
初めての転職活動で、運良く複数社から内定をもらえたんだけど…内定承諾って全部の会社にしていいの?それとも1社だけ?複数内定をもらった後の正しい手順や、角が立たない辞退の断り方がわからなくてパニックだよ!
こういった疑問に、CEOで現役採用担当の筆者がお答えします。
こんにちは、CowBoyです。CEOと現役採用担当をやっています。
「初めての転職で複数社から内定をもらえたけれど、どう対応していいかわからない…」「内定承諾の本当の意味や、正しい辞退の手順を知りたい」と悩んでいませんか?
複数社からの内定獲得は素晴らしい成果ですが、転職初心者にとって「その後の対応」は非常に気を遣う場面です。結論から言うと、内定承諾は企業に対して「御社に入社します」と固く約束する行為であるため、必ず1社に絞って行うのが鉄則です。キープ目的で複数社に承諾してしまうと、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。
本記事では、現役採用担当の視点から、複数内定をもらった際に行うべき「3日以内の判断」の重要性や、他社と揉めないための正しい内定辞退のマナーについて、転職初心者向けにわかりやすく解説します。
内定承諾後の手続きや入社準備を進める前に、まずは以下の記事で「転職の正しい進め方と手順」の全体像を確認しておくのがおすすめです。
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先日、こんなツイートをしました。
複数社から内定をもらった場合、内定承諾するのは1社にすることが基本原則。内定をもらった時点で雇用契約は成立していることになるが、複数応募が転職では普通なので、これは法的に機能していない。そのための内定承諾。これまで複数社からもらうと、後々面倒。内定辞退、承諾早めに連絡を。
— CowBoy (@cowboy19620626) March 18, 2021
複数社から内定をもらった場合、内定承諾するのは1社にすることが基本原則。内定をもらった時点で雇用契約は成立していることになるが、複数応募が転職では普通なので、これは法的に機能していない。そのための内定承諾。これまで複数社からもらうと、後々面倒。内定辞退、承諾早めに連絡を。
- 内定承諾の本当の意味と、原則1社に絞るべき明確な理由
- 複数社から内定をもらった場合の正しい対応手順
- 内定承諾・辞退の判断を「3日以内」に行うべき理由
- トラブルを防ぐ、角が立たない内定辞退のマナーと伝え方
- 筆者は、「CEO」かつ「現役採用担当者」で、数多くの転職面接や書類選考の現場を熟知しています。
- 企業側として、転職エージェントと契約し、求人を依頼しています。当然、転職エージェントのビジネスモデルも把握しています。
- 自らも3回の転職を経験し、50社以上の転職サービスを使い倒してきた実体験があります。
- 採用側と求職側の両視点を持つ実体験が、この記事の根拠です。
記事構成は、以下の目次のとおりです。まずは全体像をご確認ください。
それでは、採用担当と求職側の両視点から一つずつ詳しく解説します。
複数内定の場合、内定承諾は「1社に絞る」のが絶対の原則

結論「転職先は1社にするのが現状なので、内定承諾は原則1社」
近い将来、複数の会社で働く(パラレルワーク等)ことが当たり前になる時代が来るかもしれません。テレワークがさらに普及すれば十分にあり得る話です。
しかし、現在の日本の転職市場においては、最終的な転職先(入社する企業)は1社に決める必要があります。それが「内定承諾」という重要な手続きです。
「内定」の法的な意味とは?(労働契約の成立)
その前に、内定を複数社からもらっている状態が法的にどういうことか考えてみましょう。
最高裁判所の判例によると、「内定」とは「始期付解約権留保付労働契約(しきづきかいやくけんりゅうほつきろうどうけいやく)」であると判断されています。
難解な言葉ですが、転職においては学生の新卒採用のような「卒業できずに入社できない」といった事態はないため、シンプルに「内定(承諾)= 労働契約の成立」と考えて問題ありません。
複数社への「キープ承諾」は後々トラブルの元
労働契約が法的に重要な意味を持つ以上、複数社から内定をもらった場合は、できるだけ早く「1社に絞って返事をする」ことが極めて重要です。
「とりあえずキープしておこう」と複数社に内定承諾をしてしまうと、後々必ずどこかの企業に契約解除(内定辞退)を申し出ることになり、大きなトラブルに発展します。
【採用担当が解説!】内定承諾後に内定辞退は可能か【転職エージェント推薦にしよう】
内定を複数社からもらった場合、承諾・辞退の判断は「3日以内」が目安

