最近、インフルエンザなども流行っているので、面接中のマスク着用で迷う人「マスク着用が個人の判断になった今、面接でマスクをするべきか、外すべきか迷っている。印象を下げずに済む正解を知りたい。できればWEB面接を希望しているが、積極的に行っている業界はどこだろうか？」
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
新型コロナウイルス感染症の流行が収束し、社会全体でマスク着用は「個人の判断」となりました。しかし、転職面接というフォーマルな場では、その「個人の判断」が面接官にどう受け取られるのか、不安に感じる方も多いでしょう。
かつての「マスク着用がマナー」という時代は終わり、今は相手への配慮を示すことが新たなマナーとなっています。
この変化した背景を踏まえ、採用担当の筆者が、対面面接でのマスク着用における最新の正解と、マスクを気にせず選考を進められるWEB面接を積極的に採用している業界を解説します。
面接時のマスク着用は、企業によって異なるが、医療機関などでは常識となっている。面接開始前に、マスク着用のままでよいかを確認するのが間違いない。
— CowBoy | 代表取締役＆採用担当 (@cowboy19620626) October 28, 2025
面接時のマスク着用は、企業によって異なるが、医療機関などでは常識となっている。面接開始前に、マスク着用のままでよいかを確認するのが間違いない。
- 対面面接における、現在のマスク着用に関する「正しい判断基準」がわかる。
- マスクを着用する場合、面接官に好印象を与えるために注意すべき2つのポイントがわかる。
- マスク着用を気にせず転職活動を進められる、WEB面接を積極的に採用している業界がわかる。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
面接中のマスク着用は「個人の判断」！最新の常識とは？
現在の転職面接におけるマスク着用は、基本的に個人の判断に委ねられています。しかし、この「判断」が合否に影響を与えないよう、求職者として知っておくべき最新の常識があります。
- 基本は個人の自由だが、企業の方針と面接官の意向に合わせる配慮が求められる。
- 不安であれば、入室時に一度外して挨拶し、着用許可を求めるのが最も丁寧な対応。
「マスクを外した方が、熱意が伝わるのでは？」と考える必要はありません。大切なのは、面接官にストレスを与えないことです。まずは、現在の企業側の対応について見ていきましょう。
1. 企業側の「マスク任意」の状況を理解する
ほとんどの企業は現在、政府の方針に従い、マスク着用を強制していません。ただし、医療機関や高齢者施設など、一部の業種では引き続き着用を推奨・義務付けている場合があります。心配な場合は、事前に企業からの案内や転職エージェントを通じて確認しましょう。
企業が着用を強制しないとしても、面接官がマスクをしている場合、それに合わせた方が無難です。相手の状況をどう判断し、行動に移すべきでしょうか。
面接官の状況に合わせた柔軟な対応
面接官がマスクをしていた場合、自分も合わせた方がいいですか？逆に、面接官が外していたら、自分も外すべきでしょうか？
基本は相手に合わせるのが無難です。ただし、最も丁寧なのは「相手の許可を取る」ことです。面接開始時に、「感染症対策のため、着用したままで失礼いたします」と一言添えましょう。面接官が外すように促せば従えばOKです。
転職活動中の面接においてのマスク着用については「特に問題はありません」。マスクを着用したからといって、面接官から非常識だとは思われませんのでご安心下さい。
入室時の「先手必勝」の挨拶が好印象
一番スマートなのは、入室の際に、あなたの方からマスクを一旦取り、顔を見せてあいさつすることです。その時に「念のため、マスク着用してもよろしいでしょうか？」と尋ねましょう。これで、面接官はあなたの表情を確認でき、かつ感染症対策への配慮も示せるため、とても丁寧な印象を与えられます。
2. マスク着用時に好印象を与える2つの鉄則
マスク着用のままだと、採用面接では困る点もあります。企業としては表情や声のトーンから人柄を見たいからです。企業としてはマスクを取れとは言えません。
面接官の不安を取り除く行動をすれば、マスクをしていても合格を勝ち取れます。特に、マスクで隠れてしまう「声」と「表情」を意識的に強化しましょう。
声がこもらないよう「一回り大きく」話す
