
転職1社目で内定をもらい内定承諾すべきか悩んでいる人「転職活動を行っていたが、1社目で内定が出てしまった。転職活動を続けて、これ以上の条件で転職できそうか不安なので内定承諾した方が良いのだろうか?それとも転職活動を続けた方が良いのだろうか?」
上記のお悩みにお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
転職1社目で内定が出て迷ったら、転職の軸を再確認すること。間違っても年収などの条件で内定承諾すると、あとで後悔することになる。転職活動は転職理由を明確にすることから始まる。転職理由が明確になれば、転職の軸もおのずと決まる。希望条件はあくまでもその次に考えること。
— CowBoy (@cowboy19620626) June 4, 2021
転職1社目で内定が出て迷ったら、転職の軸を再確認すること。間違っても年収などの条件で内定承諾すると、あとで後悔することになる。転職活動は転職理由を明確にすることから始まる。転職理由が明確になれば、転職の軸もおのずと決まる。希望条件はあくまでもその次に考えること。
ちなみに筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
記事構成は以下の通りです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 転職1社目で内定承諾するか迷ったら、転職理由を再確認すること
- 転職1社目で内定承諾するか迷っても、希望条件だけで決めないこと
- 転職1社目で内定承諾するか迷うのは、転職の軸が決まっていない証拠
では一つずつ解説します。
転職1社目で内定承諾するか迷ったら、転職理由を再確認すること
結論「転職活動を続けるかどうかは、転職理由が明確になっていればわかる」
転職活動で重要なのは言うまでもなく「転職理由」です。
何のために転職するのかを言語化したものです。
- 転職して、できることは何か?
- 転職して、なすべきことは何か?
- 転職して、やりたいことは何か?
- 上記の通り。
書類選考や転職面接でも対策する必要がある重要項目です。
転職理由は内定をもらうためのものではありません。
転職活動を始めるに当たって、転職理由が明確になっている必要があります。
転職1社目で内定が出たとしても、転職理由とマッチングしているかどうかを再確認すればよいだけのことです。
転職活動を続けるかどうかは「転職理由」が明確かにかかっています。
そもそも転職1社目で内定が出ようが、2社目で出ようが関係ないのです。
本ブログでは一貫して「転職理由」の重要性を書いていますので、お判りいただけると思います。
転職理由と退職理由の違いもお判りでしょう。
>>転職理由と退職理由はどう違うのか?【知らないと恥をかく】
そのあたりがまだはっきりしていないのであれば、本ブログの「転職理由」のカテゴリーから数記事を読んでみてください。
転職理由の重要性もわからずに偶然にも1社目で内定が出てしまった場合は、内定承諾すべきではありません。
なぜならば「転職して何をしたいのかがはっきりしていない状態」だからです。
何となく求人応募していたのだとしたら、もっと危険です。
企業の調査も十分にしているかも心配です。
転職したはいいが、ブラック企業だったり、倒産しては意味がないですよね。
転職は手段に過ぎません。
転職先で「どういう仕事をどんな立場で行い、どうキャリアアップしたいのか」がまさに大切です。
転職1社目で内定が出ても「転職理由」にマッチングしていれば、内定承諾する方向で検討しましょう。
もう一つ重要なのは「希望条件」です。
年収とか勤務地、人間関係のことです。
希望条件については優先順位付けが大切です。
希望条件をすべて満たしてくれる求人はまずないからです。
ある程度の妥協は必要です。
ですが「転職1社目で内定が出て考えるべきことは、転職理由」とのマッチングです。
希望条件は二番目に考えればよいことです。
転職1社目で内定承諾するか迷っても、希望条件だけで決めないこと
結論「希望条件だけで内定承諾しないこと」
転職活動では「転職理由」と「希望条件」が重要です。
前述したとおりに最重要項目は「転職理由」です。
希望条件がマッチングしていたとしても、それだけで内定承諾するのは危険です。
転職では「転職先で何をやりたいか?」が重要です。
つまり年収面などの希望条件だけで内定承諾するのは危ないのです。
さらには企業の口コミや経営状況、業界調査も必要です。
転職会議はもっとも有名な口コミサイトです。
会社四季報は株式投資のバイブルとして有名ですが、企業が利益を出しているか確認する上でも必須のアイテムと言えます。
業界地図は業界全体の動向を知るうえで転職活動ではぜひ読んでおきたい一冊です。
転職した後もずっと同じ仕事ができることは期待しないほうがいいでしょう。
それは今後なくなる仕事が多くあるからです。
業界のみならず職種も変化を続けるのです。
>>今後なくならない仕事は存在するのか?【情報編集力を鍛えよう】
>>【採用担当が徹底解説!】転職しないほうがいい9つの業界とは?【業界選定の基準も】
年収が少しばかり高くても、あなたのスキルアップに貢献しないのであれば、内定辞退しましょう。
転職1社目で内定が出ても悩む必要はありません。
希望条件だけではなく、転職理由も合わせて内定承諾する基準を決めておくことが大切です。
転職活動では「転職の軸」とも呼ばれています。
転職1社目で内定承諾するか迷うのは、転職の軸が決まっていない証拠
結論「内定承諾するか迷うのは、転職の軸が決まっていないから」
転職の軸は、ぶっちゃけ「転職理由」と「希望条件」を足し合わせたものです。
「希望条件」といっても「どうしてもゆずれない」条件、「妥協しても良い」条件があるはずです。妥協しても良い希望条件については、考えないで良いでしょう。
「どうしてもゆずれない希望条件」だけに絞りましょう。
転職理由については「あなたのキャリアプラン」も考慮したものが理想形です。
「3年後・5年後・10年後にどうなっていたいか?」を具体的に言語化したものです。
キャリアプランが明確になれば、目指すべき業界・職種もおのずと決まります。
「転職理由」「希望条件」が的確であれば、応募すべき業界・職種も決まります。
「転職の軸」も同時に明確になります。
求人応募して仮に転職1社目で内定が出たとしても、転職の軸にマッチングしているのであれば、内定承諾するかどうかは迷わないはずです。
求職者によって求人応募数は異なります。
転職1社目であっても「転職の軸」とあっているかを確認すればよいのです。
ただし確率論でいえば転職1社目で内定が出て、転職成功するのはまれです。企業調査する慎重さはもちろん必要です。
転職失敗しない求職者は「転職理由」と「希望条件」が明確です。
その上で「転職の軸」が決まるのです。
転職活動も試行錯誤はつきものです。
最初から「転職の軸」にマッチングしている求人はなかなかみつかりません。
マイナビ転職によれば、平均すれば20代でも7社程度は求人応募しているとのことです。
さらに30代では8社程度、40代では10社程度の求人応募が平均みたいです。
もちろん求人応募は同時進行で行いますが、複数社応募することで転職の軸がより明確になってくる効果もあります。
最初から「転職の軸」をきちんと決められる人はごく一部というデータでもあるとも言えますね。
このように転職活動は一人でこなすのはかなり難しいです。
そのために転職エージェントがあるのです。
転職活動で困ったときに相談相手がいることは、とても心強いです。
ただし転職エージェントに言われたから求人応募するのだけはやめましょう。
あくまでも最終決定はあなたの判断で行いましょう。
転職エージェントはアドバイザーに過ぎません。
それ以上でもそれ以下でもないのです。
転職エージェントに過大な期待はせずに「迷った時の相談相手」くらいに思っていれば良いでしょう。
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