結論「内定辞退・内定承諾の返事は、できる限り早めに連絡しよう」
返答期限の平均は3日、どんなに遅くても1週間
内定承諾するかどうかの判断は、企業側にどんなに待ってもらったとしても「1週間」が限度です。
筆者が採用担当をしている経験上でも、内定への返答は「3日程度」が平均的です。特に内定辞退の場合は、他候補者への連絡の兼ね合い等もあるため、早ければ早いほど企業側は助かります。
決断を下す前に、求人応募の際にも使った会社四季報・業界地図などで、もう一度しっかりと確認しましょう。
あわせて、以下の記事もチェックして労働条件に相違がないか確認してください。
【採用担当が解説】内定が出たら確認すべき6つのポイント【ブラック企業は避けよう】
【CEO&採用担当が警告】ブラック企業を回避!応募・内定承諾前の4項目
決断に迷った時(返事を待ってほしい場合)の伝え方
もし「本命企業の選考結果を待ちたい」「条件面で少し迷っている」といった理由で返事を保留したい場合は、企業に「いつまでなら待ってもらえるか」を相談してみましょう。
この時、返事を待ってほしい本当の理由をバカ正直に伝える必要はありません。
「家族としっかりと話し合ってから最終決定したい」など、企業側にネガティブな印象を与えない前向きな理由を添えて、1週間以内を念頭に交渉するのがスマートです。
内定辞退で企業と揉めないためのマナーと伝え方

結論「内定辞退は労働者の権利だが、礼儀とモラルを持って対応しよう」
内定承諾後の辞退(ドタキャン)は絶対にNG
転職活動をしていて、保険のつもりで複数社に対して内定承諾をしてしまう求職者がまれにいます。
先述の通り「内定承諾 = 労働契約の成立」ですので、軽々しく承諾してはいけません。内定(通知)をもらった段階と、内定承諾書を提出した段階とでは、法的な重みがまったく違います。
法的拘束力が弱いとはいえ、入社に向けた受け入れ準備を進めている企業や転職エージェントに多大な迷惑をかけます。「社会人としてのモラル」を疑われる行為ですので絶対にやめましょう。
角が立たない内定辞退の理由とマナー
内定を複数社からもらったら、速やかに1社に決め、その他の企業には明確に内定辞退の連絡を入れます。
辞退の本当の理由が以下のようなものであっても、企業に正直に伝える必要はありません。
- 仕事内容が思っていたのと違った
- 他社の方が年収が高かった
- 勤務地や福利厚生などの希望条件が合わなかった
人事担当者は自社に誇り(愛社精神)を持っている人が多いため、条件面での不満をストレートに伝えて怒らせると、面倒な引き留めやトラブルに発展することがあります。
辞退理由は「一身上の都合」などで十分
内定辞退はあなたの正当な権利です。しかし、採用に時間とコストをかけてくれた企業への配慮は必要です。
理由は深く語らず、「誠に恐縮ですが、検討の結果、今回は内定を辞退させていただきます」と丁寧に申し出ればそれで解決します。
転職エージェントに任せるのが一番安全で楽
こうした複数企業とのスケジュール調整や、言いにくい内定辞退の連絡、入社日や年収の交渉などは、自分でやると非常にストレスがかかります。
転職エージェントを利用していれば、これらの面倒な交渉ごとはすべてキャリアアドバイザーが代行してくれます。求人紹介だけでなく、こうした「企業との間に立つプロ」として任せるのが、経験上最も安全で楽な方法です。
正しい7つのステップを完遂し、内定を獲得した後は、条件交渉と円満退職という最後の重要なミスマッチ防止フェーズに入ります。大手が絶対に触れないインサイダー情報や、選考の裏側を熟知したプロのアドバイスを最後まで味方につけることこそが、転職を大成功で締めくくる鍵です。
代表取締役の視点から、損をしない条件交渉のやり方と、絶対に失敗しない円満退職へのステップ、そしてその後のキャリアまで支えてくれる24の窓口のリアルな比較は以下で詳しく解説しています。



