
転職媒体について悩んでいる人「転職活動では、どの転職媒体を中心に使うべきなのだろうか?初めての転職なので、とても不安。転職媒体を使う順序があれば、知りたい。また、各々の転職媒体を使う際の注意点があれば知りたい。」
こういった疑問に、採用担当の筆者が答えます。
転職媒体としては、直接応募(ハローワーク・転職サイト)と転職エージェント推薦での応募があります。注意すべきことはどちらも同じでしょうか?
先ほど、こんなツイートをしました。
転職媒体ごとに注意すべきこと①ハローワークは転職フローを把握する程度。深入りはしない②転職サイトは市場価値のマーケティングをはかるのに便利。応募はしないこと③転職エージェントはキャリア相談や求人応募に使う。中心は転職エージェント。 #転職 #転職活動 #ハロワ #ハローワーク…
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) April 11, 2025
転職媒体ごとに注意すべきこと①ハローワークは転職フローを把握する程度。深入りはしない②転職サイトは市場価値のマーケティングをはかるのに便利。応募はしないこと③転職エージェントはキャリア相談や求人応募に使う。中心は転職エージェント。 #転職 #転職活動 #ハロワ #ハローワーク…
- 転職媒体の利用順序がわかる。
- どの転職媒体を中心に、転職活動をすればよいかがわかる。
- 転職媒体を使う上で、各々の注意点がわかる。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
転職媒体を利用する順序は?
結論:「転職活動は求人検索は転職サイトで、求人応募は転職エージェントで進めるのが良い。」
どの転職媒体にもメリット・デメリットはあります。
それを認識して転職活動するのとしないのとでは、効率が全然違います。
三ヶ月で転職できるところを半年、一年かかってしまってはあなたのキャリアにとって損です。
転職は手段に過ぎないので、サクッと終わらせましょう。
なので各転職媒体の特徴をよく理解して使わないと効率的に転職活動ができません。
まずはポイントだけでも理解しましょう。
最初に転職媒体として注意すべきことは、利用する順序です。
転職活動を始めるに際しては、どのような流れで求人の選考が進むかを理解することが重要です。
求人への応募手続きの仕方や面接日程の調整など企業との交渉ごとは最初は理解できませんよね?
どのような手順で何を行うかなどの転職活動をする上でのルールは一度わかってしまえば何でもないのです。
しかし求人に応募するたびに「次は何をするんだっけ?」という状態ではあまりにも非効率ですよね?
転職活動に入る際には内定までの流れを頭で考えずとも身についているのが理想です。
転職本を読んだだけでは身につかないのが人間です。
一度でも求人へ応募してみるのが一番です。
内定を取る目的ではなく、とにかく「転職活動はどうすれば良いのか?」をしっかり理解することが目的です。
最初は全ての手続きを自分で行うことで、転職活動の仕方を身につけることができます。
全て自分で行う必要がある転職媒体はハローワークです。
ハローワークをメインで転職活動するのも良いですが、まずは転職の全体像を把握しましょう。
ハローワークで一通り応募の仕方を把握したら、次は転職サイトを使いましょう。
目的は求人検索に慣れることです。
良い求人が見つかったら応募しても良いですが、転職サイトから応募すると年齢や転職回数などで自動的に書類選考を落とされる場合も多いので、この転職媒体については求人を検索することに注力しましょう。
リクナビNEXT
保有している求人が豊富なので、あなたに相応しい求人は必ず見つかるからです。
求人検索が身に付いたら、最後は転職エージェントを使いましょう。
最初は リクルートエージェント や
パソナキャリア のような、幅広い業界・職種・年齢層求人を扱っている「総合型転職エージェント」が良いでしょう。
キャリア相談をしてみてあなたの転職の軸がはっきりしたら、レバテックキャリア や
TechClipsエージェント のような「特化型転職エージェント」を使いましょう。
特化型転職エージェントはその分野に詳しいコンサルタントがサポートしてくれるので頼りになります。
【採用担当が解説】特化型転職エージェントを使うタイミングは?【総合型も考える】
転職の軸が固まらないうちは、総合型転職エージェントを利用して下さい。
このように段階を踏んで、転職媒体を利用するのがコツです。
どの転職媒体を中心に使うのが良いのか?
