転職理由を明確にすることは、とても大切なことですよね。ですが、時間をかけ過ぎても効率的ではありません。転職理由を作成する方法をマニュアル化してみました。
転職理由は意外と簡単に作れるって本当?【作成手順】
転職理由は重要なんですが、言語化するのは結構大変です。
頭の中で考えているよりは文章として残すことをおすすめします。
転職理由が明確になれば、面接対策で悩む必要はないですからね。
転職理由には作成手順があります。
以下の3ステップで考えると良いでしょう。
- 退職理由を書き出す
- 退職理由の裏側にあることを書き出す
- 転職理由の出来上がり
一つずつ解説します。
退職理由を書き出す
最初に転職を考えるきっかけとなったことを洗い出すことから始めます。
転職理由と退職理由はどう違うのか?でお話ししたようにそれは退職理由です。

だいたいは、現在お勤めの会社に対する不満だと思います。
たとえば、以下のようなものが挙げられると思います。
- 残業が多過ぎる
- 給料が安すぎる
- 上司に不満がある
- 福利厚生がイマイチ
- ボーナスが出ないか少額
- 最先端技術が身につかない
- 縦割り組織でスキルが身に付かない
考え込まずに思いつく限り出し尽くします。
多ければ多いほどいいです。
この作業が終わったら、少なくとも一日は次の作業に入るのを待ちます。
次はリストアップした退職理由の分類をします。
ここで分けるのは、在職したままでも、解決可能な項目があるかどうかです。
当然、転職しないと解決出来ない項目も出てきます。
リストアップした数に対して、かなり減るかもしれません。
それが転職理由の元となるものです。
退職理由の裏側にあることを書き出す
退職理由の中の転職理由と成り得る項目のリストアップが終わりましたら、各項目について、深掘りしていきます。


深掘り出来なかったりする項目も出てきます。
気にせずに作業を進めましょう。
ここが転職理由作成のための一番のキーポイントとなります。
深堀りの仕方ですが、退職理由の一つ一つに込められている思いを考えてください。
退職理由はあくまでも、現在わかっている不満なわけです。
- その不満はどこからきているかを考えてください。
- そして、不満が解決したらどうなるかをイメージしてください。
それがあなたの【なりたい自分】であるはずです。
簡単な例で考えてみましょう。
給料が安いという不満を持っていた場合、その不満は【仕事が忙しい割に給料が安い】のか【もらう額自体が安い】のかに分かれます。
もしも、仕事が忙しいわりに給料が安いということでしたら、どうすれば不満は解決するでしょうか?
この例の場合は、不満だったのは給料ではなく、仕事が忙しいことにあることが本当に解決すべき原因になることがわかると思います。
転職理由とは退職理由に隠された本人では気づきにくい原因を探り当てる作業なので、難しいのです。
上記の例では業務に関することは含まれませんが、仕事の内容についても同様の分析をしてみてください。
そうすることによって、経験を生かしてキャリアアップしたいのか、それとも、別な仕事をしたいのかがわかってきます。
- 仕事内容の軸
- 年収・給料など待遇面
- 勤務地などの環境
少なくとも三点について、答えが出ればこのフェーズは終わりです。
できれば、優先順位もつけておけばよいでしょう。
転職理由の出来上がり
ここまでとりあえずは作業が終わりましたか?
実はこれで転職理由のほとんどができあがっています。
履歴書に書くのであれば、文章の肉付けをすれば立派な転職理由になります。
面接でいうのであれば、自然な言葉になるようにすれば出来上がりです。
ですが、書類選考や面接対策で転職理由が必要なのではありません。
転職を決意する前にやるべきことは?で言ったように転職理由を明確にすることで、転職活動を始めても良いといえるから必要なのです。


モティベーション維持の源とも言えるものなのです。
転職理由が不明確だとどのような方針で転職活動をするのかが決まりません。
ということは、どのような業種・職種の求人に応募するかも決まらないということですよね。
気づいてみたら、色々な求人に応募していたというのでは、ゴールが見えてきません。
この状態で転職活動を始めないほうが良いですよね?
そのための転職理由なんです。
ここまでの作業を一人でやるのが大変だとお思いでしょうか?
そういうあなたには転職エージェントの活用をおすすめします。
なぜ転職エージェントは無料で利用できるのか?に書いた通り、転職エージェントのサービス利用料は完全無料ですので、安心してください。


転職活動はキャリアの棚卸しから始めることで転職理由がさらに明確になります。


職務経歴書の作成方法のようなノウハウ、面接対策などの転職活動に関するアドバイスが担当コンサルタントから受けられます。


人を介する転職方法は転職エージェントだけです。
転職活動は基本的には孤独です。
その寂しさは少しでもまぎれますし、困ったときに本当に頼りになります。
あなた自身で少なくとも3社以上は転職エージェントを使ってみないと実感はわかないでしょう。
迷う時間がもったいないです。
すべて無料なんですから。
リクルートエージェント



