転職活動ではキャリアの棚卸しの実施が大事なポイントとなります。キャリアの棚卸しでは、何に気をつければよいでしょうか?
キャリアの棚卸しで注意すべき3つのポイント【気づかない人が多い】
キャリアの棚卸しでは特に注意すべきポイントは3つあります。
それは以下の3点です。
- 見やすいフォーマットで修正を容易にする
- ライフプランも視点に入れて書く
- キャリアの棚卸しの目的は強み・弱みを把握すること
一つずつ解説します。
ポイント1:見やすいフォーマットで修正を容易にする
「キャリアの棚卸し」とは何でしょう?
簡単に言うとあなたのキャリア年表のことです。
最初にキャリアの棚卸しをするために、フォーマットをつくってみましょう。
項目の追加、修正、削除、入れ替えが簡単なエクセルかスプレッドシートが良いでしょう。
あなたのキャリアにあわせて作成すればよいので、使いやすそうなものをネットからダウンロードするのも良いと思います。
ただ修正が容易なようにレイアウトには工夫してください。
ご参考までに、私が愛用しているものをご紹介します。
転職活動は仕事と同じ方法で進めよ!でもご紹介したものです。
よろしければダウンロードしてお使いください。



JAC Recruitmentオリジナルのキャリアの棚卸しシート
縦軸の経歴1・経歴2というのは、会社ごとのキャリアとなります。
ミドルの方はこれでは書ききれないので、列に所属を増やすと見やすくなるでしょう。
そうすることで、職務経歴書を作成する際に大いに役立つと思います。
更にいつからいつまでという時間軸の列を私は追加しています。
このようにあなたにとって使いやすいように、書き込みながら、見やすいレイアウトにしていきましょう。
それが職務経歴書にほとんど使えるフォーマットならば、理想形です。
ポイント2:ライフプランも視点に入れて書く
具体的にキャリアの棚卸しを行っていく上で、もう一つ考えておいたほうがよいことがあります。
それはこれからどうなりたいかのライフプランです。
例えばずっと働いていたいのか、定年後は好きなことをして過ごしたいのか?
これだけでもライフプランと言えるでしょう。
これを考えることで、これからあなたが求人に応募する際の『軸』になります。
キャリアの棚卸しをすることで、あなたの長所、得意なことを見つけ出します。
それによって転職を成功させるための3つのポイントとは何か?で書いた最も重要な転職理由・方向性、自己分析、企業分析が明確になってきます。


さらにライフプラン、できれば、マネープランも考えることで、最低年収がわかります。
いつまで働くかを決めて、住宅ローンなども計算にいれれば、必要最低年収がわかります。
働くことはあなたの人生の一部です。
人生100年時代になればなおさらです。
会社員でいる時代は人生の中ではそんなに長いものではなくなるでしょう。
だからこそ、あなたの人生観が第一となり、仕事はその次なんです。
会社のために人生を浪費する時代は終わりました。
働き方改革によって、テレワークが普及していくでしょう。
ライフプランからキャリアプランを考えてみてください。
ここは今後ますます大事になるポイントです。
ポイント3:キャリアの棚卸しの目的は強み・弱みを把握すること
第三者の視点ももちろん参考になります。
もっとも身近な存在は、上司や同僚でしょうね。
あなたが普通にやったつもりでも、まわりの評判が良かったことはありませんか?
それこそあなたの長所かもしれません。
あなたがやりたいこととできることは必ずしも一致しません。
転職活動はその重なり部を見つけ出し、最大化することです。
キャリアの棚卸しを通して、あなたが何ができるのか、逆に何が不得意なのか、あなたは何をやりたがっているのか、がわかると思います。
あなたの願望だけで突き進まないためにも、得意分野で攻めるようにしてください。
それが結局はあなたの今後の未来を作るのですから。






