とにかく会社を辞めたい人「すぐにでも会社を辞めて転職をしたい。会社を辞めても良い場合と会社を辞めない方が良い場合を知りたい。」
上記の疑問・お悩みにお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
会社を辞めるのが転職の目的になってしまうと、かなりきつい。転職して何をしたいのか?どうなっていきたいのか?将来キャリアをどう広げたいのか?同業種同職種で転職するのは安全だが、それではいつまでたっても年収アップは望めない。将来性のある業界で働くのが一番。
— CowBoy (@cowboy19620626) January 11, 2021
会社を辞めるのが転職の目的になってしまうと、かなりきつい。
- 転職して何をしたいのか?
- どうなっていきたいのか?
- 将来キャリアをどう広げたいのか?
- 同業種同職種で転職するのは安全だが、それではいつまでたっても年収アップは望めない。
- 将来性のある業界で働くのが一番。
ちなみに筆者は採用担当経験があり、転職経験も3回ほどあります。
転職経験と採用担当としての知見を踏まえて、今回のお悩みについて回答いたしますので、ぜひご参考になさってください。
記事構成は以下の通りです。
8分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 会社を辞めたい理由でも転職して良くない場合と良い場合がある
- 会社を辞めたい理由で転職して良くない場合
- 会社を辞めたい理由で転職して良い場合
では一つずつ解説します。
会社を辞めたい理由でも転職して良くない場合と良い場合がある
結論「会社を辞めたい理由が転職理由につながらない場合は退職すべきではない」
会社を辞めたい理由でも転職して良くない場合と良い場合があります。
転職して不満を解消できない場合は会社を辞めても、また転職を繰り返すでしょう。
転職して不満を解消できそうな場合は会社を辞める理由になりえます。
転職活動は転職理由が明確になっていないと失敗します。
さらに転職活動は在職しながら行うことが鉄則です。
会社を辞めてしまうと、転職面接でも「なぜ会社を辞めたのですか?」と質問されてしまい、選考では不利となります。
会社を辞めるのなら、転職先が決まってからにしましょう。
勢いで会社を辞めてしまうのは、やってはいけないことです。
とにかく会社を辞めたいという理由だけで転職するのは、とてもきついです。
会社を辞めてから、どれくらいの期間で転職先が決まるかどうかわかりません。
失業手当(失業保険)が出るまでは自己都合退職の場合、3ケ月待たなければなりません。
その間は無収入になりますので、生活費の節約などの注意が必要です。
本意ではないでしょうが、転職活動中は在職しながら、会社から給料をもらった方がいいですよ。
その間も会社に対する不満が出てくるのは当然ですが、転職までだと言い聞かせましょう。
くれぐれも転職面接で今の会社の愚痴を言ってはいけません。
転職理由は前向きなものでなければならないからです。
例えば、
- 転職することで解消される前向きなことは何か?
- 転職して実現したいことは何か?
- 将来、どうなっていきたいのか?
- どう行動していきたいのか?
のように具体的に転職理由が明確になっている必要があります。
このことを念頭においていただき、転職して良くない場合、良い場合を考えていきたいと思います。
会社を辞めたい理由で転職して良くない場合
会社を辞めたい理由で転職して良くない場合1:とにかく会社を辞めたい
先ほども書いた通り、会社を辞めた後、どうするか決めてないのはまずいです。
転職理由が明確になっていないどころか、辞めたいだけというのは退職後どうするかが全く見えません。
もし会社を辞めたいと思ったら、その理由を書き出してみましょう。
そして今一度、落ち着いて考え直してみることです。
本当に会社を辞めることで解決できることなのかを特に考えてみましょう。
それでも会社を辞めないとダメだというのであれば、転職先を決めてから退職してください。
後先考えずに会社を辞めてしまうと、転職活動で苦労します。
転職面接で一貫性のない転職理由を答えることで、内定を勝ち取るのも難しくなるでしょう。
会社を辞めたい理由で転職して良くない場合2:結婚
結婚した勢いで会社を辞めるのはおすすめしません。
寿退社をあこがれる気持ちももちろんわかります。
ですが、一旦退職してしまうと社会との関りがなくなってしまいます。
それに今までせっかく築いたキャリアを失ってしまうことになります。
会社を辞める場合は慎重に考えましょう。
今までの努力をふりかえってみましょう。
何らかの事情で社会復帰する必要が出てくる可能性もあります。
子育てが一段落すると、今度は膨大な教育費がかかります。
住宅ローンもあるかもしれません。
パートやアルバイトであれば、働けるかもしれません。
しかしあなたがもし、今までキャリア形成をしていたのでしたら、とてももったいないです。
再就職も簡単ではありません。
それであれば、会社の育休や産休制度を使うべきです。
軽い気持ちで会社を辞めない方が良いです。
会社を辞めたい理由で転職して良くない場合3:介護
介護を理由に退職をする方の気持ちもわかります。
ですが、これも一旦会社を辞めてしまうことで再就職が難しくなります。
親の介護であれば、年齢的には40代以上の方が多いと思います。
数年のブランク後に再就職しようとしても、実現するのは難しいのです。
そして金銭的にも無収入になりますから、生活は苦しくなります。
さらに毎日の介護でストレスが溜まってきます。
せっかくの働き盛りにもったいないです。
介護保険制度をフルに使うことで会社を辞めないで済むかもしれません。
私は親の介護をしなければならないのですが、会社を辞めずに済んでいます。
頻繁に連絡をとることは大変ですが、あとは介護保険を使うことでかなり助かっているのです。
介護で会社を辞めるのは仕方のない場合もあります。
しかし、できるだけあなたのキャリア形成を大事にしてください。
会社を辞めたい理由で転職して良い場合
転職して良い場合は、転職理由が明確になっていることが前提です。
以下の会社を辞めたい理由だけでは、もちろん転職失敗します。
会社を辞めたい理由で転職して良い場合1:年収
会社によって、年収の相場は違います。
あなたが年収に不満を持っているのであれば、会社を辞めても良いでしょう。
例えば
を使って、外資系企業に転職するだけでも、年収は大幅にアップします。平均年収800万円ですから、日系企業の2倍程度ということになります。
同じアウトプットで2倍の年収がもらえるのであれば、転職を考えてよいと思います。
会社を辞めたい理由で転職して良い場合2:仕事内容
あなたにとって仕事がとても退屈であれば、難しい仕事に挑戦する方が良いです。
その方があなたのスキルアップになりますし、年収アップにもつながります。
今の仕事であなたはプロ級のスキルを身につけており、退屈していると思われます。
現状維持よりは、他部署で興味が持てる仕事があれば、異動を申し出るのも一つの手でしょう。
ですが人事はなかなか言うとおりに異動させてはくれません。
そんな時はこっそりと転職活動を始めて、転職先が決まったら、会社を辞めましょう。
会社を辞めたい理由で転職して良い場合3:経営状況の悪化
会社の経営状況は課長レベルにも伝わらないものです。
それでも、いきなり経費精算がうるさくなったなどの予兆はあります。
そんな時の会社の経営状況は結構やばしですから、それを期に転職活動を始めましょう。
転職先が決まったら、さっさと逃げるように会社を辞めましょう。
会社を辞めたい理由で転職して良い場合4:ブラック企業
これについては論外です。
転職活動をする余裕がなくても仕方がないでしょう。
100%会社が悪いので、転職活動をすぐに始めてください。
転職活動が無理なら、退職代行ニコイチなどのサービスを使って、一日でも早く会社を辞めましょう。
転職活動は精神的に病んでいると、集中できません。
それであれば会社を辞めてから転職活動する方がずっとマシです。