与信情報が書いてあります。
判断がつかない場合でも評点が50点以下ならパスした方が無難でしょう。
何らかの大きな経営課題がある会社は株主の評価も低いので、評点が下がるからです。
帝国データバンクは元々は会社が与信調査を行う為に使うものですが転職先の調査にも使えるものです。
転職先のことを調査するのには手間とお金が少しかかりますが、入社してから後悔するなら絶対やるべきです。
ここで問題がある会社と分かれば、内定は辞退すべきです。
1社辺り1,680円ほどかかりますので、マスコミ報道で入手可能なものは出来るだけそこで済ませるのも手です。
株主総会の資料にも目を通しましょう。
内定が出たら、会社の口コミ・評判にも注意すべき
次は労働者の目線から見た口コミ情報を集めます。
口コミサイトでは転職会議やキャリコネが有名です。
特に転職会議は口コミの数が多く、年代別の年収分布も出ています。
最高年収と最低年収も書かれていますので、その会社に転職した時の年収が予想できるのがメリットです。
もちろん口コミには退職者の悪意に満ちたコメントもありますが、それは読めばわかると思います。
口コミのほとんどが悪いものだとしたら、その会社の評判は良くないと判断して良いです。
実際の社員の声ですから。
会社の口コミ調査の結果、競合他社に応募する方が年収が高いこともあるでしょう。
内定が出たら注意すべきこと2:労働条件通知書を確認する
内定が出た時点で雇用契約が成立している以上、企業は書面で労働条件を提示する義務があります。
もしこれを守っていない会社でしたら、入社する価値はないでしょう。
法律を守るのは企業の最低限の義務です。
応募者が知らないだろうとタカをくくっているような会社だとも限りません。
まずは労働条件通知書が何も言わなくても出てくるかを観察して下さい。
そして書面が出てきたら、内定が出たら確認すべき5つのポイントは?に書いてあることを確認してください。
ただし残業時間については明記する義務はないので、転職エージェントか企業に確認する必要があります。
転職エージェント推薦で応募した場合は企業と連絡はとってはいけないので、エージェントに確認しましょう。
労働条件通知書で最低限確認すべき項目は以下です。
妥協できる条件かを再度確認しましょう。
- 雇用形態・契約期間
- 就業場所
- 賃金(給料)
- 想定残業時間
- 休日
内定が出たら注意すべきこと:まとめ
- 内定先企業を再調査する。
- 内定先企業から労働条件通知書を何も言わなくても書面でもらい、妥協出来る範囲か確認する
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