転職面接において、採用担当者がどこを確認しているのか知りたい。
転職面接の各チェック項目についての重要度とどういう視点で見ているのかも知りたい。
上記の疑問・お悩みにお答えします。
どこを採用担当者は面接で確認する【採用担当がたった2つと断言】
転職面接において、採用担当者から見られるポイントは何かとても気になると思います。
採用担当者が中途採用の転職面接で確認項目は実は2つだけです。
転職面接において、採用担当者が確認する2つの項目がわかります。
転職面接の各確認項目について、採用担当者にとっての重要度とどういう視点で見ているのかがわかります。
最初に結論を書きます。
先程も書きましたが、繰り返します。採用担当者が転職面接で確認している項目はたった2つだけです。
- コミュニケーション能力が高く、社風に合いそうか?
- 会社で活躍してくれそうか?【再現性の確認】
私は採用担当者として、数多くの転職面接を行ってきています。
開示できる範囲内ですが、転職面接の確認項目を反映させた内容になっています。
面接官によって偏りが出ないように最低限確認すべき項目はあらかじめ決まっています。
この確認項目は企業によって大きな違いはないはずです。
採用担当者は面接で「社風に合いそうか?」を確認する
社風に合うかどうかというのは、面接で実際に会って話してみないとわかりませんよね。
実は最重要項目です。
もう1つの確認項目も重要ですが、優先度としては2番めになります。
企業カルチャーにあわないことには「どうしようもない」のです。
企業は人を採用することで生産性を上げることを目的としています。
逆に言えば、生産性が今の従業員数で上がるのであれば、採用の必要はないのです。
そのためには大きなリスクは回避する必要があります。
応募者が高いスキルをもっていたとしても、仕事というのはチームで行うものです。
応募者のプライドが高く、社内のメンバーとうまくやっていけそうにもないとしたら、お互いに不幸になるだけです。
転職希望者のパーソナリティが社風に合いそうであれば、仕事もチームプレイでうまくやっていけます。
中途採用の社員とプロパー社員とで、微妙に違うのは仕方がないことです。
両者のパーソナリティはできるだけ近い方が上手くいくのです。
採用してもすぐに辞められては「投資失敗ですし、ビジネス失敗」なのです。
社風に合う応募者といっても具体的ではないかもしれません。
コミュニケーション能力が高い人はどんな環境でもうまくやっていけます。
つまりコミュニケーション能力が高ければ、社風に合うと言えるのです。
>>元面接官だからこそ語れる就職で採用される3つのポイントとは?
>>転職面接で落ちる3つの特徴とは?どんなタイプの人【落ちるフラグ】
採用担当者は面接で「会社で活躍してくれそうか?」を確認する
転職希望者に企業が期待するスキルは3つあります。
- テクニカルスキル:いわゆる職務能力
- ヒューマンスキル
- コンセプチュアルスキル:問題解決能力
上記の3つのスキルを面接でみています。
テクニカルスキルについては書類選考でほぼチェック済みです。
転職面接では「本当に職務経歴書に書いてあることができそうか?」を確認します。
ヒューマンスキルについては、コミュニケーション能力が高いかどうかでわかります。
先に書いた「社風にあいそうか?」も含めて判断します。
採用担当者は「応募者が自社でどれくらい活躍してくれそうか?」を見ています。
これが採用担当者が転職面接で確認する2つめの項目です。
上記3つのスキルの中ではコンセプチュアルスキルが該当します。
面接ではコンセプチュアルスキル、つまり、問題解決能力がとても重要視されるのです。
>>これからの転職で身につけるべきスキルは、コンセプチュアルスキル
職務経歴書に書かれてあることが事実であるとしても、自社で再現性があるスキルかどうかが重要なんです。
- 自分だけの力で成し遂げたのか?
- 自ら企画して、行動したものなのか?
- 会社の環境が整備されていたための実績なのか?
- インフラ整備から立ち上げたのか?
上記は同じ実績を挙げたとしても、コンセプチュアルスキルは各々異なります。
会社のインフラが整備されていない会社に転職する場合は、インフラ整備から立ち上げた経験がある方が有利です。
大企業ではインフラが整備されていることが多いのですが、中小企業に転職する場合はそうではないことが殆どです。
コンセプチュアルスキルをみるために、コンピテンシー面接を導入している企業が増えてきました。
コンピテンシー面接では「第一印象」などの面接官の主観が入らないように、客観的評価を行います。
コンピテンシー面接を行う準備として、自社で成果を上げている社員の行動特性をモデル化します。
その行動に近いほど、会社での活躍が期待できるということで、客観的に点数化します。
企業側のもう一つのメリットとしては、応募者の行動を深掘りして質問も可能なため、回答の矛盾もわかってしまうということです。
これからの転職面接はテクニックだけでは通用しないものになっていくでしょう。
転職面接の最難関はこのコンセプチュアルスキルが高い人であるように面接でみせるには、事前準備が必要です。
- 今まで解決したトラブル事例
- トラブルに対してどのように対処したか?
- 今までの成功例とそこに至るプロセスを物語風に語れるようにする
- 最大の失敗例とそれから学んだこと
特に失敗から学んだことを謙虚に語れることは重要です。
とにかく実績は職務経歴書に書くことで十分ですが、実績を出すまでのプロセスを転職面接で語れるようにしましょう。
採用担当者がそれを聞くことで納得感を得れば、スキルの再現性が確認でき「会社で活躍してくれそうだ」とあなたをみるようになります。
採用面接が転職面接で確認する項目のまとめ
以上より、採用担当者が転職面接で確認する項目は2つだけです。
- コミュニケーション能力が高く、社風に合いそうか?
- 会社で活躍してくれそうか?【再現性の確認】
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