マスクをしていると、どうしても声がこもってしまいます。面接官に何度も聞き返されると不安になるのですが、どうすれば良いですか？
面接官が困る最大の点は「声がこもって聞き取りにくい」ことです。普段よりも一回り大きめの声で、滑舌を意識して話しましょう。声が小さい方は特に、意識的なトレーニングが必要です。
声がこもって聞き取りにくいのは、人柄を見る上で、重要なファクターが欠けることを意味します。そのため、はっきりと聞こえるように大きめの声で話すことが、マスク着用時の第一の鉄則です。
マスクの上からでもわかる「目元の笑顔」と「うなずき」
マスク着用時のもう一つの問題は、面接官から表情（特に口元）がわからなくなることです。表情は人柄やコミュニケーション力を測る上で重要です。
そこで、できるだけ目元で笑顔を作るよう意識しましょう。また、話を聞くときの「うなずき」を普段より少し大きく、はっきりと行うことで、集中して話を聞いている姿勢を伝えられます。これは「面接とは、安心である」という基本原則に通じます。
マスクの有無で合否は決まらない。ただし、①声量、②目元の表情の2点だけは意識的にコントロールしよう。
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マスク着用を気にせず転職できる！WEB面接採用業界
対面面接でのマスク着用問題や感染症リスクを完全に避けたい場合、WEB面接を積極的に採用している企業を選ぶのが最良の解決策です。WEB面接は今や、企業がITリテラシーを持っているかどうかの指標にもなっています。
WEB面接はコロナ禍がきっかけではなく、既に多くの企業に採用され、効率的な選考方法として定着しています。特に、IT業界はWEB面接がデフォルトになっているため、非常に狙い目です。
1. WEB面接を積極的に採用している業界
業界で言うとやはりIT業界が、WEB面接を積極的に採用しています。ITリテラシーに人事担当が、強く、WEBツールを使った選考に慣れているのが大きな一因です。
IT業界以外にも、WEB面接を積極的に導入している成長産業があります。オンラインで完結しやすい職種を知ることで、あなたの転職活動はよりスムーズになります。
IT業界におけるWEB面接の定着と職種例
IT業界は、仕事的にもあまり人に合わなくても大丈夫で、自宅で勤務可能な職種が多いこともWEB面接が定着した要因です。例えばSEやプログラマー、WEBクリエイター、WEBデザイナーなどは、WEB面接と相性が良い職種です。
WEB面接では、コミュニケーション力よりも、実際のスキルや論理的な思考をチェックすることに、重点をおける職種であるため、今後もWEB面接が主流であり続けるでしょう。
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WEB面接に慎重な業界と対面が重視される職種
WEB面接が苦手なのですが、対面でなくては難しい職種にはどのようなものがありますか？
営業職やサービス業、コンサルタントなど、対面でのコミュニケーションや雰囲気、人間関係構築力が非常に重要な仕事は、最終面接などで対面を重視する傾向にあります。これらはWEB面接だけでは判断が難しいと企業が考えているからです。
営業職のように、人とコミュニケーションをとる仕事の場合、対面での印象を重視するため、最終面接は対面になるケースが多いです。成長産業であり、オンラインで仕事が完結するIT業界に転職することは、感染症対策としても有利に働きます。
2. WEB面接対策はもはや必須のスキル
WEB面接を希望するにせよ、対面面接を受けるにせよ、転職活動を進める上でWEB面接のスキルはもはや必須です。カメラの映り方、照明、背景、音声など、対面とは異なる準備が必要です。
WEB面接に不安がある方でも、適切な準備と対策を行えば、対面よりもリラックスして臨むことができます。特に、プロのサポートを受けるのが一番の近道です。
WEB面接の具体的な準備と流れ
WEB面接では、実際のスキルをチェックすることに、重点をおける職種が多いからこそ、環境整備が重要です。背景の整理、安定したネット環境、そして事前に面接官に送るべき書類やポートフォリオの準備など、手順を確認しましょう。
【WEB面接の完全攻略】準備・手順・マナー・トラブル対処法を採用担当者が徹底解説
プロに相談して万全を期す
面接対策の本を読むことも有効ですが、練習・実践は、転職エージェントと対策するのが一番です。WEB面接の模擬面接や、あなたの希望に合ったWEB面接実施企業を紹介してもらうなど、積極的に活用しましょう。
