会社を辞めたいと思うことは誰でもあるはずです。退職して転職活動を始める前に、ぜひとも知っておいて欲しいことがあります。それを明確にしてから転職活動をしましょう。
会社を辞めたい...よくわかります
今の職場環境、人間関係などで嫌になることってよくありますよね?
そして、友人が他社でイキイキと働いているのを見ると、会社を辞めたいと思うのではないでしょうか?
給料が全然上がらなくて、イヤになったりもするでしょう。
やっている仕事がマンネリ化してきて、モチベーションが低下することもあるでしょう。
また会社の対応がどうもブラック企業の匂いがプンプンしてきて、嫌気がさしたり...
- 経営方針に疑問を持ち始めている
- 従業員を大切にする会社ではない...
- 組合が弱く、いつも会社のいいなり
- 昇給、ボーナスも期待できない
- 人間関係に疲れた
- 上司と全然うまくいっていない
会社を辞めたい理由はいくらでも出てきます。
だからといって、転職するのは危険です。
会社を辞めたい理由は明確になったとしても、今後の軸がわからないのでは不安ですよね?
退職理由は単なる会社を辞めるきっかけに過ぎない
会社を辞めたい理由は、まさに【退職理由】です。
これは、ほとんどが会社に対する不満が殆どです。
退職理由がネガティブになるのは、ある意味仕方のないことです。
不満がなければ、転職はしませんから...
このまま転職活動を始めると、どんな業種、職種をねらっていくのかという基本方針さえ不透明となってしまいます。
希望条件も明確にする必要があるので、ただ応募書類を作るだけの繰り返しでは、非効率です。
場当たり的に待遇が良さそうな求人に応募することを繰り返しては、だんだんと何のために転職活動をしているのかを見失ってしまいますよね。
会社を辞めたいときに確認しておきたい3つのポイント
転職活動を始めるために必要なことは何でしょうか?
大きく分けると3つあります。
転職の目的
1つめは転職の目的がはっきりしていることです。
転職して何を実現するのかということですね。
転職の目的がはっきりしていると、そこから外れている求人に応募することはなくなります。
求人検索についても、ターゲットがしぼれます。
目的としては、例えば
- 給与が目的なのか?
- もっと別な仕事がしたいのか?
これは転職するのに基本的なことです。
求人検索する際に、現職や前職の求人の方がわかりやすいので、どうしても同業種同職種の求人を検索するのは良いのです。
問題はそれがあなたの転職の目的にあっているかということです。
転職の目的がキャリアアップであれば、経験を生かした転職になりますので良いでしょう。
そうでなくて、キャリアチェンジが目的ならば、他業種の求人を見る必要があります。
このように転職の目的が明確にならないと、転職活動が非効率なものとなります。
目的が見えていないのに、やみくもに走るのはエネルギーの浪費です。
こんなはずじゃなかったという転職になってしまうこともありえます。
まずは自己実現のために転職の目的を明確にしましょう。
転職理由
2つめは転職理由が明確であることです。
転職の目的とほぼ同義ですが、もう少し深堀りしたものになります。
転職理由は「なぜあなたは転職をするのか?」という本質的な問いに対する回答です。
言い換えれば「転職してあなたはどうなりたいのか?」という回答でもあります。
単なる面接対策ではありません。
転職した後、あなたが転職先で困らないための軸となるものです。
これが明確でないと、またすぐ転職先を辞めたくなる場合も出てきます。
ですので「転職理由は最重要」です。
転職活動はあくまでも手段ですので、転職できれば成功という訳ではありません。
転職先で前職よりもイキイキと働くことができていることで転職成功と言えます。
過去のこと、現在の不満、そして未来のこと。
未来は転職した後であり、転職理由のことです。
転職理由が明確になっていないと、キャリア形成にも苦労します。
3年後・5年後・10年後のあなたのキャリアを考えておきましょう。
今はキャリアは仕事だけを言うのではありません。
プライベート、社会参加なども包括しています。
それを含めてのキャリアデザインを考えておきましょう。
転職の軸
3つめは転職の軸が明確であることです。
つまり、どんな業種、職種を目指すのかが明確になるんです。
さらにいえば、どんなポジションを目指すのかも明確になります。
メンバーなのか、マネージャなのかで全然違います。
多くの方は職種は変えないので、考えなければならないのは目指すべき業種です。
転職活動は効率が大事ですので、全ての求人を検索するわけにもいきません。
そのたびに、業種研究をしていたのでは時間がいくらあっても足りないからです。
他業種を目指す場合は、ターゲット業種を決めてしまいましょう。
そして、職務経歴書を作成する段階で、その業種にアピール可能なものを作っておくのです。
転職の軸が決まらないと、応募する求人も業種がバラバラになってしまうかもしれません。
応募書類作成も応募するたびに業種研究から始めるので、とても時間がかかります。
最悪、その間にその求人の募集は済め切られる可能性だってあるんです。
だからこそ、転職は効率が大事なんです。
転職の軸を決めることで応募する求人を明確にできます。
転職の軸では「企業研究」と「業界研究」がとても大切になってきます。
求職者のほとんどが参考にしている本をここでご紹介します。
「業界地図」と「会社四季報」の2冊です。
転職面接の対策にもなりますし、内定承諾する際の参考資料としても使えます。
転職活動する上では読んでおくととても参考になりますよ。
転職の目的、転職理由、転職の軸、転職理由は転職活動をする上でとても大切です。
退職を考える前に、転職を検討する前に明確にしておきましょう。
そして何よりも重要なことは在職中に次の転職先を決めることです。
退職してからの転職活動はかなり不利になります。
現在働いている人を会社は優先して採用するからです。
会社四季報 2024年4集 秋号
「会社四季報」業界地図 2025年版
会社を辞めたくなったら転職エージェントに相談してみよう
転職の目的、転職理由、転職の軸は転職活動の軸とも言える重要なものですね。
中でも書類選考、面接で取り上げられるのは転職理由です。
この転職理由を明確にするためには、キャリアの棚卸しが重要となります。
今までのあなたのキャリアを上図のような年表形式にまとめたものです。
この作業は転職活動で最も大変ですが、やらなくても転職活動はできます。
ですが、転職活動の効率を考えた場合はキャリアの棚卸しをしてから、職務経歴書作成に取り掛かるのが、近道です。
あなただけでこの作業を行うのが大変な場合は転職エージェントへ相談するのもありです。
すぐの転職でなくても、転職を真剣に考えている方であれば、書類のアドバイスを転職のプロからもらうために使う方が効率的だと思います。
上図のシートは
オリジナルのものです。ここに登録すれば、キャリアの棚卸しに関しても添削してくれます。
転職エージェントを使うメリットは他にもあります。
その1つが公開されていない非公開求人に応募することができることです。
求人の仕事内容や待遇面でも非公開求人は良いものが多いので、使わないともったいないです。
あなたの転職先の可能性が広がるんですから。
しかもサービス利用料はすべて無料です。
あなたが損をすることはあり得ないのです。
万が一、その転職エージェントがあなたにマッチングしなければ使うのをやめればよいのですから。
繰り返しますが、転職はスピードが命です。
悩んでいる時間があったら、行動に移しましょう。
転職エージェントを中心に転職活動するのが、最も効率的です。
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