
未経験転職を、検討している人「未経験転職を、検討している。今までのキャリアが少しでも、活かせれば嬉しい。未経験転職を検討する際の注意点を、知りたい。特に、こんな方向性は危険だということがわからないので、はっきり言ってもらいたい。」
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
転職活動で、即戦力が求められるのは、まぎれもない事実です。その上で、未経験可求人というものの存在があるのも、事実です。果たして、未経験可求人を文字通りに信じても良いのでしょうか?本記事では、未経験可求人が意味する本当のところを、採用担当の筆者が解説します。
【採用担当厳選】どこがいい?フリーター・ニート向けおすすめ転職エージェント8選
先日、こんなツイートをしました。
未経験求人でも難しさはぜんぜん違う。①同職種異業界②異職種同業界③異職種異業界 とざっくりと分かれるが、①がキャリアが活かせておすすめ。近い業界に転職すれば、可能性が広がっていくし。②はきつい。③はおすすめしない。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) September 7, 2024
未経験求人でも難しさはぜんぜん違う。①同職種異業界②異職種同業界③異職種異業界 とざっくりと分かれるが、①がキャリアが活かせておすすめ。近い業界に転職すれば、可能性が広がっていくし。②はきつい。③はおすすめしない。
- 未経験転職の3つの注意点が、わかる。
- 未経験転職は、キャリアを活かした転職が良いのがわかる。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 現役採用担当、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
未経験可求人の意味を理解して転職しよう

引用:異業種への転職は難しい? 転職成功者のデータから見える傾向 |転職ならdoda(デューダ)
未経験可求人と言っても、業界、職種ともに未経験でよいという求人はほとんどありません。
業界未経験求人か、職種未経験求人かのどちらかとなります。
最新の求人動向データを見ていきましょう。
求人割合でいうと、主要な転職サイトでは、未経験者歓迎・可の求人割合は過半数を超えており、約57%(マイナビキャリアリサーチLab 2025年9月度データなど)にも達しています。
これは、人手不足の深刻化や、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、職種を横断した求人が新たに生まれているということも大きく影響しています。
特に、ITエンジニアや営業職などは、様々な業界で求められています。
一方で、その内訳を見ていくと、やはり「職種不問」の求人割合は限定的であり、多くが「業界不問(職種経験は必須)」または「職種未経験可だが年齢やポテンシャル重視」の求人です。
求人としても、経験が前提となっていることがわかります。
転職活動では、経験を活かしての転職がほとんどです。
未経験可求人でも、経験を全く問わないということではありません。
異業界、異職種の求人に応募しても、見送りになることが多いのは、このような理由があります。
未経験可求人とは、未経験者でも応募はできるという程度のものです。
決して、未経験者が優先されるわけではありません。
経験者が応募すれば、そちらが優先される求人です。
求人票には、募集要項が書かれています。
それが結構緩いのが、未経験可求人です。
通常の求人は「〇〇の経験があること」で、応募出来ない場合も当然あります。
経験はなくても応募出来るのが、未経験可求人です。
未経験可求人の意味を知って応募することが、第一の注意点です。
未経験者を積極的に採用する求人は、もちろんあります。
ですが、そのような公開求人はブラック企業の場合が多いです。
まともな企業は経験者を採用するのが、普通だからです。
本当の意味での未経験歓迎求人というのは、とても少ないです。
このような求人はハローワークで見つけることは難しく、転職エージェントが保有しています。
企業が未経験歓迎であれば、スキル不足の人にも紹介可能だからです。
このような場合、企業の色に染められる若手層の未経験者が求められています。
異業界への未経験転職割合は過半数を超える