これらの転職媒体の利用頻度ですが、あなたの転職の目的によって違います。
例えば勤務地にこだわった転職活動をする場合は、ハローワークを中心に利用することをおすすめします。
ハローワーク求人は、通勤圏内のものが殆どだからです。
しかしながら待遇面では、期待できない点は妥協しなければいけません。
一方で年収アップを目的とする方は、転職エージェントを中心とした転職活動をすべきです。
転職エージェントでなければ、内定前後で企業と年収交渉はできないからです。
求職者のあなたが、企業の採用担当者と年収アップ交渉は難しいですよね?
このように年収アップしたいのなら転職エージェントを中心に使うべきです。
それでは、転職サイトは利用価値はないのでしょうか?
使い方次第で、とても良いツールになります。
先ほど書いたように、転職サイトは求人検索することだけに意義があります。
求人サイトとも言われているので、それは明らかです。
転職サイトから応募すると、良い結果は期待できないです。
企業側で学歴や年齢フィルター設定をしていることが、多いからです。
それであれば転職エージェントから推薦してもらう方が面接に呼んでもらえる確率はずっと高くなります。
このように転職サイトは転職エージェントに求人を持ち込む使い方が一番役に立つのです。
転職媒体で、各々注意すべき点は?
ハローワーク
ハローワーク求人は企業が無料で掲載できます。
ということは採用にお金をかけない会社、もしくはかけられない会社であるということです。
勘が鋭いあなたならもうおわかりですね。
ハローワークはブラック企業求人が数多くあるのです。
なので気をつける点はただ一つ。
求人詐欺に注意してください。
職業安定法に基づく周知|労働者の募集広告の表示について|厚生労働省
今は国も大問題として対策を打とうとしています。
段々と求人票の内容が実際と違っていたということは減っていくでしょう。
しかし当面は、ハローワーク求人については気をつけなければいけません。
ブラック企業に転職するのを避けるために、 転職会議 などの口コミサイトで確認してから応募しましょう。
転職サイト
転職サイトの場合は企業が求人掲載料を払っていますので、ブラック企業の割合はずっと低くなります。
この転職媒体は、求人構造がとても複雑なので注意が必要です。
ビズリーチのような転職サイトは、転職エージェントが中心となっています。
一方 リクナビNEXTは、企業中心の転職サイトです。
ややこしいのはどちらもすべてが企業求人、転職エージェント求人でないことです。
双方が含まれているので、転職エージェント求人であれば一旦転職エージェントに登録する必要があります。
企業求人であれば直接応募ですので、自分ですべて企業と調整する必要があります。
上図のように掲載依頼を企業がするか、転職エージェントがするかで対応が変わるので「保有求人がどこか?」は注意してください。
転職エージェント
転職エージェントは人を介する転職媒体です。
あなたの転職活動を支援するアドバイザーの良し悪しで全てが決まると言ってよいでしょう。
【採用担当が徹底解説!】転職エージェントは自己責任で使えば失敗しない?【言いなりはダメ】
この転職エージェントで良いのかと悩むのは、ほとんど意味がありません。
口コミサイトで書かれている転職エージェントの評価は、担当アドバイザーのものだから。
転職エージェントを使う上での注意する点は以下の二点です。
- 転職エージェントの評判を、気にしすぎない
- 担当アドバイザーが自分に合わないと思ったら、交代してもらう(全然OK)
転職エージェントそのものに、良し悪しはありません。
あるとしたら、あなたの担当アドバイザーの良し悪しです。
転職エージェントはコンサルタント次第【口コミ比較は無駄です】
最初の面談の第一印象で決めて構いません。
そのアドバイザーはあなたの代わりに企業と調整やら交渉をするわけです。
あなたが印象良くないと思ったとしたら、おそらくそのアドバイザーは企業にも印象が良いとは言えないでしょう。
やはり優秀な営業マンは第一印象も良いものです。
【採用担当が教える】無能なコンサルタントを見極める6つのポイント
転職エージェントは、結局営業職ですから。
