
転職媒体のルールで、混乱している転職初心者「転職媒体の代表的なものには、ハローワーク・転職サイト・転職エージェントがある。求人応募後のルールが、異なるみたいで混乱している。特に転職サイトから応募すると、混乱してしまう。整理したいので、転職媒体ごとのルールを知りたいな。」
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
転職媒体には、それぞれルールがあります。特に、求人応募後は注意が必要で、転職活動を行う際にはマナーとして身につけておいたほうが良いでしょう。本記事では、採用担当の筆者が、転職媒体ごとの基本的なルールを解説します。よろしければ、読んでください。
【2025年12月最新】採用担当厳選おすすめの転職エージェント24選!【選び方も】
先日、こんなツイートをしました。
転職メディアごとのルール
?ハローワークは全て求職者が手続きする
?転職サイト経由で応募した場合。①企業求人の場合はハロワと同様②転職エージェント求人の場合は登録してから求人紹介されるかが決まる。
?転職エージェント推薦の場合は全てエージェントを通すこと。企業への問合せはNG— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) June 22, 2022
転職メディアごとのルール
- ハローワークは全て求職者が手続きする
- 転職サイト経由で応募した場合。①企業求人の場合はハロワと同様②転職エージェント求人の場合は登録してから求人紹介されるかが決まる。
- 転職エージェント推薦の場合は全てエージェントを通すこと。企業への問合せはNG
- 直接応募のルールがわかる。
- 転職エージェント推薦の場合のルールがわかる。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 現役採用担当、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
ハローワークから、求人応募する際のルール

ハローワークから求人応募する場合、直接応募となります。
紹介状をハローワークからもらったら、応募手続きやさまざまな交渉は、全てあなたが企業と行う必要があります。
面接日程の調整はもちろん、内定の連絡を受けるのも企業から直接です。
転職活動中は気が抜けませんし、落ち落ち外出も出来ません。
全てにおいてあなたが対応する必要がありますので、求人進捗状況は神経質すぎるくらいに、常に把握しておきましょう。
ハローワーク求人のみならず、並行して進んでいるほかの求人の進捗状況もウォッチしておきます。
どの求人に内定が出るか、わからないからです。
求人応募前に優先順位をつけておき、内定が出た時にあわてないで済むようにしましょう。
優先順位が低い求人に内定が出ても、その時は落ち着いて対応できます。
転職を繰り返さない為にも、内定が出た求人は、今一度調査しましょう。
【ブラック企業に転職しないために】応募・内定承諾前に4項目を調査
良い評判が見つかるかもしれません。
内定辞退した後に気づくのは遅いです。
内定辞退後の再応募はバレる?採用担当が明かす企業の本音と成功戦略
内定辞退した後での再応募は可能ではありますが、企業から信頼を失うだけ、不利です。
もう一度検討してみて、魅力的な求人でないと判断できれば、辞退しましょう。
【採用担当だからこそわかる】選考辞退した会社に再応募する戦略・対策とは?
その場の勢いや理由もないのに、「内定承諾」したり「内定辞退」するのは、企業に対しても失礼です。
転職活動をトラブルなく進めるためには、求人の進捗管理がとても大切なんです。
最低限、どの転職媒体から求人応募したのかは、きちんと表にしておきましょう。
直接応募は、転職活動の基本形です。
【採用担当が解説】求人応募した後の進捗管理はどうすればいいのか?【テンプレ公開】
選考が進むにつれて、この求人はどこ経由で応募したのかを把握していないと、誤った対応をしかねません。
直接応募は、とてもシンプルです。
あなたが全て対応すれば、良いから。
他の転職媒体でも、同様の求人管理が必要です。
最も注意すべきなのは、転職サイト経由で求人応募した場合です。
転職サイトから求人応募する場合のルール

転職サイトの場合は、掲載求人が2つあります。
1つ目は、企業求人の場合です。
もう一つは、転職エージェント求人です。
後者の場合は、転職エージェントへ登録する必要があります。
転職サイトを使って応募する場合は、どちらの求人かをその都度記録しておく必要があります。
企業求人と転職エージェント求人では、求人応募後のルールがちがうからです。
転職エージェント求人であれば、直接企業に問い合わせることはタブーです。
直接企業に問い合わると、マナー違反と判断されてしまいます。
普通は、選考が見送りになります。
こんなことで選考結果が不調になっては、馬鹿らしいですよね?
転職エージェント求人は、全てエージェントを通すのが鉄則です。
直接応募の場合は、企業と直接やり取りしなければいけません。
転職サイトは両方の求人が、しています。
スプレッドシートで、求人の進捗管理するのが一番簡単です。
例えば下図のように管理すれば、そんなに面倒ではないと思いませんか?

転職媒体に関しては、社名も書きましょう。
リクナビ、マイナビエージェントのように。
転職サイトの場合は、企業求人・転職エージェント求人と2通りあるため、もう一列増やす必要があります。
筆者は、転職サイトを求人検索だけで、使っていました。
もったいない気もしますが「非公開求人」を転職エージェントが数多く保有しているので、特に気にしませんでした。
求人応募は、転職エージェント推薦と使い分けていました。
転職サイトは求人ニーズをマーケティングするために使っていました。
【失敗せず】転職の進め方で転職サイトと転職エージェントを使おう!
転職エージェント推薦で応募する場合のルール

筆者は転職活動で、転職エージェントを主に使っていました。
転職エージェント推薦では、直接企業にアクセスしないということに加えてもう一つルールがあります。
それはある転職エージェントから紹介されて、求人応募したら当面別の転職エージェントからは求人応募してはいけないということ。
これは全ての転職媒体について、共通です。
採用担当者の立場になって考えてみると、おわかりだと思います。
同じ履歴書・職務経歴書が送られてくると、人事は迷惑です。
書類選考はスルーされ、結果の連絡もなくても文句は言えません。
別の転職サイト経由で応募しても、ハローワーク経由での応募も結果は同じです。
数多く求人応募していると、知らないうちに再応募をしていることがあります。
筆者もきちんと求人が管理出来ずに、再応募してしまったことがあります。
転職の軸が定まっていれば、同じような求人を選ぶのは当然です。
問題は求人応募したことを忘れていることです。
このようなことを避けるため、求人進捗管理表を作って、日々更新しましょう。
進捗状況が変わったら、すぐに記載する習慣をつければ、面倒ではないはず。
同じ会社に求人応募しているかは、スプレッドシートやエクセルでフィルター機能を使えば、すぐにわかります。

ここまで、転職媒体ごとのルールを書いてきました。特に目新しいことではないですが案外ご存知ない方も多いので、今回記事として取り上げさせていただきました。転職活動で、色々な転職媒体を使うと混乱してきます。それを放置しますと、あとで応募先にも迷惑をかけてしまいます。簡単な求人管理だけで、トラブル防止になります。転職活動中の方で、求人管理をしていない方は、今からでも始めましょう。