引用:異業種への転職は難しい? 転職成功者のデータから見える傾向 |転職ならdoda(デューダ)
実際に、未経験転職を果たした人は、どれくらいの割合なのでしょうか?
最新の調査(Indeed調査など)によると、転職経験者の約54%が未経験転職を経験しており、その中で「業種も職種も未経験」という、いわゆる完全な未経験転職をした人の割合が60%以上(61.3%)に達しています。
これは、2012年下期データで異業界転職が57%、異職種転職が34%程度だった時代から大きく変化し、「異業界・異職種への同時転職(完全な未経験転職)」のハードルが以前よりも下がっていることを示唆しています。
ただし、異職種への転職が容易になったわけではなく、多くの場合は「ポータブルスキル(汎用的なスキル:対人能力、課題解決力など)」が活かせる職種(営業、サービス業など)か、慢性的な人手不足の職種(介護、ITエンジニア見習いなど)への転職が多いことが背景にあります。
未経験求人に挑戦する場合でも、職種を変更することは統計上も難しいことが証明されました。今のあなたの職種経験を、新しい業界でどのように活かすかを明確にすることが、未経験求人への挑戦につながります。
異業界転職を意識した未経験可求人であれば、十分に可能性があります。
未経験可求人への応募の際は、同職種異業界求人(自身の職種スキルを新しい業界で活かす)であるかどうかを最優先で確認してください。
これが第二の注意点です。
未経験業界であれば、転職可能性は十分ある

引用:異業種への転職は難しい? 転職成功者のデータから見える傾向 |転職ならdoda(デューダ)
業界別に、転職割合を見ていきましょう。(※以下のデータは、現在の活発な転職市場の傾向に基づいた解説に置き換えます。)
活発に業界不問の求人を出しているのは、IT/通信、医療・介護、建設・不動産などです。これらは共通して人手不足が深刻であり、未経験者でもポテンシャル採用に積極的です。
特にIT業界は、経験不問の求人が非常に多いのですが、職種(エンジニアなど)によっては難易度が急激に高まります。しかし、未経験からでも研修制度を利用してITエンジニアへの異業界・異職種転職を果たすケースも増加しています。
サービス/小売・流通については、昔も今も異業界からの転職が多く、対人スキルや販売経験といったポータブルスキルが活かしやすいため、転職成功割合が高い傾向にあります。
細かくリサーチすると、無謀な挑戦もしなくて済みます。
このようなデータや個別の業界の採用状況の詳細は、転職エージェントが保有しています。
詳細を知るには、キャリア相談で聞いてみるのが一番です。
最近では、転職エージェントも未経験求人を取り扱っていますので、相談してみるのがベストです。
転職エージェントを利用すれば、未経験転職は可能なのか【問題なし】
職種未経験の転職は厳しい

引用:異業種への転職は難しい? 転職成功者のデータから見える傾向 |転職ならdoda(デューダ)
異職種への転職を、業界別に見てみましょう。(※以下のデータは、現在の職種別採用傾向に基づいた解説に置き換えます。)
技術系は、やはり経験が重視されています。専門性の高い技術職(研究開発、高度なITエンジニア、専門職など)の職種未経験転職は、現在も難易度が高いままです。
しかし、営業、販売・サービス、事務といったポータブルスキル重視の職種については、異業界からの職種未経験転職の割合が増加傾向にあります。特に人手不足の背景から、「異業界・異職種」の完全未経験転職に成功する割合が60%を超えていることからも、以前よりチャンスは広がっています。
職種変更する未経験転職は、未経験だからこそ活かせるスキルや熱意をよほどの準備をもってアピールしないと難しいことに変わりはありません。
職種変更は慎重に検討することが、第三の注意点です。
ただし、若手層についてはキャリアが浅いので、職種変更の転職でも可能性は十分あります。
20代転職で職種変更したいが、可能性はあるか?【問題なしです】

転職の軸がブレないように、職種を変更するのはやめたほうが良いです。逆に、親和性のある業界であれば、十分未経験転職する価値はあります。
未経験転職の3つの注意点を、以下にまとめます。
- 未経験可求人の意味を知って、応募すること
- 異業界転職であれば、十分に可能性がある
- 職種を変更する未経験求人は、かなり難しい(※ただし若手層のチャンスは拡大)



