転職エージェントに会員登録したら、面談があります。エージェントとの面談で気をつけることは何でしょうか?
電話ではなく、対面での面談で【1】

転職エージェントは電話による面談も対応しています。
遠方に住んでいる場合は、訪問するのも大変なので、電話インタビューになることが多いです。
転職エージェントとすれば、実際に会ってあなたの『人となり』を知るのも目的です。
企業へ推薦する場合にあなたがどのような人かというのは、重要なポイントだからです。
遠方に住んでいる方は無理して訪問する必要はないですが、アドバンテージは対面で面談を行った方にあると言わざるを得ないでしょう。
ですので近くに住んでいるのであれば、チャンスですからあなたの転職意欲を示すためにも、対面による面談をおすすめします。
その意味でも登録する大手の転職エージェントであれば全国各地に事務所があります。
最初に大手から登録する方が良いのはこういう細かい理由もあるのです。
リクルートエージェント


面談での想定問答を事前に用意する【2】
転職エージェントへ会員登録した後どうすればいいのか?でも書きましたが、転職エージェントとの面談は、どの転職エージェントでもほぼ質問は同じです。


ここでは特に重要なポイントにしぼって解説します。
第一印象
これは面談以前の問題で、社会人として当たり前の服装、会釈、立ち振舞の確認です。
転職エージェントは企業との面接に同行する場合もあります。
視点としては、『企業に紹介しても問題ないか?』だけです。
服装は当然ですが、スーツ着用です。
企業との面接のつもりで対応しましょう。
転職理由
退職理由、転職理由を確認します。
これは必ず聞かれる項目です。
あなた自身の説得力がある言葉で説明するように心がけましょう。
あまり、転職のノウハウは通用しない部分でもありますので。
ぶっつけ本番はいい結果は出ません。
しっかりとした回答を作っておくようにしましょう。
キャリアの確認
職務経歴書を見ながら、あなたのキャリアを確認していきます。
エージェントが紹介したい求人がある場合は、その要件を満たしているかを中心に確認していきます。
面接のスキルをチェックするために、自己紹介するように言われる場合もあります。
あまり長くならない3〜5分くらいで自己紹介できるように準備しておいてください。
ここでは、エージェントの心に残るエピソードを紹介したいところです。
成功体験、失敗から学んだことなど、あなたのキャリアならば、必ずいくつかはあるはずです。
今回の求人がマッチングせずに紹介してもらえなかったとしても、つぎにつなげる爪あとは残しておきましょう。
希望条件
求人を紹介してもらう際に、転職エージェントが参考にするデータです。
- 同業他社を希望するか?
- 異業種を希望するか?
- 希望勤務地は?
- 転勤は可能か?
- 希望年収は?
- 必要最低限の年収は?
- 外資系でも抵抗ないか?
あまりに条件を厳しくすると、紹介求人が減ります。
私としては希望条件はゆるくし、実際の求人で詳しく聞くほうが良いと思います。
コンサルタントとのコミュニケーションも大事ですので、最初から『年収1000万円以下はダメ』とかは言わない方がいいと思います。
私は勤務地は全国OKとしておいて、自分の市場価値を確認するために常に求人を紹介されるようにしていました。
キャリアパス
あなたが将来、どうなりたいと思っているのかを短期、中期、長期別に確認します。
転職は、あなたの自己実現のための手段に他ならないので、そのことを理解しているかを念のために聞かれます。
転職が目的になってしまっていては、何のために転職するのかわかりませんよね。
転職を決意する前にやるべきことは?の時点でキャリアパスも考えているはずです。


あなたの熱い思いを話してくださいね。
求人を紹介されたら前向きに検討する【3】
求人を紹介されたということは、面談という名の『面接』を通過したことを意味します。
自信を持って、積極的に応募してください。
エージェントは、全力で求人の採用の背景、要求されている人物像などの情報を提供してくれるはずです。
あなたのためでもありますが、本当のところは転職エージェントの利益になるからです。
応募書類の書き方、面接の練習など全面的にサポートしてもらえます。
あなたはそのサポートに全力で答えましょう。
あなたが入社しても良い会社だと思ったら、年収アップ交渉も転職エージェントが行ってくれます。
ビジネスモデル上、なぜ転職エージェントは無料で利用できるのか?で説明したとおりあなたの年収が転職エージェントの売り上げにつながるからです。


おおよそ、想定年収の3割程度が紹介手数料として、企業から転職エージェントに支払われます。
ですが、その紹介手数料は普通は半年くらいで入社した方が辞めた場合には、企業に返さなければならない契約をしている転職エージェントがほとんどです。
そういった理由から、企業は直接応募してきた人よりも、転職エージェントが推薦する応募者を優先して採用する傾向があるのです。
直接応募の方が企業はコストはかかりませんが、採用のハードルはむしろ転職エージェントの方が低いと言えます。
この点については、間違った情報がネットなどで多く書かれています。
転職エージェントの契約について、知らない方が多いから、ハードルが高いとか言っているのでしょう。
少なくとも、私はいくつかの転職エージェントと採用担当者として契約した経験があります。
企業からすれば、転職エージェントの方で応募するのにふさわしい人材を絞っているわけなので、安心できるんですね。
非公開とする理由もそんなところにあります。
求人を転職エージェントから紹介されたということは、あなたの市場価値がそれだけ高いのです!
自信をもって、その求人に応募してみてください。
そうすることで今回がもし不調に終わったとしても、次回はより良い結果が得られると思います。
リクルートエージェント



